遍路道、なかなか分かりにくい。とくに自転車が一番辛い。徒歩用の看板でいくと途中、階段があったりする。逆に自動車用で行くと、アップダウンの厳しい道を通されたり、また看板が不案内なところもあり、いつの間にか徒歩用の看板になっていて階段で通行止めになってしまったりと意外に苦労させられた。
そんな今朝は6時起床。まずは自炊して、昨夜書ききれなかった日記を更新。そして8時にようやく出発。昨日、時間的に行けなかった7番は来た道をそのまま戻ることになる。アップダウンも少しあるがそれほど苦にはならず、すぐに到着。意外に人が多い中、参拝をすませて次へ向かおうとすると、なんと自転車にみかんが2つ置いてある。突然の嬉しさに涙がこぼれそうになりながら次へと向かった。
8番では、ある団体さんの遍路引率者でもある霊場会の方(赤松さん)に声をかけられた。こうして、たくさんの方に励まされながら次へと向かった。この後、9番、10番と、共に赤松さん達と参拝中に会い話をした。また、他にもたくさん見覚えのある方がいる。こうしてまわっていると、みんな同じルートだからだいたい霊所であうことができる。こんな出会いも楽しい。ちなみに10番は山の山腹にあり、階段を333段登っていくのだが、これが意外にきつい。だが、寺!といった趣がして好きではある。そして登りきったときの驚くほどの見晴らしのよさ!快晴の空に今度登るであろう四国山脈が美しくつらなっていた。
次に11番は、やや離れていて川を越えて対岸の山にいくことになりちょっと辛い道のりだ。途中にあるうどん屋で食事をとる。このときにまた赤松さんと再会、ここでうどんをご馳走になった。ありがとうございました。こうして自分が頼んだうどん定食と2人前近くを食べただけあって、さすがにお腹は満腹♪幸せいっぱいで11番を目指した。途中、2つの沈下橋を越える。沈下橋は四万十川だけと思っていたがこんなところにもあったとは。でも四万十川より近代的で立派な橋だ。それでも趣はあった。
このあとの11番まではけっこう迷った。結局いつの間にか徒歩用の道に入ってしまい、階段を自転車で下りることに。そして必要以上に登りすぎてもいた。こんな11番では私も地元の鉄道会社のバス”遠鉄”に迎えられた。地元のバスにこうして会うとやっぱりホッとするし嬉しい。また、2番でも実はあっていて、そんなまた偶然な再会が嬉しくもあった。
こうして11番までを終え、次は12番なのだが、ここは剣山登山後と思っていたのだが、その剣山登山の予定日でもある8日の天気予報が雨・・・ さすがに雨では登りたくない。いろいろ迷ったが、先に12番に行って、そのあと剣山に登山することにした。ただ、こうすると無駄な峠越えが増えてしまいきついのだが、しかたがないか・・・
その前にちょっと寄り道。また川を越えて対岸の山腹にある観光地、土柱に向かった。これも道を誤ったか・・・ また坂を下って登る。つらい・・・ 途中、郵便局に立ち寄って実家から局留めで送ってもらった荷物を受け取る。ようやくデジカメが直ったのだ!明日から普通に撮れる。嬉しい♪
土柱までの坂はきつかった。道中無駄なアップダウンが多くそれに苦しめられた。こうしてたどり着いた土柱、期待して訪れただけに最初、正面からこの土柱をみたときには、あまりの迫力のなさにショックを受けた。そこで帰ろうとおもったほどだったが、でも、せっかく来たのだからと、遊歩道を歩いてみることに。そして着いた土柱山頂からの眺めに驚いた。奇妙としか言い様のない不思議な景色。さすがに来てよかった!と思い直した。
さて、今日の野宿場所、当初の予定だとR438から剣山に登る予定だったために、この麓にある道の駅・ゆうゆう館にしようと思ったが、道路に積雪があるようであるため却下。それでR492号から登ろうと考えたが、先ほども書いたとおり8日が雨の予報で登山に向かえなくなり却下。結局、素直に霊所12番へいくことに。その後、川井峠をピストンして剣山に登るつもりだ。ちょっとこの峠を往復する分、きつくなってしまったがしかたがないか・・・
ということで、道の駅にいけなくなり、今晩の宿はどうしようかと迷っていると、この土柱ちかくに公園を発見。意外に居心地がよさそうな公園だった。さっそくここに決めた。まだ、時間は16時をまわったばかりと少し早かったので久しぶりの読書を楽しむ。そして日没後、自炊して、テント設営。そして今日も日記更新を途中にして寝てしまった・・・