車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 5月4日 (日) - 301日目

天気 : 晴時々曇

体調 : 良好

宿泊地 : 道の駅・さかい

本日の移動 : 河野村~越前海岸~東尋坊~坂井町

走行距離 : 99.1km

累計距離 : 12,776km
本日の出費

食費 : 1404円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 食費:自炊用食材多く含む

現在地 : 福井県坂井町  ( 全走行図 )

のんびりと・・・

 距離は約100kmの走行とやや私にしては伸びたが、でも、のんびりとしたペースでの立ち寄りだらけの楽しい走行であった。そんな一日の中で特に嬉しかったのが、小さな子供から、年配の方まで、もちろんライダーも♪たくさんの方々に応援の声をかけていただいた。それらがほんとが励みになり、また心を弾ませてくれる。ありがとうございました。でも、一方、みんなこうして旅に出てしまっている分、急にアクセス数が激減したのは寂しくも感じ、でも、考えようによっては、みんな休日をそれぞれ楽しんでいる方が多いということで、そう考えると嬉しくも思う。複雑だ。

 昨夜は道の駅の休憩所のベンチでの就寝。これが意外に熟睡することが出来ずに苦しめられた。とくに安眠を妨げられたのが、明るい室内とテレビ。このテレビが3時ごろまで続き、ようやく寝れる!そう思っても、5時には放送と共にまた放映が始まった。おかげで5時半頃には起こされてしまい、仕方なく眠い目を擦りながらのPC作業が始まった。

 合間を見て、身体を伸ばす為に休憩がつら外を散歩♪すると、なんと昨夜出発するはずの”宏也”の車がまだあるではないか!そして6時ごろ「おはよう~」っと、苦笑いしながらやってきた。どうやら朝、起きられなかったようだ。でも、昨夜、寝るときに「起きれたら夜中に出発しますね!」そう言って車にもどっていったので、ある程度はこれは予想していたことだった。また今朝もさっそく2人、いろんな話で盛り上がり、そして7時半ごろ最後に一緒に車の前で写真を撮って出発していった。来てくれてありがとうございました。

 さて、自分も出発しなければ!でも、テレビを見ながらのんびり日記を進めていったために出発は9時近くになってしまった。早朝から賑わう道の駅を出発すると、数キロに渡り下りが続く、これがここまで下りが続くとは思わなかっただけに薄着で寒いこと寒いこと!「ひえぇ~、寒い~」と、悲鳴を上げながら下っていった先にはちょっと気になる観光地”北前船資料館”で足を止めた。現存する船主の館や倉が資料館となっていてなかなか見応えがありそうであったが、ちょっと入館料が高く断念した。

早朝、宏也と一緒に♪
ありがとう
北前船主の館
「右近家」
北前船

 越前海岸を気持ちい潮風を浴びながらのんびり走る。左には日の光を浴び光り輝く海、そして右手には常に切り立つ山が聳え立っていた。荒々しい海岸線沿いではあるが、道のほうは心配していたほどアップダウンはなく、快適そのものであった。気分もよかったのもあって、途中にあるちょっと気になるところ、神社や奇岩などいらんなところに立ち寄り遊びながらの走行で、楽しかったためか、距離のほうもいつの間にか伸びて、越前岬へと到達した。この辺りからさらに海岸線は荒々しくなり、奇岩も多くなってくる。その中でもとくに目を惹くのは「呼鳥門」で巨岩が大きな門を作っていた。また面白い岩では「鳥糞岩」。名前からしても「えっ」と言う名前だがその名の通り、高さ50mにもなる絶壁上から鳥糞を落とされたように白く流れていた。

恵比須宮にて
恵比須宮前の断崖絶壁
「こえ~」

 この先から、辺りは霧で包まれ始めた。右側の山々が飲み込まれるように霧が下りてきて、そしてあっという間に山は全て飲み込まれてしまった。先ほどの快晴が嘘のような天気であるが、これもまた神秘的で、また涼しくて悪くない。この先もいろんなところに立寄りながら走行していったのだが、時期に睡魔が襲ってきた。やはり、昨夜のあの睡眠が堪えているのだろう。ちょうどよい静かなベンチを見つけ、ちょっと仮眠をとることにした。が!、ここでビックリ!日差しを遮る為に帽子を深く被ろうと思ったのだが、その帽子がない!!またも大切な思い出を落としてしまったか?!どこに置いてきたのか必死で思い起こすが記録にまったくない。そして今日撮った写真でも振り返り、恵比須宮までは帽子があったことが分かった。そのあとの道のりでは休憩した呼鳥門が有力!数キロの道のりを、帽子が見つかることを祈りながら引き返し、そして予想通り無事発見♪前回、ネックレスをなくした苦い思いがあるだけに帽子と再会できたこの喜びは大きかった。

玉川洞窟観音
越前海岸「呼鳥門」
徐々に霧に包まれる

 ホッとして、また改めて自転車を漕ぎ出した。安心したこともあってか、また強い睡魔に襲われ、先ほど見つけたベンチで改めて仮眠♪晴れ間も時折見せ、ポカポカした気持ちよい陽気で、1時間半ほど幸せな時間を過ごした。14時ごろ、またのんびりと出発した。今日はこの先も道草ばかりで、フラフラいろんなところに立寄りながらも、のんびりと距離を延ばして行き、そして到着した先は一大観光地”東尋坊”だ!さすがに物凄い賑わいで、その賑わいからもこの東尋坊に対する期待が高まった。名前も有名なだけに、また”九州の東尋坊”など今まで幾つか、もどきを見てきただけに、その本物の凄さに、期待が高まるばかりであった。

 大勢で賑わう、まるでどこか有名な寺院の参道のようなお土産店の並ぶ道のりを歩く。海産物がメインのどれもこれも惹かれる品ばかりであるが、ただ、どれも目が飛び出るほど高い!GW料金ではないかと思われるほど、いつもの他の観光地よりも値段が高かった。それとも有名な東尋坊のこれが料金なのだろうか・・・ そんなことを考えながら行き着いた先は断崖絶壁の東尋坊。が、思っていたよりも規模は小さく、あまりにも期待が膨らんでしまっていただけに、ちょっとショックを受けるほどになってしまった。それでも崖上の間近までいくと、やはり迫力は満点!さらには東尋坊の岬への行こうと思うと狭い崖上を渡らねばならず、そこでは老若男女が悲鳴を上げながら通過していった。

賑わう東尋坊
東尋坊の断崖!
「こえ~」

 東尋坊の人ごみを抜けて、今度は雄島へと向った。島まではコンクリート製ではあったが赤く塗られた長い長い橋が架けられていた。そんな美しい参拝意欲をそそるそんな橋を渡っているときにある話を思い出した。それは松江でお世話になった時に見た心霊テレビで、その舞台が、なんとこの雄島であった。東尋坊で身を投げた人たちがこの雄島で上がることが多く、それらの霊がこの島に漂うと言う。そんな霊を慰める為か、雄島にある神社は真っ直ぐ東尋坊の方へと向けられ、不思議とそこだけ視界が開けていた。ちなみにそのテレビに寄ると何人もの人が面白半分で夜にこの地へ踏み入れ、何人も帰らぬ人となっているそうだ。真実は分からないが・・・

 今日はあまりにのんびりと走ってきてしまったためか、思いのほか時間の方は日暮れが近づきつつあった。最後にここ丸岡藩の幕末期、異国対策として作られた砲台跡を見学して、今日の寝床予定地、道の駅・さかいへと向った。あと、目的地まで1,2キロ、そんな地点で本屋を発見♪もう暗くなっても問題はないので、ここでのんびりこの先の旅の情報収集!さらに道の駅横の激安大型スーパーで買出しもして道の駅へと入った。

雄島
大湊神社
丸岡藩砲台跡

 この道の駅も嬉しいことに24時間開放の休憩所がある。ただ昨日安眠を悩まされただけに、ここでの就寝はどうしようか迷いながらも、とりあえずこのテーブル&電源までお借りできるこの休憩所で日記の更新からはじめた。そんなときであった、あるライダーの方がこの道の駅へと同じように寝床を求めやってきた。このGWだけの短期の旅だそうだが、そんな彼、”奥野”さんが偶然にも私のことをしっていた。それはいつも通りHP上で知っていたのではなく、友達から「こんな人と会ったよ!」っと聞かされたことがあったとのことで、その友達とは、この旅を出発する前まで遡り、まだ在職中の時、この旅の予行練習でもあり体力づくりでもあった初めての旅、伊豆一周の時に始めて知り合い話したチャリダー”イケベ(アントン)”さんだった。それもほぼ一年前、5月5日の出来事で、なにか不思議な出会いの繋がりを感じた。このあと、奥野さんのお酒の買出しへと出かけ、一緒に小さな宴会♪そんな中に、同じく旅行中の子供”山本”くんも加わり、23時過ぎまで楽しい時間を過ごし、そのあと、今夜は昨日の失敗もあってテントを張って就寝した。

乾杯!♪
ライダー奥野さんと♪
近所の子も乱入!♪

★今日のお食事♪
・朝食:菓子パン×2・エネルギードリンク
・昼食:菓子パン・コンビニ弁当
・夕食:コロッケパン・味噌汁・チューハイ




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