南西諸島の幾つかの島々を旅してきたが、未だにずっと鹿児島県だった。それが今日ようやく南端の県である鹿児島県へと入ることが出来た。今まで踏み入れたことのない県だけにその風土、歴史、文化などいろいろ楽しみなことばかりだ!とくに本当の史跡についていろいろ見てみたいと思う。そんな本当上陸で今日はビックリすることがあった。それは後のお楽しみ♪
今朝は快適なキャンプ場で、そして安心して寝れるということもあって、朝はなかなか起きれなくて7時半まで寝ていた。本当は6時半頃に起きようと思ったのだが、やっぱり公園とかと違い、ついつい安心していつまでも寝てしまった。
起床後、ご飯を炊きながら、昨日途中になっていた日記を書く。昨日もいろんな事があったので書きたいこと、伝えたいことはいっぱい!そのため、予想以上に時間がかかってしまい、また食事を取りながら書いてたこともあって。9時半ごろまでかかってしまった。
それからテントを撤収して出発準備、そしてキャンプ場を出たのは10時近くなってしまった。百合ヶ浜を見ながら気持ちよく走る。この時は日も出だしたこともあって、輝いた海を見ながら気持ちいく走りそして島の南西部に建つ灯台でちょっと散歩しながら、のんびりと島周遊を楽しみながら走った。
風が強いこともあって、いきよいよく廻る巨大風車なども見物しながら走り、そして島の南端付近の少し隆起したところにある与論城跡を散策したりして、そしてすぐ隣のサザンクロスセンターへと入館した。ここはこの奄美諸島の郷土資料館となっていて、島のことについて分かりやすく説明されていた。とくに目を引いたのが、この与論島での人口問題。増えすぎる人口、だが、この小さな土地でみんなが餓死寸前と追い込まれていた時代があったそうだ。そのとき、みんなで長崎へと移住したときの決断、思いが書かれている場所があった。それが、島ならではで、さらにそんな方々の思いが伝わり、見ながらグッとくるものがあった。
こうした資料を見学して最後に展望台へとあがった。ここは島の高台にあることから島内を一望できる。こうして見下ろすとほんと小さな島で、そして東洋の真珠といわれているだけあって本当に綺麗な島でもあることを改めて実感されながら、このセンターを後にした。
跡は郵便局に寄ったり、また海岸で遊んだりと、のんびりしながら港へと向かった。それだけのんびりしながらも到着は意外に早く12時には港に到着することが出来た。船の時間は1時40分とまだ時間があるために、ここでのんびり読書しながら時間を過ごす。そんなのんびりした時間が凄く幸せで、まったりと幸せな時間を過ごした。そしてさらにフェリーが遅れて、なんと2時半入港と、かなり空いた時間ができてしまった。あまりにも贅沢にのんびりしてしまっているので、ちょっと時間が勿体無くも思ったが、でも仕方がない・・・ そのままのんびり読書して時間を過ごした。
もうすぐ入港となり埠頭へといくと、そこには修学旅行のたくさんの高校生たちが・・・ 島で何度かこの高校生達を見かけたが、同じ船で島をたつとは思わなかった。てっきり飛行機かと・・・ そんな港は賑やかで、そしてその高校生を送るために、島の人たちが送迎の民族演奏をしてくれていた。独特の掛け声の中で、太鼓を演奏、それが今での心に残るほど、素晴らしい演奏だった。そしてまるで、自分も同じように送迎してくれているみたいで嬉しくもあった。
こうして与論島最後に最高の思い出を頂いて乗船し、最後は高校生達の陸と船とを結ぶ出航のテープ?!(名前を忘れてしまったが・・・)を初めて見ながら、船は沖縄へ向けて出航していった。
ここまでは高校生のおかげで楽しい時間を楽しませてもらったが、でもフェリーに乗ってからは辛い時間となってしまった。2等客席はすべて占領され横になって落ち着けるところがない。でも、横にならないと、今日も風が強いために波が高く船は大揺れ・・・ 酔いそうだ。仕方なくソファーで座って仮眠・・・ 何度も体勢を変えながらの苦しい仮眠となった。
そんな姿勢で格闘すること約2時間半、フェリーは本部に17時半に入港した。そして沖縄の大地は始めて踏みしめると、そこにはなんと”宮武”さんが出迎えてくれていた!!今まで四国で2度、お会いした方で、今回は沖縄旅行中、ちょうど私が沖縄入りしたために来てくれたのだが、でもわざわざ那覇より来てくれたのだ!ビックリして話しているともう一つビックリがあるという、それはなんと年末年始一緒に過ごした”ねこ娘”さん(通称・ねこ)がそこに来てくれているではないか!2月に石垣に行くということは聞いていたが、この沖縄にいるのとにビックリ!さらにはなんと今回初チャリダーなのだ!それも折りたたみ自転車での旅!こうした嬉しく、そしてドッキリの出会いにちょっと舞い上がってしまった今回のドッキリ再会だった。ちなみに、宮武さんとねこ娘とは面識はなかったのだが、港で待っているときに、ちょっと話したら、なんと待っている人が同じことに、そこでもビックリしたそうだ!
こうして港で1時間ほど共に再会を喜び合い、そして港に自転車を置いて宮武さんの車で名護市へ夕食を食べに出かけた。そして楽しくそこでも再会を喜び合う会話が絶えることなく続いた。こうして夜は更けていき、21時半ごろ店をあとにして、元の港に戻って、そこで宮武さんとお別れした。今日はわざわざ本部までありがとうございました。そしてご馳走様でした!嬉しかったです♪
こうして”ねこ”と暗い中、まだ決まらぬ寝床探しへ!あまり夜道を走りたくなかったので、出来ればこの港に泊れないかと探すと、トイレ脇にテントを張れそうなスペースを発見!そこで2人並べてテントを張って、また久しぶりの再会を喜び合い、話は尽きずに0時ごろまで楽しく会話して就寝した。