最近ちょっと読書にはまっている。はまっていると言っても毎日1~2時間の読書で、さらに活字が苦手な私は読むのが遅く進まない。
ちなみに私は語学が大の苦手で、読書など興味もなにもなかった。そんな私が今、読書が好きになっている。そんな自分が不思議で、また、意外な自分を見つけたようで、なんか嬉しかったりもする。
これもすべて日本一周がもたらしたものだと思う。私は日本一周を考えるようになってから変わった。なにが変わったかは自分でもよくは分からないが、ただ言えることは好奇心が強くなった。そして何事にも自分に自信が持てるようになった。その好奇心の中に読書も対称になった。ある旅人のHPも見ていると、愛読書として”竜馬がゆく”を挙げていた。また、竜馬を尊敬し、その旅の中で竜馬の史跡を訪れ楽しんでいた。私はそんな旅に引かれ、またその竜馬とはどんな人なのかを知りたくなり、その本に興味をもった。
さっそく本屋で探してみると、なんと全8巻の長編小説であった。あまりの長編にちょっと迷いもしたが、それでも読んで見たいという気持ちが強く思い切って購入した。読み始めると意外に面白い。実は以前に戦国時代が好きな私は、ある戦国武将を描いた小説に一度挑戦したことがあるのだが、途中で挫折してしまった実績があった。今回この”竜馬がゆく”を読み、以前に読んだ小説とは文構成がまったく違った物で、読みやすく、また面白いことにビックリした。同じ小説でも書いた人の違いでここまで違う物になるとは思っていなかった。すっかり、著者である司馬遼太郎のファンになってしまった。さらに幕末という時代のおもしろさも知った。今までは戦国時代しか興味がなく、他の時代はまったくと言ってよいほど知らないでいたし興味もなかった。だが、日本一周考えるようになってから、日本の歴史について知りたくなってきた。とくに今の日本がどのようにして出来たのか、ということに興味をもった矢先に、この本に出会ったから、おもしろさも倍増した。
それから幕末に魅了されてしまった。今では司馬遼太郎著の幕末小説を毎日楽しく読んでいる。読んでいて活字のすばらしさも知った。このような日記でも活字を知っていれば自分の素直な気持ちを表現でき、また自分を見つめ直すこともできる。また、それをまとめた、俳句や詩にも興味をもった。今の私なら国語の授業を楽しく受けることが出来るだろう・・・
最後に、幕末を知り、志士達の活躍を知り、その史跡を訪ねることが旅の楽しみとして加わり、さらに旅の出発が待ち遠しくなった。