車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 8月10日 (土) - 34日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 草津道の駅

本日の移動 : 草津町

走行距離 : 0.0km

累計距離 : 1,313km
本日の出費

食費 : 919円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 食費:飲食費

現在地 : 群馬県草津町  ( 全走行図 )

休日

 昨夜は道の駅のベンチでテントを張らずに就寝。ベンチの幅が狭くて何度か落ちそうにもなってしまったが、それでも道の駅とあってゆっくり寝れた。朝は5時頃起床。今日、まずは洗濯からスタート。最近は天気がよいこともあってよく洗濯している。そのため、洗濯物も溜まらずに毎回少量ですむので洗濯しやすい。ただ、道の駅の人たちの目線が気になってしまうが・・・ 洗濯後、自転車に干しておく。

 今日の予定は最初7時からの”湯もみ”を見物しようかと思っていた。見学料500円と高いが、一度は見てみたいと思っていたのだ。出発間際までそう予定していたのだが、あるおじさんに「そんな物もったいないよ。500円も払って・・・」と言われてしまい、ちょっと行く気が失せた。それでもまだ行く気ではいたのだが、洗濯物を干そうと日当たりのよく、なおかつ目立たないところに自転車を移動した。そのときに、移動したところに車中泊していた一人旅中のおじさんに声をかけられて、いろいろお話した。そして牛乳・珈琲までご馳走になった。さらには、車中泊のご家族にも声をかけられてお孫さんと一緒に記念にといって写真をとった。ちょっと有名人でもないのに照れくさいが、それでも嬉しかった。

 そんな感じで朝を楽しんでいると、時間はすでに”湯もみ”開演時間の7時をすぎてしまっていた。まあ、朝の部以外にも、午後の部にしようと思ったのだが、だんだん時間と共に、500円まで払って見るものではないかな・・・ と思うようになってしまい、結局見るのをやめてしまった。

 気持ちよい涼しい朝だ。さすが標高1200mもあるだけある。そんな避暑地でのんびりしようと、まずは朝から読書。9時半ごろまで2時間あまり読書に熱中。さすがにちょっと疲れて草津温泉街へと足を運んで見ることにした。日陰から出るとさすがに暑い。それでも心地よい風は吹いていて下界と比べ物にならないほど涼しいだろう。昨日どうよう湯畑など見学しながら温泉街をぶらぶら歩く。そして共同浴場”白旗の湯”に入浴。入浴と言っても湯船は暑く、さらに気温も暑い。とてもこの状態では入っていられずに、ほとんど熱気だけを浴びて出てしまった。そして、入浴後さらに体が暑くなり、とてもこのあと共同浴場を周る気が起こらずに結局そのあとはまた道の駅に戻ることにした。

共同浴場・白旗の湯
草津道の駅より
浅間山
西の河原公園

 ブラブラ面白いものはないかなと思いながら道の駅へ退散途中で、図書館を発見。ちょっと覗いてみることにした。観光本を見ながらこの後のコースの観光スポットをチェック。そしてなぜか学研マンガに引かれて一冊読んで、図書館を後にした。ちょうど12時頃とさらに暑さは増していた。

 道の駅に戻って木陰でまた読書。木陰に入ると驚くほど涼しい。そんな快適空間で読書は進んだ。ただ、あまりの快適さに途中で眠くなり昼寝。1時間ほど寝てから、また読書へ。ほんとのんびりした初めての休日といっていいほど今日はゆっくりした。今読んでる本は、この日記の月のページにも載せてあるが、司馬遼太郎の”飛ぶが如く”という本だ。全十巻の対策で主に明治初頭の混乱期を描いている。その中でほんの数行程度の登場だが、ベルツ博士(内科医)のことが書いてあった。これにはちょっと驚いた。実はこの草津町ではこのベルツ博士の銅像が何箇所かに建てられていたのだ。さらにはこの泊っている道の駅にそのベルツ氏の資料館まで建てられている。ちょっと面白い偶然だった。そんなこともあって、昨日はベルツ氏に興味をそれほど持たなかったが、今日は興味を持ってゆっくり資料館を見学。なんでもこの草津温泉の成分を研究して、その温泉効果の研究もなされたそうだ。本職は内科医で明治初頭に日本にまねからて近代医学の基礎をつくったすごい人物でもある。

 4時を過ぎた頃、さすがに読書にも疲れて、涼しくもなってきたのでまた温泉にでも入ろうと温泉街に出かけた。今度は西の河原公園を見学。大きな露天風呂もここにあるのでが、無料で入れるところがあるのに、ここは500円と料金を取られるのでパス。実は今年の正月に草津を訪れここに入浴したことがあるのもパスした大きな理由の一つだ。西の河原公園で改めて温泉の噴出し量の多さをみてビックリ。そのあとは温泉街をまたブラブラ。たくさんのホテルが建つ温泉街だが、場所によっては昔ながらの作りの旅館もあり、そんな建物に引かれながら草津を散策した。

 最後に共同浴場”千代の湯”に入浴して道の駅に戻った。帰り途中で夕食をコンビニで買っていこうかと迷ったが、後でまた買いに行けばいいやと思いそのまま道の駅へ。また読書をしながらのんびり時間をつぶしていた。そこへ飲みますか?と朝、声をかけてくれたのお孫さん連れの夫婦からビールの差し入れ。そしてさらには夕食まで一緒にご馳走になってしまった。とても暖かく明るい理想的なご家族で、定年をとっくに迎えた高松さん夫婦も、つねに夢をもってそれを今でも実現させていたパワフルな方だった。そんな常に輝いている生き方に見せられながら食事をご馳走になった。そのあとはお孫さんと花火へ。このお孫さんの元気で素直でかわいいこと。楽しい時間であっという間に夜は更けていった。

 高松さんたちは温泉に入りに行くということで、厚くお礼をいって分かれた。そのあとはまたベンチのある寝床に移って、今日の日記を書こうとしたときに、今日の夕方に声をかけてくれた自転車塔載の車で来ている戸塚さん、久住さんが戻ってきた。実はその夕方に私の自転車を見て今晩一緒にキャンプしませんか?と声をかけてくれたのだ。そのあと戸塚さんたちは温泉に入浴しに行き、そして9時過ぎになって戻ってきたのだ。そこで戸塚さんたちから自炊の料理をご馳走になり、さらにはお酒まで・・・ とっても幸せだ。戸塚さん・久住さんとも自転車好きで同じ社会人サークル仲間だという。さらに戸塚さんは以前に日本縦断の経験もあり、話にも盛り上がった。そんな楽しい幸せな夜で、ちょっと飲みすぎてしまい軽く片付け後、倒れるように就寝した。

 今日はたくさんの方からいろいろご馳走になったり、楽しいお話を聞かせてもらったりと、お世話になりっぱなしの日だった。ほんとうにありがとうございました。

 今、この日記は昨夜かけなかったために翌日11日の早朝になって更新している。

西の河原公園
ベルツ博士&スクリバ博士
西の河原公園
共同浴場・千代の湯




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