やっぱりテントと違って安心して寝ることが出来る。そして外は雨もあがり日も出てきた。そんな気持ちいい朝、すぐに自転車を漕いで出発といきたいところだが、まずは昨夜書けなかった日記を書くことからはじめた。６時半に起床して始めたのだが、久しぶりＡｉｒＨ（ＰＨＳ）圏内ともあり、今まで溜まっていた各日記の拡大写真のＵＰ等の作業も一緒に行ったために意外に時間がかかってしまい終わったのは１２時近かった。そんな中で、一緒に泊った”めだま”さんは吉牛を買ってきてくれたりと、また昨日に引き続き朝からお世話になりっぱなしであった。また、当の部屋の住居者の”ナッカン”さんは昨夜は私の為にわざわざ実家へ・・・ そして、さらに昨夜、明日の泊れるところまで探してくれた。そこが、今日の目的地である”子安地蔵寺”なのだ。お寺さんに泊れるなんて初めての経験でちょっとドキドキだが、ほんと嬉しい。さて、どんな一日になるだろうか。
こうして、たくさんの方にお世話になりながら１２時頃出発した。そしてこの旅がほんとうに一人の旅ではないことを実感しながらの出発だった。ほんとうにありがとうございました。
そんな、今日はちょっとのんびりとした出発、そんな早々に１００円均一発見！さっそく立ち寄って自炊用の食材を購入。そしてさらにその先のスーパーでお米を買って、ホームセンターではバーナー用のガスカートリッチを購入。今後の奈良の山中の走行に備えての買いだめであったが、ちょっと急いで買いすぎたかな。自転車が重い・・・ 山中に入る前にまだ高野山に登ったりと工程長い。 それからでも十分食料は調達できた。そんなことでちょっと後悔しながら重くなったペダルを必死で漕ぎながら、まずは根来寺へ向かった。
案内板もしっかり出ていたこともあって迷わず根来寺へ到着。そんな道中、ある車に乗っている方からパンを頂いた。そのパンのまた美味しいこと！そして活力に変わっていった。ありがとうございました。そんな力を貰っての根来寺だった。そんな寺でさっそく参拝といく前に、民族資料館がそこには併設されていて、なんと入館は無料。迷わず入館して、この根来寺や岩出町についてのお勉強。無料の資料館ではあったが、展示物は予想以上に豊富で、また分かりやすく展示。そんなこともあって思わず長居をしてしまった。そしてようやく根来寺参拝。だが、大祭中（法事？）とあって拝観することができなかった。遠くから眺めそして参拝することんしか出来なかったが、それでも十分、この根来寺を体感することができた。これも資料館で学んだおかげかもしれない。
そして、順番は逆になってしまったが、この根来寺の表門にあたる大門へ。本当はやはりここから訪れて、参道を通って本堂と行きたかったが、看板どおりに来たらこんな結果になってしまった。ちょっと悔しくはあったが、そんな思いも大門をみて晴れた。その大きさと立派さに驚かされた。大塔にもビックリしたが、ここも負けてはいない。そんな建造物にも圧倒されながら見学して、この根来寺を後にした。
そのあとは県道７号線を進み、橋本市を目指した。その道中、立ち寄るつもりはなかったが看板に吸い寄せられるようにして今度は粉河寺へ。ここも予想以上に大きなお寺。長い参道。そんな参道を歩いていると、やっぱり心が落ち着き時間を忘れる。お寺はそんな不思議な力をどこも持っていた。そんなことに気づきながら参拝して後にした。
そんな寄り道もしたこともあって、ちょっと遅くなってしまった。日が暮れる前には今日お世話になる”子安地蔵寺”に着きたい。そんなこともあって、ここからはただひたすら必死で漕いだ。でも、そうやって力いっぱい頑張る事も気持ちがよかった。そして教えられた通りに国道をそれて登り坂を登っていく。ひたすら登っていくのだが、だんだんとこの道で本当にあっているのかと不安になってくる。心配になって、ちょうど通りがかった高校生に道を尋ねると、親切にも「家が近いですから一緒にいきますか？」と道案内までしてもらった。さらには、その方の家まで越えて最後、お寺のすぐ手前まで案内していただいた。そんな温かい人柄に感動し、また嬉しかった。
そんな親切もあって無事、日暮れ前の１７時に”子安地蔵寺”に到着。そして昨日の当然のお願いにも関わらず温かく迎えられた。すぐに、とりあえずお寺さん参拝と行きたかったが、すぐに日が暮れてしまい、今日は参拝することができずに、そのままお世話になることになってしまった。明日ゆっくり参拝しようと思う。
旅の話など話した後、夕食を食べにと、ある、お好み焼き屋さんへ連れて行っていただいて御馳走になった。また、これが美味しい♪そして、いろんなお話を聞かせてもらって、すごく勉強にもなった日でもあった。そんな話を忘れずに今後、自分自身の成長に役立てていきたい。
有意義な時間を過ごして９時ごろにお寺へ戻ってきた。そのあとは部屋をあけていただいて、そこでＨＰ更新やらの作業に入りたかったのだが、疲れていたのかすぐに寝てしまった。この日記は翌日に朝になって今書いている。
