徐々に城を巡り、島を巡り、そして琉球文化を感じてきたそんな日で、そして、今後のこの沖縄観光がどんどん楽しくもなってきた。明日以降が楽しみだ♪
昨夜はキャンプ場ということもあり、ぐっすり就寝。途中に1回、突然の雨音にビックリして起き、一時は自転車を屋根下へと移動しようかとも考えたが、すぐに雨は止んでくれて、また熟睡へ・・・ そして、7時まで爆睡して、自然とその時間に目覚めた。そんな朝だったから気持ちよい目覚め♪朝は元気にパスタ作り。でも、所詮はレトルトだが・・・(汗) 今日も食事と平行してHP更新作業。8時半頃にようやく遣り遂げて、そして荷物をまとめて9時に出発した。
まず目指したのは世界遺産の一つである座喜味城。最初は海沿いを気持ちよく走るルートで日も出だしたこともあり、透きとおった海を見ながら気持ちよくネコと併走。その途中にある景勝地・万座毛へちょっと坂を登って観光。でも、ネコは以前来たことあると言うことと共にまた、坂もあるということでそこはパス。私が観光の間は先に行ってもらうことにした。
万座毛は土曜日とあってかたくさんの観光客で賑わっていた。そんな中、断崖絶壁の景勝地をのんびり散歩してその迫力ある景勝地を楽しんで、ネコを追いかけて出発した。
20分ほど必死に漕いでいくとネコ発見!でも、この先、行き先がお互いちょっと違う。ネコは国道6号から島の東側に出て南下し海中道路へ、私はこのまま東側を走って、世界遺産・座喜味城観光後、嘉手納基地を通過して海中公園へ、そこでまた再会することにしてこの先、別行動を取った。
一人になって座喜味城目指してハイペースで漕ぎ始めた。ネコより距離がだいぶ長いためあまり遅れないようにと、ちょっと必死になって漕いだが、この先、座喜味城まで緩やかな坂がひたすら続いたので、予想以上に時間がかかってしまった。そんな必死でたどり着いた城跡は、昨日の今帰仁城に比べて城壁はしっかりしていて城の様子が分かりやすく、そのため、本土との異文化を感じることも出来た。もう石垣の組み方から少し違っていた。そんな違いが面白く、のんびり散歩しながら楽しんだ。
この後、待ち合わせの海中道路目指して、また黙々と漕ぎ始めた。その途中にある嘉手納基地を様子を見るのを楽しみにしながら、基地横断道路(県道74号)を抜けていく。最初は高い壁に阻まれ全く基地の様子は分からなかったのだが、進んでいくと”サンパウロの丘”と呼ばれる展望台があり、そこへ上って見ると、そこからは壁を越えて基地の様子が良く見えた。このような軍事基地、写真を撮っていいものかどうか迷いながらも、撮影禁止の看板もないし・・・ ちょっと写真撮影!ちなみに基地の様子の方は手前側が空港設備のためにあまりよくは分からなかったが、でも、異国地帯というのは強く感じた。
こうして展望台を後にして、先へ進んでいくと、ずっと続いていた壁はフェンスへと変わり、基地内が丸見えとなった。こんなに見えるなら、さっきの展望台はなに?っといいたくなるほど、先ほどと展望変わりなく基地内を眺めることが出来た。そんな基地を横目にさらに進んでいくと、大きなゲートあった。そして驚くほどたくさんの車がゲートへと入っていく、もちろんみんな外国人である。そして、その先は移住区。たくさんの子供が公園や庭で遊んでいたりと家庭的な景色が続くが、でも、こちらとは厳重なフェンスで断ち切られていた。この先が日本でないことをマジマジと感じさせられた。
こうして嘉手納基地を越えて、あとはネコと待ち合わせしている海中道路目指して黙々と走った。だが、そんな途中、ネコより「とうちゃーく」とメールが入った。こっちはまだまだ時間がかかりそうなのに・・・ これ以上遅れまいと、必死ではしり、ネコとより40分ほど遅れてようやく海中道路に到着した。ちなみにこの海中道路、道の両脇がすぐ海で、海の上を走るような道で、CMなどでも空撮の映像がしばしば登場する場所だ。それを想像して行ったのだが、でもただ道路を走っているのでは、あまり海の上を走っている実感を感じることが出来ず、ちょっとガッカリだった。
到着した海中道路パーキングでちょっと休憩。遅れてきたお詫びにネコにはアイスをご馳走し、暑い沖縄の大地を楽しんだ。今日も曇空なのだが、でも気温は高いようでちょっと動くと暑くてたまらなくなってくるほどなのだ。
このあとは併走して海中道路をのんびり戻って、そして今日の最後の観光地、世界遺産・勝連城跡へと立ち寄った。やっぱり城だけに山の上、とことこ歩いてのんびり登る。そんな城は規模こそ小さいが、その3方絶壁の城壁は迫力満点!そして琉球独特の作りも感じることが出来た。
城を後にしてあとは寝床を探すだけなのだが、今日は安心できそうな寝床がまだ見つかってなかった。この先の総合運動公園にキャンプ場があるのだが、値段が桁外れ・・・ なんと2600円!とても泊ることができない。でも他にはキャンプ場はもちろん、地図上では適当な公園すら見つからなかった。そのため、仕方なくその運動公園内に寝床を求めていってみることにした。途中、今夜の食料を調達して、問題の公園内へと入っていった。だが、入ってみてビックリ!あまりの設備の立派さにとても野宿出来そうにもない・・・ 守衛まであり、厳重に管理されていた。でも、もうこの場所で探すしかなく、公園内を散策、そしてどうにか静かそうな場所に東屋を発見し、そこで落ち着くことにした。
夕食はスパゲティー♪美味しく頂いて、そして22時頃までのんびり過ごした。今夜は久しぶりにそのままベンチで寝ることにした。この場所が通りから望めることや、また、見回りが来そうなのもあって、テントを張るのは避けたのだ。でも、ちゃんと屋根もあり、よいベンチもある。そしてなにより温かい。こうして就寝しようと思ったとき、案の定、見回りが・・・ 事情を話すと、向こうも困ったような顔をしながらも、しょうがなくといった感じで了解してくれた。ただ、ここらあたりは治安があまりよくないから気をつけるようにと、強く念を押された。やはり、沖縄南部地方は野宿はかなり危険らしい・・・ こうして今夜はちょっと不安な気持ちで就寝した。