夜中、目を覚ましたとき外を覗いてみると満天の星空だった。もちろん天の川もはっきりと見えた。そして気持ちのよい朝を迎えた。朝5時に起床。まずは昨夜更新できなかった日記を更新。そのあと朝食を食べて出発。時刻は8時を過ぎていた。
とりあえずの目的地は美ヶ原である。ほぼ稜線沿いに走るこのビーナスラインなのでそれほどの登りはないと最初は思っていた。だが、大きくアップダウンを繰り返し、けっこうきつい。それでもこの程度ならと気合をいれながら漕いだ。今日も日差しはきついが心地よい風が吹いる。暑いがそれでも気持ちがいい。だが、最後の美ヶ原の登りには参った。標高差400m以上の急登だ!斜度もきつく富士山を思い出すほどだ。もちろんそこまでも傾斜はないのだが、それほどきつく感じた。休憩を重ねながら、そしてたくさんの声援を受けて必死でのぼった。そして11時半ようやく峠へ。
そこは美ヶ原遊歩道の駐車場となっていてたくさんの人で賑わっていた。そこから100名山の一つでもある美ヶ原最高峰・王ヶ峰への登山口となっている。登山口といってもここから登る標高は100mもなく、牧場の中を歩く快適な遊歩道なのだ。さっそくその牧場内へ。草原が広がり、多くの牛が放牧されていて、ほのぼのとしている。そして快晴と心地よい風が吹き、ほんと気持ちのよい散歩となった。こんなに気分のいい散歩は初めてだ。とても真夏とは思えない快適な気候の中、牛に挨拶しながら山頂へ。見渡すかぎりの草原、遠くアルプスの山々、そして富士までも顔を出していた。まさに天国にいるようだ。ただ、残念だったのは山頂にはテレビ等が立ち並び、そしてホテルまでもが立っている。そのためか、山頂の碑がなく寂しかった。しかたなく、山頂近くの美ヶ原高原の看板前にて記念撮影。また、のんびりと下山した。その途中で、この地を離れたらもう牛乳ソフトは当分食べれないかなと思い購入。また最高の味で幸せいっぱいで美ヶ原を後にした。
快適な長いくだりに向かう。上田方面に下っていったのだが、それが残念ながら快適なくだりにはならなかった。路面が悪く自転車が飛び跳ねてしまう。そのために必要以上にブレーキをかけながらのくだりで、さらにその路面に最新の注意を払いながらのくだりだ。そしてさらには、くだっていくごとに、当たり前のことなのだが、蒸し暑くなってくる。1週間以上も1000m以上の高地に居続けただけにこの暑さを忘れていた。くだりだというのに、その風もが気持ち悪く感じるほどだった。さらに気温もグングン上がり、まだ下りきっていないというのに途中の気温計では33度を表示していた。
上田市まではくだりしかないといってもいい。暑いが楽に到着できる。途中でコンビニ弁当を食べながら今日の進路を考えた。上田市街まではすぐだが、寝床探しに苦労しそうだ。さらに、温泉にもはいれそうにない。実は目星をつけていた温泉があったのだが定休日で休みだったため入れなかった。そこで、5、6km上田市から離れるが御牧村にある道の駅に向かうことにした。地図によればここには温泉も隣接されているようだ。それも期待して向かった。ちょっと道に迷いながらなんとか到着。温泉も400円と安い。さらには880円で定食付きコースもあった。これはお徳と定食付を購入。4時半ごろ到着したのだが、温泉に2度入り、さらに夕食。そして休憩室で電源を借りながらのんびりと過ごしている。どんなに暗くなろうと今日の寝床は目の前の道の駅なので関係ない。久しぶりにのんびりとこの日記をつけている。
9時頃に温泉を後にして道の駅の東屋で寝ようと思っている。日中の暑さもさすが信州だけあって日が暮れるとかなり涼しくなった。今日も快適に寝れそうだ♪
さて、明日は上田市を観光しようと思っている。上田城や真田館など興味深いところがいっぱいだ♪そのあとは四阿山に向かおうと思う。当初の予定では浅間山登山のために浅間越えをとおって草津へ抜けるつもりでいたが、浅間山の噴火が活発化してまた登山禁止になったそうだ。中途半端に登るなら、当初登る予定がなかった四阿山を登頂して草津へ向かうほうが楽しそうだ。そんな理由から浅間越え道路を断念した。