車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 1月31日 (金) - 208日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 徳之島町畦浜

本日の移動 : 瀬戸内町(奄美大島)~天城町(徳之島)~徳之島町

走行距離 : 46.9km

累計距離 : 8,482km
本日の出費

食費 : 1200円

観光費 : 500円

宿泊費 : 0円

雑費 : 3780円

費用詳細 : 観光費:サンセットリゾートにて入浴、雑費:フェリー代(古仁屋~平土野)

現在地 : 鹿児島県徳之島  ( 全走行図 )

南国・徳之島

 まさに南国!今日はほんと暖かかったを通り越して暑かった!途中でいままで履いてきた登山靴からサンダルに履き替えて、そしてもちろんTシャツ姿での走行♪暑かったがそれが心地よく最高の天気の元での最高の走行となった。

 そんな今朝は奄美大島で気持ちよく迎えた。天気予報では「曇のち雨」だったはずなのに、今朝から気持ちいい青空が広がっていた。でもすぐに雲が広がりだすんだろうな・・・っと思いながら、ご飯を炊いて、缶詰をおかずにして食べて元気をつけ、7時半に昨日とおった瀬戸内市街を目指して出発した。

 昨日苦労した峠をまた越えることになるが、まだ早朝とあってか、意外に馬力が出て昨日よりは素直に登りきることができ、そして8時半に市街へと入った。さっそくフェリー乗り場を探すが、どこにあるのかまったく分からなく、小さな町なのに何度も人に聞きながら到着。ほんと小さな待合室ですぐ近くにまで来ていたのにも関わらずまったく分からなかったほどだ。もちろん看板などなかった。そんな倉庫のような待合室でパソコンをしながら待つこと30分ほど、港には不釣合いなほど大きなフェリーがやってきた。でも、奄美に渡るのに乗ったフェリーの排水量半分以下の小型の船なのだが、小さな岸壁に間近で見上げてみると、先日のフェリーの半分以下とは思えないほど大きく見えた。

 さっそくフェリーに乗り込んでまずしたことは、お風呂に入れるのかのチェック。ここ最近、入浴できずにいたので、もう入りたくてしかたがなかったのだ。でも心配した通り、入浴時間はとっくに終わっていて戸は残念ながら閉ざされていた。がっかりしながら、徳之島で入浴できることを期待しながら、船の到着をやっぱりパソコンをしながら待った。

フェリー古仁屋に入港♪
フェリー内ではやっぱりPC
おお!徳之島だ!

 1時間ほどでなんとか昨日の日記を書き終えて、あとは船酔いを防ぐために客室で横になって到着を待つことさらに1時間・・・ もうすぐ到着のアナウンスが!それを聞いて甲板に飛び出すと、目の前には素晴らしい青空の下、徳之島の全景がそこにはあった。奄美に比べて隆起が少なくダラダラした平野部が多そうだ。そして小さな集落が点々と・・・ 見ているだけで楽しそうでワクワクしてきた♪そう眺めただけで思えた島であった。

 12時半に徳之島に上陸!気持ちよく鼻歌を唄いながらの上陸で、そしてまず探したのが、観光案内所。ガイドブックを持たない私はこの島にどんな所があるのか全くしらないからだ。それを調べるために向かった先はすぐ近くの天城町役場へと入ってみた。そしてここで観光ブックを入手するが、でも観光情報についてはあまり詳しくは得られなかった。観光ブックも大雑把すぎてよく分からない・・・ 仕方なく空港にある正式な観光案内所へと行ってみることにした。でも、その前にこの役場で新聞発見!さっそく南日本新聞30日朝刊を見てみると、あったあった私の記事が♪恥ずかしいがでもやっぱり嬉しい。この他にも29日の夕刊にもっと大きく載せていただいた。そちらはまだ見ていないのだが・・・ (この新聞の記事は29日の日記に掲載)

 さて、話は戻って空港へと行って見た。そこでようやく観光案内所を見つけて、この島の情報について詳しく教えていただいた。あまりに詳しく聞きすぎて、逆に迷惑をかけるほどだったが、でもそんな質問にも迷いなく親切に答えてくれて、とても感じのよい観光案内所であった。場所によっては不親切で、さらに「ちょっとそこまでは分かりません・・・」っという回答が多々あったが、ここではどんな些細なことでも的確に帰ってきたから嬉しかった。ありがとうございました!

 さあ、いよいよ徳之島観光スタートだ!気持ちよい快晴の下、まず向かったのは西郷上陸碑、そんな史跡を散策しながら、町々も散策。庭先に牛がいる家も・・・ 闘牛用だろうか?さすが闘牛の島だけあって、至る所に牛が飼われていた。そして島の雰囲気はまさに南国調♪有名な観光地なんかよりも、こうして裏道なんかを走っているほうが楽しくまた新鮮だった。

西郷隆盛上陸碑
庭先に牛が・・・
さすが闘牛の島?!
徳之島のとある風景

 そして農産物といえば、やっぱりサトウキビ!もう島一面2mを越えるサトウキビだらけであった。そんな今まで見たことない風景を楽しみながら、港から時計周りに島を周遊へと出発した。そしてまず目を惹いたのが与名間海岸の美しさ!そんな砂浜に見惚れながら、すぐ目の前のサンセットリゾートホテルへと入った。そこで15時と遅い昼食をとる。港付近でも定食屋を探したのだが、見つからなかったり、あっても時間外だったりと食べれずにいた。そしてようやくありついたここで、かなり豪華に1150円もする鶏飯を頂いてみることにした。そして、そのお味は、うまい!!そしてお替り自由なのも嬉しい♪たらふく食べて、お腹が満たされたところで、今度は入浴タイム!ここはサウナもあり、湯船も数種類ありで500円となかなか手頃な値段。久しぶりの入浴に幸せ気分を味わった。

サトウキビ畑にて
西郷隆盛公園にて
広がるサトウキビ畑
おお!まさに南国の海!
豪華に鶏飯
青い海、青い空
でも明日は雨の予報・・・

 入浴を終えて落ち着いた頃にはもう16時となっていた。ここは無料キャンプ場ともなっていて、ここで今日は泊ろうとも最初は思ったが、こんな良い天気で動かなければもったいない!そう思い、この先もうちょっと進んでみることにした。

 本当に今晩から天気が崩れるのかと疑いたくもなるような、真っ青な空の下、サンダル、Tシャツで気持ちよく漕ぎ進み、そして観光名所「ムシロ瀬」に到着。荒々しい岩の海岸で、その並びがまるでムシロのようだからこの名が付いたそうだ。

 そして島の北部をまわって今度は「ソテツトンネル」。ソテツ群生地に作られたトンネルでなぜか不思議とこんなところを潜っていくと、ワクワクしてくる。子供心に帰るからだろうか?でも、私の場合はいつまでも子供なのだが・・・(汗)

ムシロ瀬
金見ソテツトンネル
うーん♪南国の海♪

 そして美しい海を眺めながら、さらに30分ほど走り、そして坂を登りきったところを海側に下っていって今日の新たな寝床地、畦キャンプ場に17時半兆着♪また明日、坂を登り返さないといけないのは欠点だが、ここもいいキャンプ場で申し分ない。なにより無料というのが嬉しい。

真っ赤な夕焼け
(畦浜にて)
 そんなキャンプ場で設営場所を探していると、ある漁師さんがやってきた。この海岸沖で漁をこれからするのだという。美しい夕日が沈んで行った頃にボンベを背負って海へと潜っていった。そして1時間ほどして帰ってきた手には伊勢海老の山であった。特に特殊な道具を使うわけでもなく、これだけの量を執ってくるとは、さすがはプロだ!

 そんな、豊富な海の幸を目の当たりにしながら、夕食はやっぱり具なしラーメンを食べて、誰も居ないキャンプ場で寂しくテントを張ってこうして日記を書いている。ただ利点は誰も居ないので炊事場の下にテントを張れたこと。雨の予報だけに嬉しいが、でもやっぱり寂しい夜だ。さて、今日も早く寝ようと思う。




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