明日、この沖縄の地を去る為に、この久米から一度那覇へと戻る為に、1日1便の9時半発のフェリーに乗るべく、慌ただしい朝を迎えた。今朝は6時半起床し、ご飯を炊きながら、昨日の水害の為に濡れてしまっていたために干していた荷物の回収作業。大方乾いてくれていたので助かった。ただ、地図だけは致命傷でページをめくる事さえできない地図と化していた。
8時ごろ、荷物をまとめて終えてターミナルへと出発!途中の商店で昼食用にとパンを購入して、準備万端にしてのフェリー乗船であった。こうして出発前の船内で昨日の日記書きを始めるが、出航と同時に、中止、そして途中の渡名喜島寄港時にまた再会、そして中止と繰り返し、こうして最後の那覇港寄港前にもう一分張りしてようやく書き終えることが出来た。そんな日記書き以外の時間はただひたすら横になって仮眠を取ったりし船酔いを防いでいた。そんな船旅であったが、ひとつ嬉しいことが♪それま来るとき同様にクジラを見ることが出来たことだ。ただ、今回は大きく尾などを上げたダイナミックな姿を見ることが出来ずに、ただ、潮を上げていく姿だけだったが、それでも大満足なクジラの勇士であった。この冬の季節、クジラウオッチングのシーズンとはいえ、こうして2度とも見れるのはかなりラッキーなのだろうか?それとも、よくある事なのだろうか分からないが、でも自分にとっては衝撃的な遭遇で、その嬉しさと刺激は言葉に表すことが出来ないほど大きなものだった。
そんなラッキーな事もあった4時間の船旅を終えて那覇港に入港。そしてまず向かったのが、那覇滞在時にお世話になった民宿「げっこう」へと向かった。その時は残念ながら、ご主人不在の為に再会を喜ぶことが出来ず、そっと荷物を置いて、早々に市街へと向かった。この沖縄最後の観光ということでやりたい事がいっぱいで、慌ただしい出発だった。
ちょっと予定より遅くなってしまったが、献血後、16時まで町を散策してまずは地図を求めるべく本屋を探すが、これがまたなかなか見つからない。結局、見つからないまま16時を迎えて、仕方なく後へと諦めた。実は16時にある方とこの那覇で待ち合わせしている方がいるのだ。その方とはラジオ局の手伝いをボランティアで行っている”登川”さん。そんな登川さんがラジオ出演の企画を持って来てくれて、さらになんと、ただのラジオ出演だけの話だけでなく、週一回、定期的に自分の旅を紹介してくれ、月1回のペースで電話での生出演させてくれるという。題して「夢1977」!そんな夢のような話を持ってきてくれた。このラジオ放送は基本的に那覇市周辺だけなのだが、でも、このラジオ局「FMチャンプラ 76,1MHz」のHPからインターネットラジオで全国どこからでも当番組が聞けると言うことなので、よかったら聞いてください。
※番組に関する問い合わせには局の方では応じかねますのでご了承ください。
そんな登川さんと一緒にのんびり打ち合わせをする為に沖縄護国神社へと移動。まずはそこで、参拝後して、それからその隣接する公園内で打ち合わせとなった。ただ、打ち合わせといっても世間話のような感じで、今までのことを話し、そしてこの沖縄のことを話し、そしてその今の実態なども聞かせてくれたりと、ほんと身になる楽しい時間となった。そんな登川さんはとても話しやすい感じで、それでいて、価値観が似ている為か話も合う。そのため、話は尽きることなく続き、気付けば日没を迎えて真っ暗になってしまった。それほどお互い話に没頭していた楽しい時間だった。ちなみにこちらの日没は19時近い。
最後、そんな登川から、メッセージをプレゼントしてくれた。そしてそのメッセージをちょっと変わったラジオ風に僕に伝えてくれた。自分の旅にぴったりと「友よ」という歌と共にしたプレゼントメッセージでそんな洒落た演出に感動して聞き入った。ありがとうございました。
それから一緒に夕食を、また楽しい会話と共に頂いて、とうとうお別れのとき。最後にたくさんの差し入れを頂いた。ほんとうにありがとうございました。気があっただけに別れ惜しかったがこれだけは仕方がない。こうして21時頃、涙を呑んで、そしてお互いの次の再会を約束して後にした。重ね重ねになりますが、ほんとうにありがとうございました。楽しかったです。
こうして、宿へと、っと行きたかったがまだまだやることが那覇で残っていた。まずは地図を購入すべく本屋を探す、が、先ほども見つからなかった為、今回は交番で聞いてみることにしたのだが、外出中のようで無人の交番・・・ 他にもいろいろ買い物情報について聞きたかったことがあったので、ここは頼りになる親切な宿「げっこう」へと電話して聞いてみた。そして教えていただいた所へさっそく行ってみたのだが、目的の物は残念ながら見つからない。実はこの沖縄の地で民謡にも魅せられてそのCDを買おうと中古店を探したのだがさすがに見つからなかった。仕方なく諦めて、新品CDを何枚も欲しかったが金銭的理由で妥協のすえに1枚だけを選び購入。そして探していた地図も買ってさらに明日の24時間の船旅に備えてたくさんの食糧を買いあさって、ようやく23時近くなって懐かしい宿「げっとう」へとお邪魔した。そんな”げっとう”で、また楽しい時間を過ごた。ただ、まだまだ落ち着かつけない。また買いそびれてしまった小説を買うべく本屋へと出かけたり、洗濯したりと、いつまでも慌ただしい時間を過ごした。
0時、消灯時間を迎えても自分の作業は終わらない。久しぶりのAirH圏内ということもあって、今まで溜まっていた拡大写真の画像を一気にこのHP上へ2時間近くかけてUPしたり、そのリンク設定と慌ただしい時間は終わらなかった。さらに買ってきた地図へ、ボロボロの地図を一生懸命開きながら今までの軌跡を移したりと、なかなか就寝できずに、それらをようやく終えたのは3時過ぎであった。