車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 10月20日 (月) - 470日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 千葉さん宅

本日の移動 : 猪苗代町~土湯峠~二本松市~三春町

走行距離 : 77.8km

累計距離 : 21,244km
本日の出費

食費 : 258円

観光費 : 300円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 観光費:二本松歴史資料館

現在地 : 福島県三春町  ( 全走行図 )

旅立ち

 旅立ちと言えば普通は見送られるほうだが、私の場合は見送ってしまった。朝の出発準備が遅く、またどうしてもある程度、せめて居場所と写真を載せるくらいは出発前にHPの更新をしておきたく、7時に起きて必死になって頑張っていたが、しかし、8時過ぎ、仕事の為に出かける河崎さん、秀さん、そして田部井さんを見送るとこになってしまった。お礼の言葉も思いつかないほどお世話になり、またいろんな事を教えて頂いただけに、さらにはこのロッジが好きなだけに、別れは辛く固い握手と後、涙を堪えながらバスを見送った。惚れ心から尊敬している人たちだけに、いつもの出会いと別れ以上に今回の別れは心を締め付けるものがあったが、しかし、これが別れでなく出会いといつものように自分に言い聞かせてバスを見送り、そして自分も遅れながらも9時半、お世話になったロッジのみなさんに見送られて、何度も振り返りながら高原ロッジを後にした・・・ ありがとうございました。

 青空が今日も眩しいほど照りつける中、こうして自転車を漕ぎ始めた。3日間も全く自転車にまたがっていなかっただけに重く感じもする自転車だが、しかし、今は寂しさを堪える為に必死に自転車を漕ぎたい気分でありそれが丁度よくもあった。そして目指す二本松へは峠越えの為に待ってましたとばかりにきつい登り坂が目の前に立ちはだかり臆することなく黙々と漕ぎ出していった。そして力漲ったお蔭かあっという間に土湯トンネルへと登りあがった。このトンネルを越え下っていけばもう二本松である。しかしひとつ問題があるのだが、それはこのトンネルが歩行者・自転車が通行止めということで、これも前々から情報として知っていた為に驚きはなく、すでに強行突破をしてしまおうと登る前から考えていた。しかし、いざここまで来て見ると、やはりその通行禁止という看板に動揺する。根っから悪いことができない私のようで、迷いに迷った末、結局、旧道を進むことにした。さらに300m以上標高を登らなければならないが、しかし、まだまだ今日は不完全燃焼の身体ということもあり、また無我夢中で坂へと向っていった。そして11時半、無事に峠へと登り詰め、その感動、達成感を味わうことも今回はなく、そのまま一気に二本松へと坂を駆け下りていった。

お世話になった
河崎さん(右)と秀さん(左)
&名犬”ロッジ”
出発前に
ロッジの方みんなと撮影
峠にアタック
休憩中には荒木さんから
頂いた梨タイム

 こうしてまたいつもの自分の旅へと、現実へと戻って行き、二本松観光が始まった。まずは二本松の顔とも言える霞ヶ城散策。ここでも戊辰戦争の悲劇が多々あり、それら史跡を散策後、噂に前々から聞いていた菊祭りを見学するべく立派に復元された箕輪門を越えていったのだが、しかし入園料1200円に驚き尻込み・・・ 菊の花の美には今はそれほど興味ない私は、外から覗くだけで諦め、最後、巨大な富士山型の樹齢300年とも言われている傘松を見学し、霞ヶ城を後にした。ちなみにこの霞ヶ城、ほんと立派な松の木が多いことに驚かされた。二本松と言う名もこの辺りから付けられたのだろうか、そんな疑問も膨らませて、次に向ったところがこの二本松で一番楽しみにしていたところ、そこは歴史資料館。とくに幕末のこの二本松の歴史を知るために入館したのだが、企画展の為に常設展まで埋め尽くされ、自分の見たい歴史は結局見ることが出来なかった。またせめてパンフレットからでもと思い、いろいろ頂いたのだが、どれも幕末については語ってなく、ただ、この二本松藩は丹羽家の格式の高さだけが一生懸命に述べられているのが印象的でたった。

ようやく登りきった!
標高1240m土湯峠
二本松城跡
少年隊顕彰碑
城跡散策
天守より望む
安達太良山
少年隊像
見事に復元された
二本松城箕輪門
菊祭り開催中
菊人形がずらりと並ぶ
霞ヶ城の傘マツ

 こうして歴史を見れなかった分、ちょっとガッカリの観光となってしまったこの二本松を後にし、後はまたひたすら自転車を走らせて三春町の千葉さん宅を目指した。そう、もう何度もお世話になっているあの千葉さんで、今回も是非にと誘って頂き、こうしてまたお邪魔することになり、山間部のアップダウンを必死に越えて行き、ようやく三春市街へと入っていった。しかし、ようやく入ったこの三春市街にであったが、ホッとしたのも束の間、市街でもまだまだアップダウンは続き、また昔ながらの 城下町が今も残るだけに道路は入り組み迷い迷いで市街を抜け、三春ダム近くにある千葉さん宅に近づいた頃にはすでに辺りは真っ暗・・・ いつも連れられて千葉さん宅へと行っていただけに家の場所がうる覚えで最後も行ったり来たり、終いには心配してくれ千葉さんが車で迎えに来てもらい、そして18時頃、ようやく数日振りの千葉さん家にまた邪魔した。

 今夜はこの三春名物の三春ソーメンを食べさせてくれることになり、すぐ近くの温泉に入ってからご馳走になった。これがまた美味しいこと♪ソーメンと言うと貧弱な麺のイメージを持っていたのだが、そのしっかりした歯ごたえにビックリ!さらには巨大な三角の油揚げにネギ味噌を入れて焼いた同じく三春名物の”ほうろく焼”もご馳走になり、そして帰ってからはお酒もご馳走になって、気持ちよく酔い、そしてもちろん話も盛り上がり気付けば今日も午前様。0時過ぎに慌てて就寝する有り様であった。ありがとうございました。

千葉さんと温泉へ♪
名物・三春ソーメンを
ご馳走に♪

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん・サラダ・味噌汁など
 ・昼食 : 梨・パン
 ・夕食 : 三春ソーメン・ほうろく焼




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