沖縄県南部の観光を後にして治安の関係上、今日は那覇市のちゃんとした宿へ入ることにした。名前は「民宿・げっとう」、男女別の相部屋で料金は1泊1500円と格安!これでいてベット&布団付きなのだ!そして旅人でもあった管理人夫婦と共に楽しい夜の時間を過ごした。国際交流も含んで・・・
今朝は6時起床。この運動公園、夜中に怪しげな散歩の人がいたり、学生らしく人が数人何かを運んでいたりと、そしてすぐ前を走る道路には時折、暴走族・・・ さすがに熟睡できずに、1時間に1度以上は目を覚ましてしまっていた。それでも、朝の警備員の見回りがあるために、がんばって6時に起床した。
桜が咲き乱れる車道を歩くこと約20分、城跡に到着した。さっそく散策っと思ったところ、なにやら脇に料金所が、さらにその料金をみてビックリ!なんと300円、今までの城跡で一番高い・・・ 一瞬入城をためらったが、でもやっぱり一度はこの目で見てみたいと、奮発して入城してみることにした。中は沖縄最大規模の城とあって、他と比べてかなり大きい。そして保存状態もそれほど悪くなく、残る城壁を見ながらのんびりネコと散策。そして琉球文化をまた一つ身体で感じた。
城を後にして、自転車まで戻り、そこから先もひたすら海沿いの国道を走った。最後の郊外の世界遺産・斎場御嶽を目指して!ここは今までのような城跡ではなくて琉球の神域の場だそうだ。そんな今までと違う場所だけであり、どんなところかワクワクしながら向かった。そして最後はやっぱりここも坂・・・ 標高100mほど登ったところにそこはあった。ネコはちっちゃい自転車でもうバテバテになりながら、そしてそれを励ましながら登って、なんとかここは自転車で到着♪
斎場御嶽ではちょっと団体観光客に詰まりながらも、休憩を多く挟みながら時間をずらしてのんびり観光。その山の各所の奇石が神域の場となっていて、その中でも最後の神域・三庫理は見応え十分のいかにも神域の場に相応しい奇石であった。そしてその巨石の奥に2ヶ所の神場があるのだが、そこは祭壇とかは無いに等しく、意外にすっきりした場所となっていた。ただ今も塩によって清められ、盃が収められていた。
そんな神域を見学し自転車に戻ると、荷台の黄色い箱が目に入った。それはカロリーメイトだった。そしてその箱には「がんばれ!」の文字が・・・ こうした気持ちほんとうに嬉しい!ネコと共に喜びあい、そして誰が置いていってくれたのかは分からないが、その気持ちに厚くお礼を行って頂いた。ありがとうございました!
こうして心も気持ちよく、そして天気も晴れ間も一時のぞき、さらに最高の気持ちで来た道を戻って、那覇市を目指した。今夜は冒頭にも書いたとおり、寝床は「民宿・げっとう」と決まっているだけに、いつもと違い時間と共に寝床場の確保に不安になってくるような事はなく、すがすがしい気持ちで那覇市へと向かった。市街まではそれほど大きな坂もなく、意外にすぐに入ることができた。また15時半とあって、ちょっと寄り道してみることにした。
そこは「観光案内所」この那覇の観光を思う存分楽しむためにそこで情報を仕入れるためだ。その案内所を探すため、市街へと入るとすぐにバスターミナルに到着。これほど大きなターミナルなら案内所があるだろうと、立ち寄ったのだが予想に反してない・・・ 仕方なくバスの乗務員さんに訪ねると、国際通りにあることを聞いていってみた。市役所付近とのことで、その辺りを散策してみるが見つからない。仕方なく、また道を聞くと、献血センターの近くとのことだった。献血センターのある、そのビルの反対側へと廻ってみるが、そこにも無い・・・ また人に聞くと、今度はガイドマップ付きで丁寧に教えてくれた。だが、場所は見当違いで、この先10分ほど歩いた三越近くにあるという。このようにもう振り回させながら観光の要でおある案内所を探した。一番目立つところになければいけない案内所・・・ どこにあるのだ!歩いて国際通りを進む。こうして着いた三越で、また詳しい道を聞くと、なんとそこでは、この裏手にあるというのだが、今日は日曜日は休みだというではないか!!そんな案内所があるのか~!っと思い何度も聞き直すが休みだという・・・ 肩を落として、もう観光案内所は諦めて来た道を戻ることにした。
その帰路、休みだと言っていたその案内所へと信じきれずに行ってみることにした。すると開いているではないか!!どうやら、観光協会所と勘違いして説明していたらしい・・・ こんな風に、苦労して到着した案内所、でも、そこでは地図やガイドブックでは知ることのできない情報を幾つも入手することができた。そして親切に対応もしてくれた。ありがとうございました。
こうして、ほっと一安心して、交際通りを散策しながら自転車へと戻った。こうして今日の観光を終えて、今夜の宿へと向かった。ちなみにここはネコが沖縄上陸時に一度泊ったところだけに、場所をしっかり覚えていて、迷うこともなくすぐに到着した。そして、その「げっとう」の管理人夫婦をはじめ、たくさんの旅人が温かく迎えてくれ、とても居心地の良い、民宿で夜は和気藹々と楽しく過ごした。そしてウィリアムさんとしゃべれない英語で国際交流を楽しく深めたりと、楽しい夜は深けていった。ちなみに日記の方は写真をUPするのが精一杯で、この日記はやっぱり翌朝に必死で書いている。