6時過ぎに起床。まずは自炊から始まり、そしてHPの更新する。そのため、出発はやや遅くなり、9時半ごろだった。まずはお遍路21番・太龍寺へ。この道の駅の専用ロープウェイで行けばすぐなのだが、でも、やっぱり人力でがんばることにし、その登山口を山間部を走り捜すが見つからない。地図にはそれらしい線があるのだが・・・ あきらめて裾野を一回りして遍路道の逆から登ることにした。この道でもそれほど遠回りではないからだ。国道195号線を東に登り、県道28号線へと入る。だが、この道が意外なことに下り・・・ この県道はピストンになるので帰路のことを考えると気が重い。また、これから、高いところへ上るというのに、また下ってはさらにきつくなる。そうして肩を落としながら太龍寺への本格的なのぼりとなる分岐点に到着した。
道のりは4km以上とやや長いが、それでもここは最初から諦めて徒歩で登ることにした。最初はなだらかな上りが続き、これなら自転車でも十分行けたな~ っと後悔するほどだったが、でもすぐに傾斜はきつくなっていった。誰もいない車道を必死で登っていく。そんな道中はやっぱりいろんな事を考える。そして今日、ふと思ったこと、それはイラストスケッチ?!なる物を書いてみようかと思ったのだ。このような絵ならすぐに書けそうだし、また、実際にその場に居なくても思い出して書くことも出来る手軽さがよい。でも、そう思ったがよいが実際にそんなイラスト画など書いたこともない。自分にかけるかな?とすぐにベンチを見つけて昨日の風景などを思い出しながらちょっと書いて見た。すると意外にすらすら書け、また面白い。時間も1枚平均10分ほどで書ける。これならと思い今日はちょっとその方向でがんばってみることにした。さて、話は戻って太龍寺。西の高野と呼ばれているだけあって、規模が大きかった。また、その庭園も美しい。参拝を済ませ、さっそく例のスケッチを書いてみることにした。初めて本格的に書くだけあってやや時間もかかってしまったが、それなりに満足する絵が書けたので、思い切って今日はそれを挿絵として公開してみることにした。これで、その雰囲気が伝われば嬉しいが・・・ さて、どうだろうか・・・
こうして、初めてのイラストを描いて下山へと向かった。下山は上りに比べればあっという間である。そして下山後、ある元気なお遍路さんと会う。正確には再会だ。会うのはもうこれで3度目なのである。いろいろお話を聞くと、なんと68歳という年齢にも関わらず、徒歩&野宿でずっと旅を続けているという元気なおじいちゃんだった。そしてやっぱり食事にも困っているということで、自分が持っていた、みかんとチョコをお接待♪そんな接待することが嬉しかった。書き終えた頃、車から話しかけて方が。名前は”新居”さん、自転車のプレートを見て声をかけてくれたそうで、そしてなんと、餞別を・・・ ありがとうございます♪そしていろいろお話を伺うと、ちょっと変わった仕事をしていて、それに興味をもち、ちょっとお伺いさせてもらえることに・・・ のんびりした気持ちがこういうことに繋がって嬉しい。県道35号線を相生町方面に上っていくと、例の”新居バイオ花き研究所”という会社を発見!さっそく伺い、いろいろ話を聞かせて頂いた。仕事は植物のクローンを作る仕事。そしてその会社内はまさに研究所という雰囲気。異質な世界でびっくりした。そして、またこの四国の歴史についてもいろいろ教えてくれた。また、そんな話が楽しくすっかり時間を忘れて話し込んでしまい、それでも時間が迫り、後ろ髪引かれる思いで後にしたのは14時過ぎ、最後にお土産まで頂いて再出発した。ちなみに、がんばっている人が好きといって声をかけてくれたのだが、そんな新居さんこそが、がんばっていて、そしてやっぱり輝いていた。そんな人になりたい。
こうしてHPを見てお誘いいただいた、西澤さん宅に向かった。が、その先の道が思っていた以上に険しい。道は不安になってしまうほどの狭さ、また勾配もどんどんきつくなり、その峠越えに予想以上の時間を食ってしまった。その後、県道19号に入ってからは、なだらかな登りになり苦もなく進めたのは、また予想外で嬉しかった。そして無事に17時半ごろ日和佐町赤松にある西澤さん宅に到着♪電話を入れていたこともあり、すでに二人の娘さんのお迎えの隊が出発するところであった。そんなほんと温かい家庭にお邪魔することになった。
やっぱりこうして誘ってくれる方は、私と価値観が似ているところが多い。そのため、話は盛り上がること。いろんな話に花が咲く楽しい夕食後は、今度は子供達と、全国都道府県のパズルに挑戦!だが、みんな驚くほど早いこと!!私も地理好きとして、また日本一周人として負けるわけにはいかない!本気になってみんなで何度も挑戦しタイムを競う。そして!念願の1位獲得♪なんとかプライドを保ったと思った矢先、すぐに小学2年生の光ちゃんに抜かれてしまった・・・ うーん・・・ 恐るべし!こうして結局は完敗してしまった。なんとも自分が情けなく、そしてスーパー小学生であった。