車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 9月18日 (水) - 73日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 道の駅・アルプ飛騨古川

本日の移動 : 道の駅・上宝~神岡町~古川町(道の駅・アルプ飛騨古川)

走行距離 : 55.1km

累計距離 : 1,990km
本日の出費

食費 : 1957円

観光費 : 500円

宿泊費 : 0円

雑費 : 315円

費用詳細 : 食費:ちょっとリッチにお菓子も購入♪、観光費:山下清原画展(100円割引)、雑費:100円ショップでタオル等の雑貨

現在地 : 岐阜県古川町  ( 全走行図 )

久しぶりの下界

 久々の快晴!さすがに気持ちがいい♪とくにこの雨の後の快晴は空気が澄んでいて大好きだ。そんな最高の朝だった。

 ちなみに、昨夜は電源も取れたこともあり、登山時の日記を更新しようと夜遅くまでがんばるつもりだったが、睡魔に襲われ11時過ぎにノックアウト・・・ 道の駅の休憩室のベンチで寝袋にくるまって就寝・・・ 朝は5時半に起床。まずはHP更新の続きを7時過ぎまで行った。そして、そのあとは、あまりの快晴の気持ちよさに、道の駅の片隅で、濡れてしまった登山用具を広げて乾かした。また、溜まっていた洗濯もした。ただ洗濯はさすがに全部は洗えなかった。全部洗ってしまうと干すところがなくなってしまうためだ。そんな、気持ちよい朝だったが、ちょっと慌ただしい朝でもあった。

 登山用具(テント・マット等)がほぼ乾いたところで出発。洗濯物はさすがに乾かないので、自転車のサイドバックに干して10時に出発。パンツなども自転車に干している為、ちょっと恥ずかしいが致し方ない。生活のためだ。その分、食事でリッチにいこうと思う。

 まずは神岡町に向かって走る。ほとんど下りで快適道路だ。向かい風を除いては・・・ 天気もいい。冒頭にも書いたが、この雨のあとの快晴は気持ちよく大好きなのだ!空気が澄んでいる。全てが美しく見える。そして自分の心も清んでくる。そんな感じがする。

 1時間ちょっと走って神岡町街へと入る。そして久しぶりのコンビニ発見!あれは松本が最後だったから今月初のコンビニとなる。さっそく久しぶりのコンビニ弁当を頂いた。

 お腹も満腹になったところで、まずは神岡城へ行ってみることにした。城は市街から外れ、町を一望できる小高い岡の上にあった。そんな城の案内板をみると、どうやらこの城は天守閣を後から(昭和期に)犬山城などを参考にして作った城らしい。昔の城を復元したとは違うようなのだ。それを知ってがっかり。ちょっと見学する気が失せ、さらにそれに追い討ちをかける料金。450円・・・ 郷土館、鉱山館と共通なので決して高くはないかもしれないが、でも、ここでこの料金は出せなかった。ただ、この町の歴史でもある鉱山館がちょっと気になった。単独券が安くあればよかったのだが・・・

 城を後にして、駅前を抜けてさっさと町を後にした。もっとゆっくり観光し町を見たかったが、なぜかそんな気が起こらなかった。洗濯物を干しているせいも大きいだろう。そんなあっという間の神岡町だったが、それでもこの町独特の風景にちょっと引かれた。狭い土地にひしめき合うようにして家々が立ち並んでいる。どの家も庭なんてない。河川までギュウギュウ詰めの町だった。その原因は、農業ではなく鉱山で発達した町だからだろう。そんなちょっと変わった町を知るためにも鉱山館に入れなかったのは悔しい・・・

 その後は、国道41号線に入って、古川町を目指した。途中、峠を越えることになるのだが、地図で見た限りそれほどきつそうにもなく見えたため、軽い気持ちで峠に挑んでいったのだが、予想以上にきつかった。傾斜はそれほどでもなく、登っていけるのだが、ただ距離が長い・・・ 長い・・・ ただ、もう秋の陽気で涼しかったので助かった。逆に休憩中は汗をかいていることもあって寒いくらいだった。そんな秋の陽気の中、必死で登ってようやく峠へ。そして峠のちょっと変わったカヤブキ屋根のドライブインで休憩。休息中、目の前の神社の看板の”日本一”と言う文字が目に入った。なにが日本一だろう。見ずにはいられない。行ってみると、一本木彫りの彫刻の大きさが日本一だそうだった。さすがに大きかった。なんでもボケ防止の神様らしい。将来、ボケることがないように祈って後にした。

入城を断念した神岡城
秋色♪
日本一の一本木彫刻

 その峠から472号の分岐まではひたすら長い下りとなった。ここは道路も綺麗で気持ちよかった。最近は狭く路面の荒れた下りだったり、また急カーブの連続する下りだったりと、あまり楽しめなかったが、今日は久しぶりに快適なダウンヒルだった♪

 下った後は古川町まで平坦な道が続いた。のどかな盆地を走る快適路で、こんな道も久しぶりに走る。とても新鮮に感じ、信州の登山の旅が終わったことを実感した。

 古川の町は、以前から良いところだよと情報を得ていたので、のんびり周ってみることにした。そのためバイバスを離れ市街へ入った。だが、観光本を持たない私はどんな良いところがあるか分からない。そのため、まずは駅前まで行って観光案内所を探して見る事から始めた。案の定、駅前に発見。さっそく情報を仕入れる。やはり古い町並みが見所らしい。そしてさらに拍車をかけて、今、この古い町並みが、HNKのドラマ”さくら”の舞台となった場所で大賑わい。多くの団体客で賑わっていた。

古川町
ドラマ”さくら”の舞台
(下宿先のろうそく店)
古川町
白壁の古い町並み
古川町
白壁の古い町並み

  そんな町並みを楽しむため、自転車を置いて徒歩でのんびり散策してみた。やっぱりこんな風情ある町には徒歩がいい。ちょっと団体客にはウンザリさせられたが、それでも予想以上に楽しめた町だった。そして、そのあとは山下清原画展へと見学。観光案内所で頂いた割引券をしようしても、500円とやや高かったが、同じ放浪の旅をしたかたとあって、ちょっと引かれるものがあったため見学した。絵画だけでなく山下清の生涯についても分かりやすく説明されていて、内容の濃い見てよかったなと思えた原画展だった。さすがに私も絵を描きたくなってきた。

白河町・山下清原画展
 さすがにもう夕暮れ時になっていた。今日の寝床を予定している、すぐ近くの道の駅・アルプ飛騨古川に向かった。途中のコンビニで夕食を買う。そしてこれも久しぶり、100円ショップを発見!さっそく入店して生活雑貨を購入。実はタオルを温泉に忘れてきてしまい困っていたのだ。さっそく購入して、道の駅へ。

 今日の道の駅も快適宿泊地となりそうだ。電源も取れて、また屋根つきのところにテントを張ることができた。ただ唯一の欠点は今日もAirH(PHS)が圏外なことだ。ここまでくれば入ると思っていたのだが・・・ どんどんUPできない拡大写真が溜まっていく。果たしていつUPすることができるだろうか・・・




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