今日から四国の旅が始まった。っという気持ちだった。やはりこのお四国さんをメインでここに来ているだけあって、そう思ったのだろう。そうれまでは、この四国に入っても落ち着かない感じだった。早く1番霊所につきたいという思いもあったし、香川ではまた遍路でここにくるからという気持ちがあってそれほど観光する気になれず、ただ1番とうい霊所だけがあたまから離れなかった。 今朝は浅野さん宅で6時半起床。朝から昨日寝てしまって書けなかった日記を更新。1時間半ほどかかってでようやく終わり、それから出発準備。なかなか慌ただしい朝だった。そして9時半にマーボと共に浅野さんに見送られ出発した。そして、行き先がそれぞれ違うため、すぐにマーボ達とも別れ、またいつもの一人旅へと戻っていった。ありがとうございました。 いままで賑やかく楽しかっただけに、この一人でもどったときほど寂しさを感じることはない。だが、リフレッシュされたおかげか、重い気持ちはない。逆に次へ旅への期待、そして出会いを期待し、遍路へ向けて出発した。 その前にちょっとやっておきたいことがあった。そう最近新たに始めた広報活動。こうしてたくさんの方にこのHPを知ってもらい、そして旅が出来ない人などに楽しんでもらえたらな、また、自分もそれが励みになるだろう。そう思い広報活動も真剣に取りくみだした。それで今日電話したのが、徳島新聞さん。なんとそこではすぐに対応してくれ、そして新聞社を訪れた。取材は30分ほどですんなり終わる。あまりに順調すぎて気持ち悪いほどだった。でも、すごく嬉しくその後の足取りはさらに軽くなり、向かい風の辛い走行にも関わらず、鼻歌まじりで楽しく漕ぐことができた。
こうして、こんどこそ1番霊所へ。ただ、先ほども書いたように風が強い!とくに橋の上でまったく進まないと言っていいほど、進まない。そして寒い!だが、今日の新聞の喜びと、またお遍路への期待が、その辛さを感じさせず、意外に楽しく進んでいけた。 こんな思いで到着した1番霊所。でも、そのちょっと前で立ち止まって、播磨で行本さんから頂いたお遍路の本でしばしお勉強。それから1番霊所・霊山寺に入った。そこには団体客が数グループ入っていてお遍路さんで賑わっていた。そんなお遍路さんに圧倒されながら、お遍路用品を購入しに行く。いろんな遍路用品があるが最低限必要な物だけをアドバイスされながら購入。そして線香やロウソクも購入。これは寺で毎回2箇所に備えるものだが、最初はこれを聞いてめんどくさいなー っと思ったが、後から「修行だからね。」と聞いて納得。そう思ったとたんに、”めんどくさい”という気持ちはなくなった。ちょっと最初は恥ずかしかったが白衣を着て、いよいよ1番霊所へ。やはりなれないこともあった、けっこう大変な作業。これを88ヶ所・・・ がんばらねば!そして納経帳に朱印を押してもらう。これには300円かかりかなり痛い出費だが、遍路のためにはしかたない。このことにより、いっそう他の出費での財布の紐が固くなりそうだ。食事も節約節約。こう思えることも修行かな?と思いながら一番霊所を後にしようとしたとき、あるお遍路さんが声をかけてくれて、旅の内容をはなすと、なんと餞別を!嬉しいが、やぱっりお断りすると、「お接待だから・・・」といわれ頂いた。ありがとうございました。
白衣と金剛杖を手に霊所を後にした。このあとすぐに、なぜか目頭が熱くなり涙が溜まる。自分でもどうしてなのか分からない。だが、不思議と感動してしまった。餞別を頂いたためか、それともお遍路のなにかを感じたのか分からないが、とにかく感動した。
2番霊所からは意外に空いていて落ち着いてまわることが出来た。最初は恥ずかしかったこの白衣もそのうち誇りに思うようにもなった。また、大変な参拝作業も、これもお寺と向き合う時間がゆっくりもて、よいものだなとも思うようにもなった。こうして今日、順調にまわっていき6番霊所までまわることができた。最後は5時近くなってしまい、もう薄暗い中の参拝となってしまった。 ただ、あまりに夢中になりすぎて今日の寝床をまだなにも考えていなかった。地図を見ながら近くに公園や道の駅がないかと探すと、峠をすこし登ったところに道の駅があるのを発見!7番を通り過ぎていくことになり、もう納経帳の朱印を打ち切った時間であるため、しかたなく霊所を横目に通り過ぎ、道の駅へ。その途中、「お四国さん!」と声をかけられ、ここは遍路道ではないよ!と心配になり声をかけてくれたりもした。そんなお遍路さんの土地柄にとても温かいものを感じた。 こうして真っ暗な中、ようやく道の駅に到着。そして夕食を自炊してテント内でHPの更新。でもその作業中、あまりの寒さに寝袋にくるまり、ちょっと横になると睡魔が・・・ 結局、日記を途中でそのまま寝てしまった・・・