平日は仕事と自宅の往復の平凡な毎日で書くことが少ない。仕事を終え帰宅し、夕食とちょっとした団欒を楽しみ、HPを更新して、読書をして・・・ と、そんな毎日である。
昨日は母の日だった。いつも心配ばかりかけている母について今日は語ろうと思う。動機でも述べたが、私は仕事を辞めることに対し迷いに迷った。それは仕事が好きであったからだ。それと、もうひとつ旅を決意するに迷ったことがある。それは母に対してである。仕事を辞め、旅に出るにあたり、親に心配をかけることが辛かった。悲しませる事が辛かった。さらに父に親孝行もできぬまま亡くし、せめて母には精一杯の孝行をしていきたし、また親不孝な事をしたくはなかった。
今までもサーキット走行や登山などでいろいろ心配をかけてきた。ただ今回のはレベルが違う。さすがに私も告白するに勇気がいた。実際になんども旅を断念しようかとも思った。親不孝にはなりたくなかった。だが、自分の夢を実現させたい!という気持ちが強く、ついに親に告白した。
案の定、母は困惑し頭は真っ白になっていた。私はそのときかける言葉が見つからずその部屋を後にした。母はいつまでも困惑していた。
後日、私の旅に対し語ってくれた。もちろん親として反対したが、私の性格を知る母は、言い出したら止まらない事を知っていてか強くは反対しなかった。逆に旅の心配や内容について質問し、私は旅の内容を出来るだけ詳しく話した。そして母は旅を認めてくれた。そんな母に対し感謝の心でいっぱいである。やっぱり反対されて強引に旅へ出発するよりも、皆に応援されて出発したい。
私はそんな母の性格を改めて尊敬し、自分も子ができた時には同様に子の気持ちを尊重していきたいと思った。
最後に旅の前に、母に家族旅行をプレゼントしようと思っている。実は今まで家族旅行というものをしたことがない。あるのかもしれないが私の物心ついてからはないだろう。あるとすればキャンプ位までで、旅館・ホテル等へ泊まりの旅行はない。だから今回、旅を出るのをきっかけに、家族旅行をプレゼントして少しでも親孝行したいと思った。