明日、この八重山諸島をとうとう去り、こんどは最北端、北海道は宗谷岬を目指してすすむことになる。そんな北上を前に、この最南端の地で思い出を購入した。それは、いままで最高の自分へのプレゼントであった。それは”夜光貝のネックレス”でこれに一目惚れしたといっても過言でもないほどで、迷わず購入した。そんな夜光貝だが、ただ、思い出として買ったわけではない。この今の思いを忘れないように、そしてそれ以上にして行きたいという思いを込めて購入した。先へと進む為に・・・
今朝は7時ちょっと前に起床。まずは今日も日記の更新からスタート。でもいつもと違うのは、なんと、テレビを見ながら快適空間での作業♪そんな幸せの中では、やっぱり作業のほうはやや遅れてしまい、8時半頃になってようやく書き終えることが出来た。こうして朝、ニュースなど見て気兼ねなく、のんびり過ごしたのなんて何時振りだろうか?こんな何でもない時間がほんと新鮮な時間であった。
簡単なレトルト朝食を食べて、9時半ごろに島内周遊へと出発した。まず、最初の観光地?西浜ビーチへ!ここがほんと綺麗な海、砂浜に驚かされた。こりゃ後で泳ぐしかないと決めて、後で泳ぐことを楽しみにして周遊を急いだ。この後はサンゴの浜と呼ばれる、浜にはサンゴの残骸いっぱいの浜があったが、海はあまり綺麗とは言えず、やっぱり西浜だ!っと思い後にして、農道をのんびりと周遊した。
静かなキビ畑と放牧地が広がる波照間の台地、灯台を周り、そしてスムスケーという古井戸を観光。ここは昔は島の貴重な水資源だったところで、今も水は枯れることなく溜まっていた。そして、探し回ってようやく見つけた、ぶりぶち公園。どんなところかと期待して行ってみたのだが、ただ、廃墟と化しつつある小さな公園であった。その言われや創設についての説明書きも残念ながらなかった。こうして、あっという間に島内一周を果たした。とくに大きな観光地があるわけではないだけにあっという間の周遊であったが、でもその素朴さがなんとも言えず楽しかった。
このあとは、島の中心部である集落へと向かった。その目的は幻の酒と言われている「泡波」を探すためだ。昨夜の宴会でその話を聞いて、飲んでみたくなったのだが、でも、この島の全ての商店5箇所を全て周ったのだが、残念ながら見つからなかった。後から聞いた話なのだが、入荷は月に1度ほどしかなく、それが数日前にすでに入荷したとの事だった。残念だ。また余談なのだが、この幻の酒、東京などでは10倍以上の値段で取引されているほど幻の酒だそうだ。
酒は手に入らなかったが、せめてその酒造所だけでもと、その前を見学して、そして宿への帰路、薩摩藩政時代の名残を残す”火番盛”を見学。その高台に上ってみたが、あまり展望はよくなく、これでそれほどの監視能力があったが疑問なほどだった。
さらに数百m進むと戦争慰霊碑、そうこの八重山一帯の悲劇「戦争マラリア」の被害にあった自動66人の慰霊碑であった。そんな幼い命に手を合わせ、そして、戦争の悲惨を噛み締めて宿へと戻った。
お昼ちょっと前に戻った宿で、久しぶりに「いいとも」を見た。こうしてテレビを見てのんびり過ごすのが不思議なほど幸せを感じた。でも、ずっとジッとしてはいられず、12時半にはまた行動開始!向かったのすぐ近くの西浜ビーチだ!でもその前に腹ごしらえ!すぐ近くの青空食堂でしょうが焼き丼を腹いっぱい頂いた。これがなかなかうまい!それでいて安いから嬉しい。こうして腹を満たして海へと出かけた。
海では同じ宿の”長島”さんが泳いでいた。今日は快晴でその温かさに誘われ他にもチラホラと泳いでいる方がいた。自分も迷わず、海へと飛び込んでいった。そして、さんご、熱帯魚を求めて以前買ったシュノーケルが大活躍して、どんどん沖へと進んでいった。数百メートル進みと、急に深くなり、その手前ではサンゴと魚たちの群れ!帰るのが不安なほど沖まで泳いできてしまった、でも、それ以上の神秘的な世界がそこにはあった。こうして、何度か沖まで泳いでは遊び、休憩を繰り返して、15時近くまで遊んで宿へと戻った。久しぶりの待ちに待った海水浴で、大満足の結果にすることが出来た。
宿へ再び戻って、ちょっと海の疲れを癒してのんびり、そして16時ごろ、今日この島を出発する長島さんたちをフェリー乗り場まで見送り、そして、そのあとは残った2人、ナカジ(中島さん)と宿で話に盛り上がった。聞くと、めちゃめちゃ歴史等に物知りで、また他の趣味も似ていて、久しぶりの同趣味、価値観の方に合い、時間を忘れて談話室で18時過ぎまで話し込んでしまった。
ちょっと遅くなって、慌てて「モンパの木」というアクセサリー店に出かけた。欲しかったものは絵葉書なのだが、でも個性あふれるアクセサリー群に目を奪われて、そして迷わずそこで思い出を購入したのが冒頭にも書いた”夜光貝のネックレス” だった。ずっと、何かこの八重山で思い出に残るものが欲しいと思っていただけに、うれしいそんなアクセサリとの出会いだった。
ほんとは、このあと「星空観測センター」へと出かけ夜空を見たかったのだが、でも今日も残念ながら昼間の晴天とは違いまた雲が出てきてしまった。仕方なく諦めて宿へと戻り、後はまたみんなと楽しく会話しながら、同時にパソコンをしたり、テレビを見たりと今夜も楽しく過ごして、時間はあっという間に過ぎ、就寝したのは翌日の午前1時頃となっしまった。
『 ~栄光に向かって走れ~ 』
私は中島といいます。俗世間ではナカジと呼ばれてます。中村さんとは沖縄の波照間の 西浜荘で会いました。私もママチャリでかつて四国、九州、沖縄の島々、北海道を一周しました。言わば中村氏は同士であります。人生楽しんで何ぼ。楽と楽しいは違います。楽しさ喜びを得るには苦労はつきもの。過程が難しいければ難しい程、面白い。私は今夏、本州を一周したく思います。もちろんママチャリで、、、中村氏も身体に気をつけて、栄光と言う名の夢を叶えて下さい。中村氏の進む道に光あり。
【 今日の文学 】
この道の 何章目だろう 今の僕 遠い視線に シュガーロード
*シュガーロードとは小浜島にあるサイドにサトウキビ畑の広がる一本道です。*
ある言葉 前人未到に 魅せられて 行きたくなる 栄光への道
日常と 言う名の喧騒 抜け出して 殻を破る わたくしの檻
日常が バックミラーに 消えていく
~ 中島充俊 兵庫県伊丹市在住 ~