車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 10月19日 (日) - 469日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 沼尻・高原ロッジ

本日の移動 : 猪苗代町~(車)~東吾妻山登山~(車)~猪苗代町

走行距離 : 0.0km

累計距離 : 21,166km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 福島県猪苗代町  ( 全走行図 )

登山への思い

 今日も割り込み参加。普通ならとても参加できない田部井さんのプライベート登山に今日も仲間入り♪7時に起床し、HPの更新作業、そして朝食をご馳走になったりと、今日も慌ただしく朝の時間を送り、そして9時頃、マイクロバスにみんなと揺られて登山へと共に向わせてもらうことになった。そのバス内で、皆さんを前にしてちょっと緊張の自己紹介をさせてもらいながら、バスは坂をドンドン登って行き、そして標高1580mは浄土平へとバスは到着した。今日の登山は東吾妻山。1週間ほど前に西吾妻山を登頂したが、その同じ連峰のひとつであり、両山とも遠くから眺めればひとつの山に見えるほどである。そのため、西吾妻のような景観を思い浮かべての今回の登山であったのだが、しかし、西と東では展望は一変。木々のない荒々しい大地が迎えてくれた。しかし、鎌沼経由で東吾妻へと歩き始めれば、景色はまた優しい稜線を持つ、穏やかな吾妻山の姿となり、ホッと心落ち着かせてくれる。あの異世界の木々のない荒々しい姿はドキドキ興奮こそさせてはくれるが、こうした心和ませるものはない。かと言ってどちらが良いとも言うこともない。どちらとも私は好きだが、今回は同じひとつの山にも関わらず共に楽しめ、さらにはその2つの差の強烈なだけに、共に感動も大きく、とくに穏やかな酸ガ平、そして鎌のような形をした鎌沼の青々と輝く姿に魅せられ、写真好きな河崎さんと共に一緒になって写真撮影に力が入った。

 さて、田部井さんとの会話である。そこが読んでる方も気になるところだろうが、やはり話の内容は世間話程度である。昨日の日記にも書いたように山に関しては、山に居るのにも関わらず聞きにくく、どうしても場が場だけに有名人として扱いたくない為に、ついついそういう話を控えてしまう。でも、世間話の中からでもいろんな話を聞くことが出来たことと、またなぜか一緒に居るだけで山がもっと好きになれたことは確かであった。そんな自分がちょっと不思議におもうほどである。また、こうしてたくさんで列を作って歩くのもまた楽しかった。花の話を聞かせてもらったりしたのも花に興味を持つきっかけともなった。今までなら花の話が出たとしても、その名前だけで、今回は、たとえばその生態、また特徴を聞かせてもらったりとさすがはガイドのプロと憧れながら聞き入っていた。しかし、ただ憧れるだけでなく、悔しさも感じ、負けてられないと本格的に勉強し調べてみたいとも思うようになった。今回のこの登山、いや、この高原ロッジでの出会いが山を見方を変え、もっと勉強し追いつきたいという気持ちを起こさせるきっかけとなった。そして山がもっと好きになった。

 ちなみに今回の山行。いつもと違い連れられていっただけに、その要所要所の感想は少ない。また、山というよりハイキングであったということも大きいかもしれない。いつものように山と相談しながら登ったり、山に問いかけたり話したり、そういう自分と山との対話は少ないが、しかし、こうしてたくさんで行ったからこその感じることは多く、いつもと違い、山と客観的に接したような今回の登山であり、山に対して新たな見方が出来、いつもと違う山の姿を知る事が出来た。それは木々だったり花だったりするのだろうと思う。収穫の大きいそんな今回の登山であった。以下は写真で登山を共に楽しんでください♪

さあ、東吾妻へと出発だぁ!
尾根を浮ぶ登山者
鎌沼付近は別世界
光り輝く鎌沼
鎌沼を見下ろす
鎌沼
ちょっと一休み♪
姥神石像
山頂にて田部井さん夫婦
下山も快適♪
姥ヶ原で昼食タイム
吾妻小富士
一切経山方面
吾妻山を振り返る
不動沢

 さて、無事に下山し登山口である浄土平へと戻ってからは、田部井さんお勧めの高原アイスを頂く為に、車は一度福島市街へ方面へと走らせて、そして下ったと思ったら今度は国道115号を登り返し、岳温泉方面へとマイクロバスに揺られて行った。眺める景色はどこも素晴らしく、見上げれば荒々しい東吾妻の山肌が迫り、そして眼下にはいつまでも福島市街を見下ろすことができた。そして、もうひとつ驚いたのが、その混み様であった。ただ自分たちのバスは運良くいつも渋滞とは逆方向で気持ちよく走り抜けるが、反対車線はまるで地獄の様な状態・・・ さすがは紅葉シーズンであり、また日曜日であることを実感しながら、それら渋滞を眺めて着いた先にはアイスが待っていた。これがまた美味しいこと!今までいろんなところでアイスを食べてきたが、しかし今回のは初めて食べる今までにない食感、そして味。そしてくど過ぎず、またあっさりし過ぎず、丁度良い味。もうみんな絶賛しながらアイスを頂いて、車はロッジへと帰路についた。

 こうしてのんびり今日の山行を楽しんだのだが、しかしちょっと心は慌ただしい帰路となった。実は今日はわざわざ新潟より会いに着てくれた方がいた。以前、北上時に新潟でお会いした荒木さん。HPも更新されてなく情報もないまま、また自分の携帯も圏外の為に連絡取れないまま1日この周辺を捜し求め、そして探しようもなくなって途方に暮れたとき、最後に訪ねたところが高原ロッジ。行き詰まったら原点に戻れという言葉を胸に訪ねてきてくれた。そんな荒木さんがロッジで待っているということで、再開を楽しみにして、帰路渋滞に巻き込まれ心を焦らせていたのだった。こうして待たしてしまったが、無事に再会した荒木さんと1時間ほど楽しく雑談を交わしのんびりとロッジでの時間を過ごす。そして、この今日の私の捜索話も聞き、またその中で荒木さんの彼女、ベッキーさんの事も。風邪を拗らせてしまい今日これなくなってしまったそうだが、しかしHPを通して今日の私の居場所を荒木さんと共に必死にさがしてくれたそうだ。ありがとうございました。このあと電話でしかお話することができなかったが、それでもこうしてベッキーさんも交え3人でお話でき楽しい夕方の団欒となった。ほんとうにありがとうございました。荒木さんを見送る手には、差し入れの新米を感謝の気持ちいっぱいで握り締めていた。

 今夜がこの高原ロッジでの最後となる。夜、ロッジ内が落ち着いてから送別会を開いてくれた。そのことがほんと嬉しく、「がんばれよ!」とみんなして声を掛けてくれた。もちろんその温かい気持ちが嬉しく、また自分がお世話になったみんなが好きになっただけに、また尊敬しているだけに別れの辛さは大きく、その言葉に涙を堪えるのがもう必死であった。河崎さん、渡辺さん、秀さん、ほんとうにありがとうございました。最後はロープの山での活用法、結び方などいろいろ教えて頂き、最後の最後までお世話になりっ放しの高原ロッジでの忘れられない夜であった。もう、こうして思い出し書いているだけでも辛くなってくるので、もうここで終えようと思う。それほど自分にとって大きな出会いであった。ちなみに就寝は今日も2時近くであった。

 また必ず遊びに行きます!ありがとう・・・

不動沢にて
訪ねてきてくれた
荒木さんと♪
ロープワークを学びながら
最後の晩餐

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん・サラダ・味噌汁など
 ・昼食 : おにぎり・シャケ・漬物・アイスなど
 ・夕食 : おにぎり・豚汁・焼き魚など




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