知覧の平和公園で静かな朝を迎えた。今日はこれから開聞岳登頂後、長崎鼻を周り道の駅「喜入」へ行くい予定のためちょっと長距離、午前中のうちに開聞岳登山を済ませておきたいために、今朝は6時起床の早起きスタート!そして味噌汁を飲んで7時前には出発した。
出発してすぐにコンビニを発見!そこで朝食をとりお腹も満たして気合を入れて出発!朝日に染まる知覧の広大な大地を眺めながら、浮かび上がる開聞岳を目指して進んだ。県道27号を通って開聞岳に向かったのだが、その道が果てしなくアップダウンが続き苦しめられた。そしてさらに追い討ちをかけたのが、後輪のパンク!そう、タイヤが裂けてチューブがはみ出していたところから案の定パンクしたのだ。覚悟の上の走行であったが、ここまで約150km以上よくこれで走行してきたものだ。さて、修理といっても換えのタイヤがないので、そこからチューブがはみ出ないように、タイヤ側に補修ゴムを貼り付けてなんとか応急修理をして出発。これでどこまでまた持つだろうか・・・ 本当はタイヤを買い換えたいところだが、まだ溝も充分残っているために勿体無い。
パンク修理に大幅のロスをしてしまったが、気を取り直して再出発!開聞を眺めながら必死で漕いでちょうど9時頃に開聞岳登山口であるふれあい公園に到着した。実は今朝、”えせかつ”と”あやっぺ”がこの開聞岳ご来光登山をしている。登山中に会えるかなっと思って向かっていった開聞岳で、ちょうど到着したときに下山してきたところだった。
また久しぶりに3人揃って話が弾んだ。そして今日この快適なキャンプ場でみんなで宴をしようと言う話に・・・ 予定が・・・ っと何度も迷ったが、結局、予定を遅らせて宴を楽しみ事にした。
それまで3人で酒を片手に楽しい昼食をとり、そしてキャンプ場の木々に木登り♪とても冬とは思えない暖かい陽気に、裸足になって公園の芝生内を遊びまわった。こうして楽しい時間は過ぎていき、14時ごろからほろ酔いだったこともあって、またこの暖かい陽気に誘われて昼寝タイム・・・Zz
Zzz・・・
起きたのは15時半、16時登山発に向けて出発準備!そして予定通り薄暗くなりつつ開聞岳に一人出発した。何人かの下山者にすれ違ったが、みんな不審者の如く見ていく。そりゃそうだろう、こんな時間に登山する人は普通いない。無謀な登山ともいえることは自分でも充分分かっている。それでもどうしても夕日を見たかった。
必死で登ること1時間10分、17時過ぎに無事に登頂。でも楽しみにしていた夕日はやや雲が多くて海に沈む夕日を拝むことが出来なかった。さらにあまりの強風と寒さに、雲の中に日が沈むのを見送ってから、すぐに下山へと向かうことにした。
山頂直下はやや急で、そしてとても滑りやすい。そのため、暗闇でも下山はかなり危険と考えて、ほんとうは山頂から夜景を眺めようとも考えていたのだが断念して、まだ明るいうちに下山することにした。
なんとか明るいうちに危険地帯を抜けることができた。そこから先はヘッドライトの明かりを頼りに暗闇の中の下山だった。やっぱり暗闇の上りと違い、下山はかなり危なく怖い。なによりこの暗闇に対する不安が込み上げてくる。これが本当の遭難だったらその不安は倍どころではないだろう・・・ 今でさえ恐怖を感じているのだから・・・ 月明かりも通さない真っ暗な暗闇の中、ただひたすら慎重に下って18時40分、無事に下山した。うーん・・ さすがにこの先もうこのような登山はしたくないと心から感じた寂しい登山だった。