この一週間、徳島県の東西を駆け回っていた。そしてようやく徳島市より南へと今日、進むはじめた。次に目指すところは、室戸岬を経由して高知だ。どんなところか楽しみだ♪
話を昨夜まで戻そう。昨夜、浅野さんがバイトのために、その帰宅をHPの更新や、徘徊をして待つ。じきに少し帰宅が遅くなりそうだという電話がはいった。12時過ぎまでHPを徘徊しながら帰宅を待っていたが、さすがに眠くなって、そろそろ先に寝ようかとも思った頃、浅野さん帰宅!そのあとは、話に花が咲いてしまい、時間だけがあっという間に過ぎていき、気付けば、3時を周ろうとしていた。さすがに寝ようということで、横になったが、なかなか寝付けずに寝たのは3時半過ぎだった・・・
そして、今朝は8時起床。さすがに眠かった。眠い目を擦りながら出発準備に取り掛かる。昨日買った大量の食材。そして、浅野さんに頂いた食材と荷物の量は半端ではない。それをなんとか無理やり自転車に押し込んだ。そして9時半ごろ、浅野さんと固い握手を交わして出発した。次の再会を約束して・・・
やっぱり、出会いとは楽しいもので、別れとは寂しいものだ。しみじみ感じてしまった。また一人との戦いが始まったが、それに負けないようしっかり歯を食いしばり、気合を入れて出発していった。
最初に向かったのは、情報を頂いて興味をもった徳島市内にあるという、国土地理院承認の日本一小さい山へと向かった。標高はたった6.1m。これでよく山という名称&登録がなったものだ。そして、やはり他とは違うないにかかあるからこそ、こうして登録されたのだろうが、それがなにか?!興味があって向かった。市街から30分ちょっとで到着。山蔭には、山の高さの半分はあろうかとも思える大きな看板、そして、山は丘というものではなく、岩山だった。そして見事な広葉樹が色とりどりの景観を見せてくれていた。その山頂には”厳島神社(弁財天)”が建つ。そこには小さいながらも山という貫禄がみなぎっていた。そして歴史もあった。以前、平安朝の頃は、この山は小島だったそうだ。そのときに海の神様でもあるこの厳島神社が建てられたという。そして、今は折れた切り株しかない、大きな松の後が山頂にあった。以前はこの山の山頂に高くそびえていたのだろう。
そんな、ちょっと楽しい観光をして、四国の旅の大きな目的でもあるお遍路へと戻った。次は18番。地図ではそれほど奥地に感じられなかったのだが、1kmほど山を登ったところにあった。その1kmが私にとってかなり辛い道のりであった。今回の自転車、久しぶりに重いこと!もう、坂を登っていくというレベルではない。それでもたった1kmだと思いながらヒイヒイ登っていった。そして、ようやく着いたお寺では大きな大師像が迎えてくれていた。たった1日ぶりの参拝だったが、とても久しぶりに感じた。旅をしていると1日の時間がとても長く、そして濃く感じるからだろう。
帰路、無人販売の100円みかんに引かれて購入。それとパンを朝食兼、お昼代わりにと食べた。19番・立江寺までは平坦な道のり。そこでは大きな本堂、そして多宝塔が迎えてくれた。そして、今日最後の参拝場所、20番・鶴林寺へと向かったのだが、ここは山の頂にあるため、最初は川沿いを登っていくのだが、大した坂ではない。でも自転車が重いせいなのか、とても辛く感じた。ちなみにこの鶴林寺へは正規のルートをとらず、峠越えのない伊賀川沿いから行くことにした。その本格的なのぼりへの手前の東屋でちょっと休憩。残りのパンを食べ、そして30分ほど仮眠した。
よし!がんばるぞ!っと思いながら坂へと挑戦していったが、最初のあまりの急坂をみてすぐに断念してしまう。なんと貧弱な・・・ また東屋まで引き返して、そこから鶴林寺までお遍路道が伸びている。逆打ちの歩き方になってしまうが、そこから歩いて登ることにした。登りは40分ほどとさほど長い道のりではないのだが、勾配はきつかった。何度も階段が前方に現れ苦しめられた。こうしてなんとか山頂の寺に着いたとき驚かされた。山頂にも関わらず意外に大きい。寺も大きいが、宿坊などの他施設も立ち並んでいた。そして鶴林寺という名だけあって、本堂の両脇には鶴の像が並ぶ。それらに魅せられながら参拝をすませた。
同じ道を通って帰路につくた。1/3ほど下ったところだっただろうか、ふと手の寂しさに気づく。なんと金剛杖を寺に置いてきてしまった!しかたなkぅ、また引き返えす。なんてバカなんだと、自分に呆れてしまった。ようやく下山したころには、もう17時になろうとしていた。日は傾きはじめ薄暗くなりつつあった。その中、ライトをつけて川沿いの山林に覆われた道を登っていった。
17時半、ようやく今日の目的地(寝床)の道の駅・。鷲の里に到着した。すぐに自炊に取り掛かるが、日が落ちるほうが早くすぐに暗くなってしまった。そして駐車場の外灯までも消灯してしまい、残るは月明かりのみ。それを頼りに食事をすませて、テントを張ってようやく落ち着くことが出来た。こうしてHP更新作業に入った頃、だんだん風が強くなってくる。次第にそれは嵐のような風となり、テントが持ち上がりそうなほどで、恐怖すら感じるほどだった。そして、寒さを加わり、寝袋にくるまる。そして今日も日記を途中にして寝てしまった・・・