民宿「げっとう」朝出発前 昨夜は夜遅くまでHP更新作業等頑張ったが、でも、今朝ものんびりしてられない。5時半には起床して出発準備に取り掛かる。まずは自転車メンテナンスから。実はブレーキシューが全く言っていいほど残量がなく金属部が見え始めていて危険な状態・・・ そのため、昨日買ったブレーキシューと前後共に交換した。それから洗濯物を取り込み、食事、自転車へ荷物の積み込みと、慌ただしい朝を迎えて、そして7時にお世話になった民宿「げっとう」を出発した。
港までは近く5分ほどで到着することが出来た。さっそく乗車券を買いに窓口へと行くと、そこに”石垣~那覇”便でも一緒だった小竹さんと再会!今回も嬉しいことに同じフェリーだ♪さっそく乗船して、定刻の8時に予定通り船は那覇を離れていった。
2等室は広いフロアーに幾つも毛布が並べてあるような部屋だ。乗客は少なく数十人は入れるだろう部屋で数人だけしかいない状態であった。そんな室内で知り合った方、北海道の増田さん、ライダーの松尾さんだった。そして小竹さんも交えて4人で会話が尽きないほど意気投合して船旅を楽しんだ。船は思ったよりも揺れることなく、楽しい会話を交わしているせいか、時間はあっという間に過ぎていった。
こうして本部、与論と寄港していって、ここで小竹さんとはお別れだ。小竹さんの住む北海道での再会を約束して下船して行った。懐かしい与論に大地を眺めながら小竹さんを見送った。
フェリーでの出会い
左・増田さん
右・松尾さん
ここでも会えました!
中・小竹さん
小竹さんは与論で下船 この次の寄港地は沖永良部。ここも忘れることの出来ない思い出の土地だ。たくさんの方と知り合い、そしてお世話になり、さらに中学校で講演をするという体験までさせてもらった島だ。実はそんな島で荷物を受け取ることになっていた。ある女子中学生が差し入れをくれるという。さっそく一時下船してターミナルの受付へと行って聞いてみると、可愛い袋に入った荷物を手渡された。そして、そのお礼にと、用意してあった荷物を彼女に渡してもらえるようにとお願いした。
そんな荷物の中身は盛りだくさん。中でも嬉しいのがバレンタインの手作りチョコであった。美味しいチョコの味を噛み締めながら、この先、北上へ向けての意欲が高まっていった。こうして元気を貰って船は思い出の地、沖永良部を出航していった。
この先、船の揺れも穏やかだったことから、昨日の日記を書き始めた。でも、やっぱり船酔いが恐ろしく半分横になりながらの体制でのパソコン操作であった。船はどんどん北上して行き、次の寄港地、徳之島ではなんとお世話になった徳久さん一家が港へと出迎えに来てくれていた。家族みんなで来てくれてその嬉しさは言葉で表せないほどであった。出航ギリギリまで船内で、徳久さんとの久しぶりの会話を楽しみ、少ない寄港時間はさらに一瞬で終わってしまい、もうお別れのときとなってしまった。最後に差し入れにと、酔い止めを含むたくさんの薬と、そして嬉しいお弁当を頂いた。ほんと嬉しかったです。ありがとうございました。こうして手を大きく振って別れを惜しみながら船は出航していった。
沖永良部寄港
頂いたバレンタインチョコ
などなど♪
駆けつけてくれた
徳久さん一家
徳之島にて
徳久さん一家 駆けつけてきてくれた
寿さん♪ この先から、船は大きく揺れだした。時にはこんな大船でもここまで揺れるのか!っと驚かされるほどの揺れや衝撃を感じるほどであり、さすがに横になって仮眠をとることにした。横になれば昨日の睡眠不足から熟睡まで時間はかからなかった。もう爆睡状態で時間は飛ぶように流れていった。そんな爆睡中の中、「中村真也様、中村真也様・・・」というアナウンスで目が覚めた。なんと、奄美大島では”寿”さんが出迎えに来てくれていた。この方は徳之島の徳久さんのお姉さんで、徳久さん宅でお世話になっている時に、一緒に向かえてくれて、そして登山したりと楽しい時間を共に過ごした。そんな寿さんが、23時過ぎという時間にも関わらず、わざわざ来てくれたのだ。ここでもぎりぎりの時間まで会話を楽しんだが、でもあっという間の寂しさの残る短い時間であった。でも、そんな時間でも会えてほんと嬉しかった。ありがとうございました。最後に差し入れ(お弁当)を頂いて船はいよいよ鹿児島市へと向けて出航していった。
このあと、船内で今日の分のHP更新作業を船の揺れに耐えながら1時間ほど行って、そして0時過ぎに就寝した。たくさんの思いを胸に・・・