車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 9月4日 (水) - 59日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 上高地(小梨平)

本日の移動 : 上高地~焼岳~上高地

走行距離 : 0.0km

累計距離 : 1,877km
本日の出費

食費 : 1300円

観光費 : 0円

宿泊費 : 700円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 安曇村  ( 全走行図 )

一年ぶりの焼岳登山

 朝、テントを出ると穂高岳が前面に・・・ そんな場所でのキャンプは最高で、そして天気も良い。最高の朝だ。明るくなってきた5時に起床。さっそく朝食を自炊し食べる。その片づけをしていると、ふと自転車が目に入った。キャリアーを付けた旅人の自転車だ。さっそく挨拶から、すぐに話が盛り上がっていった。なんと私が乗鞍を登った日に彼も登ったという。時間等聞いてみて思い出した!私が乗鞍を気持ちよくダウンヒル中にすれ違った方だ!そんな偶然な出会いもあってさらに話が盛り上がる。他にも釜トンネルの恐怖談や自転車の話などなど・・・ だが、気づけば7時をまわろうとしている。今日は焼岳へ登山予定だ。まだまだ話をしたかったが、そういうわけにもいかず彼と別れ、急いで出発準備に取り掛かった。

 話は変わるが、昨夜お世話になった、お隣のテントのご夫婦(渡辺さん)も今日偶然にも焼岳に登るという。先に出発を見送って、私も準備を急いだ。

 7時15分。出発準備完了。今日は新しい登山靴での初登山。履き心地は良好だ。さすがに以前の軽登山靴と違い靴底もしっかりしている。焼岳の登山口までは数キロ、上高地の平坦な遊歩道を歩く。静かな早朝の上高地はまた気持ちがいい。

 7時40分。田代橋・・・・

 ・・・・ もう時間だ!今、急いで日記を書いているのだが、このあと6時までに明日の出発準備をして、自転車を預けにいかなければならない。そう、テントサイトの管理荘で預かってもらえることになった。なので安心して登山ができるが、今日中に預けないといけない。この続きはノートに書いて下山後に記入しようと思う。いつもは登山時もPCを持っていくのだが今回は難路が多いため軽量化をはかりPCを置いていくことにした。また雨天の予報もあるので用心のためもある。

   それでは!! いってきます!!

 さて下山後、ノートに書きとめていた日記の続きを書きます。

 7時40分。田代橋を越えてさらに車道を10分ほど歩くと、いよいよ焼岳への本格的な登山道となる。だが、最初のうちは登りはさほどきつくない。1年前に登った道だけに見覚えのあるところが何箇所もあり懐かしい。あのころはまだ登山もやり始めたばかりで、もっと息を切らせながら登っていた気がする。今はそれほど息を切らせることなく、どんどん登っていける。30分ほど登ると渡辺さん夫婦に追いついた。ちょっと会話を交わしながら先へと登っていった。

 この登山道には幾つかのハシゴ場もある。そんな場所は記憶にも強く残っているだけに懐かしさも倍増する。こうやって一度歩いた道をまた歩くのも悪くない。このハシゴ場あたりからすこし急登にもなるが、今日は軽い荷物ということもあり、足取りも軽くどんどん登っていけた。

 新しい革靴も良好だ。ただ今までの靴よりも、ひと回り大きいために今までと同じような気持ちで歩くと足を引っ掛けたりしてしまう。また、靴底の溝も深い分、それも引っ掛かりやすい。そんな靴の特性を今回の登山で知ることが出来た。明日からの本格的な縦走登山に向けてよい予行練習になった。

 9時、疲労も感じることなく焼岳小屋へ。10分ほど休憩して先へと進む。今日は軽快に足が進んでいくだけに登っていくのが楽しい。とくにどんどん標高があがっていくのが体感できるとなおさらだ。

 焼岳直下の上りに入るの急に傾斜がきつくなり、またガレ場の上りにくい道となる。さすがに息も上がりだすが、それでもどんどん登っていた。今日は調子がよい。これも渡辺さん夫婦から頂いた果物などの栄養のおかげかもしれない。

 最後にちょっとした岩場を登って、9時55分山頂へ。ここから見る景色全てが懐かしかった。そんな景色を1時間ほど楽しんで下山へ。まだ、渡辺さん夫婦は登ってこない。下り始めればすぐにすれ違うだろうと思っていたが、それがなかなか出会わなかった。どうしたのだろうと少し心配になりながら慎重に急なガレ場を下っていった。

荒々しい焼岳
展望台より笠ヶ岳
展望台より焼岳

 焼岳小屋から少し登った頂(展望台)に渡辺さん夫婦は休憩していた。休憩というより、そこでのんびりとした時間を食事をとりながら楽しんでいた。聞けばここでリタイヤらしい。でも、存分に山を楽しんでいた。そんな場に私も混ぜてもらい、アンパンまで頂いて一緒に団欒を楽しんだ。それでもこの後、温泉に入ったり、洗濯したりとやりたいことが一杯あるため、ほどほどにして下山へと向かった。

山頂直下
山頂よりカルデラ湖
山頂記念撮影♪

 12時20分、焼岳小屋へ。その後も軽快に下っていき、13時20分、無事に田代橋へ下山した。今回の山行は登山というよりハイキングといった感覚だった。明日からの登りも今日のように気持ちよく登れたらよいのだが、でも、そうはいかないだろう。4泊5日の荷物、かなり重くなりそうだ。

山頂より上高地と穂高
 下山後はキャンプ場までの通り道にある、上高地温泉ホテルで600円を支払い入浴。露天・檜風呂と至れり尽くせりの施設で大満足の温泉となった。600円の価値は十分ありお勧めの温泉だ。

 入浴後、キャンプ場に戻ってきたのが1時半。それからが大忙しだった。まずは洗濯、テントや自転車に干す。そしてそれからちょっと遅い昼食へ。明日からの登山に備え、栄養を十分取るため、ちょっと高いが外食に出かけた。1300円で大盛り定食を頂いた。

 そしてもう先に日記に書いて載せたが、明日からの山行中、自転車を預けるために今日の6時までに持っていかなければならない。今回はPCも預けるつもりなので、それまでに日記を書いて載せなければと焦る焦る。結局、間に合わずにこのように下山後の更新となってしまった。

 そのあとは、明日の登山準備もしなけらばならない。必要な荷物を自転車から降ろして、急いで自転車を預けに行った。そのときにも、たくさんの方に「自転車できたんですか?」、「どこから?」と声をかけられ、嬉しいのだが、急いでいるため、頼むから準備させてくれ~っといった感じだった。おまけに雨もパラパラ・・・

 その後、日が暮れる前までに夕食をとりたいため急いで自炊。なんとか食事をすませてようやく落ち着くことが出来た。雨もパラパラでおさまり、夜は渡辺さん夫婦と共に珈琲をご馳走になりながら、のんびりと楽しんだ。ありがとうございました。

 そして21時ごろ就寝した。




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