車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 11月25日 (月) - 141日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : どんぶり館

本日の移動 : 御荘町~宇和島市~宇和町

走行距離 : 70.4km

累計距離 : 5,549km
本日の出費

食費 : 1825円

観光費 : 800円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 食費:自炊用食材含む、観光費:お遍路費用・宇和島城拝観料

現在地 : 愛媛県宇和町  ( 全走行図 )

晴々

 タイトルは晴々だが、実際は小雨もたまに降るような曇の空模様。さらに強風で悩まされた悲惨な天気ではあったが、でも心は晴々としていた。昨日の日記でプレッシャーを克服したせいだろうか、とても気持ちよく走ることが出来た。また、楽しい交流もあったからだろう。

強い向かい風!
かなりきついです・・・
 今朝は6時に起床。朝はのんびりしようと思っていたのだが、街中にある道の駅とあって、また東屋などののんびり休めるところもないために、やや落ち着かないところがあり、朝食は米を炊くのを諦めて簡単なラーメンにした。そのため、いつもよりもかなり早く7時ちょっと過ぎには出発した。気持ちも晴々として漕ぐ気が満々だったこともあり、今日はかなりの今日はかなりの距離が走れそうだと思いながらの出発だったのだが、走りだしてすぐに強敵が現れた。それは風だ!とくに海沿い、そして峠付近、トンネルなど、すごい強風に悩まされた。ときには自転車が止められるくらいの突風が吹くこともあった。そのため必死で漕いでるのにいつもの半分程度のスピードしかでない。なんどか、風に対して愚痴を大声で叫んだが、よけいそのあと疲れるような気がした。あとはただ黙々と宇和島市まで走った。

 10時半ごろ、ようやく宇和島市街に到着。市街に入るとあの鬼のような強風は静まり返っていた。そんな市内でまずお買い物から。100円均一でもう底尽きつつあった自炊用食材をまたいっぱい購入。重量がパワーアップした自転車で今度は宇和島城へ向かった。どこから入るのか迷いながら宇和島城の周りを散策。そしてようやく”上り立ち門”と言う入り口を発見。ここが正面かどうか分からないが、ここから天守へと登ってみる事にした。予想以上に天守までは登ることに驚いた。これでもか!っというほど登ってようやく天守がある、あの険しい階段が嘘のように天守のある山頂は広々としていた。そして200円を支払い天守内へと、今も現存する木造天守で、その歴史を感じることができたが、資料、展示物があまりに少ないことにはガッカリした。少ないと言うよりもなかったと言った方が正しいだろう。でも、その天守からの展望は最高だった。夜の夜景はすごいんだろうな、っと思いながら後にした。

宇和島城の上り立ち門
宇和島城・天守
宇和島城内

 実はこの宇和島でHPを見てくれている”高月さん”から「よかったら立ち寄ってください」っと連絡をくれていた。そしてお言葉に甘え、高月さんの仕事場でもある事務所を訪ね、温かく迎えてくれた。そしてお子さんも交え一緒に昼食に っとそのまえになんと、”じゃこてん専門店”にて、めちゃめちゃ美味しいじゃこてんをご馳走になり、さらには私の実家の分まで・・・ そして昼食はちょっと豪華な回転すしへ。ここでも贅沢なネタをふんだんに使った寿司をたらふくご馳走になった。もう、お世話になりっぱなしであった。ありがとうございました。

 帰路にはわざわざ、私の今はまっている司馬遼太郎さんゆかりの地をまわってくれた。よく泊っていた旅館なんかは”いかにも!”っと言った趣きある旅館であった。残念ながら今は営業してないという。こうしてまた事務所戻り、いろいろ楽しい話をきかせていただいた。あまりに楽しく時間だけがあっという間に過ぎていった。もっとのんびりしたかったが、最近旅の予定が遅れ気味ということもあり、悔しいが、また孤独の世界へと出発した。でも、おかげでさらに心は晴々とし気持ちよく15時前頃、再出発した。ほうとうにありがとうございました。次の再会を約束して・・・

宇和島城天守より
高月さんご家族と
じゃこてん専門店にて
昼食は回転寿司♪
めちゃめちゃ美味しいです
司馬遼太郎ゆかりの地ー1
宇和島の旅館
ゆかりの地ー2
よく飲みにいっていたという店
41番・龍光寺への階段
でも正面は神社・・・

 こうして向かったのはお遍路の続き41番・龍光寺、そして42番・仏木寺であった。国道を逸れて県道に入る。そしてこのルートは約標高400mの峠越えのルートとなり、最初からどんどん上っていくが、さすがに栄養をつけて、さらに気持ちもリフレッシュ♪しただけあって苦もなく龍光寺まで上る。意外にもここらあたりは広い盆地となっていて穀倉地帯となっていた。参拝をすませて、そして仏木寺へ。この道も盆地内でほぼ平坦な道が続き楽であった。そして参拝をすまし、いよいよ本格的な峠越えとなり、傾斜はどんどん増していくきつい坂道へと変わった。薄暗くなりつつあるなか、必死で登る。そしてなんとか日が暮れる前に歯長峠を越えることができ、そして気持ちよく下って行ったと言いたいところだが、下りは寒いこと!!上りで汗をかいた分よけい寒い!震えながらようやくくだって、そしてあとは宇和市街へ向けて平坦な道を走る。

 このときにはもう真っ暗になってしまっていた。でも時間はまだ17時をまわったばかり。ほんと日が暮れるのが早くて辛い。まだ下りでの寒さが抜けなく、寒さを堪えながら必死で温まろうと漕いでいるときに、ある中学生2人組みに声を掛けられ、なんと暖かい缶コーヒーを頂いた。こうして温かい心にも触れ、そして温かいコーヒーを飲み、最後の力を振り絞って、なんとか寝床になりそうな”どんぶり館”という地元の物産店に到着。見た目は道の駅とまったく変わらない作りで寝床には快適そうなのだが、難点が・・・ それは外灯まったくなし&トイレ夜間閉鎖という辛いところでもあったが、それでも雨や結露を凌げる屋根があったのでそこにテントを張ることにした。ただ、よいことは駐車場入り口もロープにより閉鎖されているのでとても静かだと言うことだ。でもそれを期待して寝ようと思ったのだが、風があまりに強く、それによりバタバタと旗などがうるさかった。さらにテントも持ち上げられそうなほどの突風も時折吹く。安眠できるだろうか・・・

42番・仏木寺
声を掛けてくれた
どいくんと、かわだくん
今日の寝床
もうクリスマスネオン・・・

 夕食は水道がなかったために自炊も出来ず、お昼をいっぱい食べたこともあって今日は夕食抜きに使用かともおもったが、目の前に”大介うどん”といううどん屋が・・・ ここもメールで何玉食べても同料金という情報をえていたので、ちょっと行ってみることにした。また、この風でまた身体が冷え切ってしまい温まりたかったということもあった。うどんの注文は一回限りと言うことで、これでもか!っと言うほど思い切って何玉も入れた。そして具は掻揚げのみという寂しいものにしたが、それでもこの量は嬉しい。でもあまりに欲張って全て食べきれず・・・ 悔しくて悔しくて何度も箸をつけて時間をかけてちょびちょび食べていたが、それでも少し残してしまった。悔しい~ でも、おかげで動けないほどお腹いっぱい。こうして、どんぶり館に戻りテントを張ってHP更新作業へと移り、やっぱり暗さから途中で目の疲れが出てしまい、日記を途中にして22時ごろ就寝した。




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