車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 10月8日 (火) - 93日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : ”ナッカン”さん宅

本日の移動 : 有田市~和歌浦~雑賀崎~和歌山市街

走行距離 : 57.4km

累計距離 : 3,064km
本日の出費

食費 : 280円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 690円

費用詳細 : 雑費:和歌山城・温泉(本町温泉)

現在地 : 和歌山県和歌山市  ( 全走行図 )

楽しい夜♪

 静かな夜で昨夜はグッスリ寝ることが出来た。心配していた雨も大丈夫そうだ。のんびりと朝食をつくり食べる。そして、8時前には和歌山市目指して出発した。

 昨日と違い今日は風もなく気持ちよく進む。そして曇り空のやや肌寒いこの天気。自転車を漕ぐにはちょうどよい。また、今日はアップダウンもほとんどない。そんな気持ちよく走っていると悪夢のような思いがけないことが・・・ ポツポツ・・・ 雨だ。雨が降ると思ってもいなかったためにそのショックもより大きい。心構えが出来ていないのだ。それほど雨は自転車にとって辛い。天気予報では今日の降水確率は20%~30%のはず・・・ すぐ止むだろうと初めは強行でそのまま走っていたが、逆に降りは強くなるばかりだった。しかたなくカッパを着る。そしてサイドバックにもレインカバーを付ける。これが結構大変な作業なのだ。いくらラインカバーを付けたといっても完全ではない。そのため、カバン内の濡れては困るものはさらにビニール袋で包んでいる。そんな作業もしなければならない。

 それから雨は止むことなく、ちょっと憂鬱な走行が続いた。ただ、小降りなので助かっている。このまま、この前のような大雨にならないことを祈りながら進む。そして、和歌山市すぐ手前の海南市へ入る。久しぶりに見る大きな町でもあった。そして、これも久しぶり、吉野家発見!誘われるように店内へ。特盛といきたい所だったが、ちょっと弱気に並盛り。節約節約。

和歌浦の不老橋
趣きある橋でした♪
静かな和歌浦
雑賀崎からの展望
天気がよかれば・・・

 そんな吉野家で元気をつけて先へと進む。ここから先は和歌山市に住む、HN「めだま」さんという方からお勧めコースを教えてもらったこともあり、そのコースをたどって見ることにした。まずは海沿いを走って、不老橋へ。決して大きな橋ではないが、江戸時代に作られただけあって歴史の重みは見ているだけで伝わってくる。そんな不老橋を渡って和歌浦へ。

 シーズンを終えた秋の砂浜。そんな静かな砂浜でちょっとのんびり♪ 小雨の中での重い気持ちが、のんびりしていると晴れてくる。やっぱりこうしてのんびりしている時間が一番幸せだ。

ちょっと寂れた
雑賀崎灯台
ちょっと変わった建物
和歌山県庁

 そんな静かな砂浜を後にして、こんどは雑賀崎へ。ただ、ここからが予想以上のアップダウン。そして、だんだんとあたりは寂れてしまったリゾート地といった感じの景色へと変わっていた。後から聞いた話なのだが、なんでもバブル時に地上げし、その後、バブル崩壊・・・ そして買い上げられてどうしようもないホテルや旅館が、そのまま廃墟として残ってしまったらしい。その町々でいろんな歴史があるものだ。

 最後のきついきつい坂を登って雑賀崎灯台へ。ここもやっぱり売店などは閉まっていって、また、あたりも荒れている。そんな風に寂れた灯台ではあったが、そこからの景色だけは、とても綺麗だった。今日はあいにくの小雨の天気だが、晴天ならもっと美しい景色が見れただろう・・・ そんな景色をいつか見てみたいなと思いながら灯台を後にした。

 そのあとは、和歌山市街を目指してひたすら海岸線沿いを進む。工業地帯、フェリー乗り場を越えて、そして苦もなくあっという間に県庁前へ。この県庁、ちょっと建物が古風で変わっていた。そんなこともあって、その前で記念写真。写真正面に自分の自転車が映っているのが分かるかな?

 そしてそこから1kmも進むことなく、最初の目的地である和歌山城へ到着。さっそく公園内へ入っていったのだが、これがなかなか広い。庭園があったり、小動物園があったりと意外と楽しめる公園であった。そして、今回も入館料を支払い天守閣へ。御三家紀州55万石とあって、それなりの資料や展示物を期待して、やや高い350円というお金を払って入ったのだが、それがちょっと期待外れ・・・ 大した見所もなく、あっという間に見学終了。さすがに寂しかった。そのあとは無料で見学することができる名庭、紅葉渓庭園へ。残念ながら一部工事中の為に池の水が抜けれてしまっていて、雰囲気が損なわれてしまっていたが、それでもそれなりに楽しむことができた。ただ、やはりここは紅葉の時期に来なければ本当の美しさは見られないだろう。 もうちょっと時期がずれていあたら・・・

迫力満点・和歌山城
和歌山城の紅葉渓庭園
紅葉の季節に見てみたい
和歌山城の紅葉渓庭園

 そんなちょっとがっかりの見学だったが、気を取り直して次の観光へ。これはガイドブックで見てしったのだが、意外にこの町の美術館や博物館の入館料が安かった。両方あわせても500円ちょっと。そんなことからちょっと芸術を親しむことにしたのだが、行ってビックリ!なんと特別展開催中の為に共に入館料は800円以上!とてもそんなお金は払えない。さらにがっかりの観光になってしまった。

 そんなんで、早くも和歌山観光終了・・・ 今日はこの和歌山で寝床を見つけて泊まるつもりでいたが、さすがに時間が余ったために先へ進もうかなとも迷った。そんな時に先ほどにも書いた、この和歌山市に住むHN”めだま”さんに再度電話してみた。再度というのは、メールでいろいろ情報を頂きながら、よかったら城近くにきたら電話してください!っと言うことで城に着いたときに電話したのだが、そのときは残念ながらつながらなかった。そして今、再度電話してみた。そしてこんどは話すことができ、そして、今夜夕食一緒に食べませんか?とさそって頂いて、そのままお言葉に甘えることに・・・ そんなこともあって気力回復♪待ち合わせの時刻までは市立図書館でのんびりと過ごした。

 そして15時頃、”めだま”さんと無事会うことが出来た。私の日記をいつも見てくれているだけあった、やっぱり性格は合い話しやすい。そして今夜泊めてもらえることにもなった。至れり尽くせりで、ほんとありがとうございます。そして、まずは自転車をそのアパートまで移動して、それから車に揺られてまずは温泉に連れて行ってもらった。場所は本町温泉といって、これがまたいい湯であった。さすがにいい湯だけあって、大繁盛。この日中からもう満員状態であった。

大繁盛の本町温泉
いい湯でした♪
温泉前にて
ちょっと変わった美術館
アルタミラ美術館

 17時にこの温泉前で”めだま”さんと待ち合わせ。それまでのんびり温泉に浸かった後、予定時刻に再開。そして、そのあとは旨い和歌山ラーメン店・”○三”へ!これがまた美味しいのだ。ちょっとくどいようで、でも、あと味はすっきり。そんな不思議で美味しいラーメンだった。

 そして、そのあとはちょっと変わった無料美術館へ連れて行ってもらった。雑賀崎にある”アルタミラ美術館”という個人で開いているところで、一見、美術館とは気づかない佇まい。でも中に入ってみると、廃墟の建物を手直しした美術館で、だがそれが逆によい雰囲気をだしていて、とても落ち着いた中、見学することができた。またそのオーナーの方も話しやすいよい方で、いろんな話を聞かせてくれた。ぜひ、この雑賀崎に行ったときには立ち寄ってほしいところだ。

 そして、最後にここもお勧めだという居酒屋・”くろや”へ。そこで、”めだま”さんの友達もあつまり、総勢、私もあわせて7人(HN:めだま・ちびっこJ・ちびっこY・ナッカン・トシ・マスミ)という大勢での飲み会。旅出発以来、こんな大勢で楽しむのは初めて。そんなこともあり、お酒はいつもより進み、そして会話も弾む。ほんとに楽しい夜になった。

 そして夜は、その友人宅(ナッカン)でお世話になることに。ほんとうにありがとうございました。

※この時の写真はHN”めだま”さんのカメラで撮っていただいたので、後日入手後それを公開したいと思います。 以下、すべて撮影”めだま”さんです。ありがとうございました♪

そんな美術館内
いい雰囲気でした。
ラーメン屋「○三」にて
うん!うまい!!
アルタミラ美術館
 
アルタミラ美術館
 
アルタミラ美術館前
 
居酒屋「くろや」にて
愉快に飲む自分
ナッカンさん宅で
朝からHPの更新
昼頃にようやく出発!!
 
みんなで記念撮影♪
ほんと楽しかったです♪




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