車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 8月5日 (月) - 29日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 白樺湖畔

本日の移動 : スズラン峠~蓼科山登山~スズラン峠~白樺湖

走行距離 : 13.5km

累計距離 : 1,155km
本日の出費

食費 : 1663円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 700円

費用詳細 : 食費:食費、雑費:温泉(すずらんの湯)

現在地 : 白樺湖  ( 全走行図 )

新しい発見!!

 昨夜の雷はいっそう激しさを増していった。テントが沈むほどたたきつける雨・・・ ようやくおさまったのが0時頃だった。4時半に起床。雨がおさまってからは静かでよく寝れた。心配していた早朝の天気は最高で駐車場から赤岳を望むことができた。

 朝食は自炊。朝からたらふく食べて元気をつけて登山への出発準備。昨夜の雨の被害はテント内にはないが、自転車の荷物類が結構濡れてしまっていた。それらの後始末に手間取り出発が遅れてしまう。

 6時50分。いよいよ登山へ出発!今日は蓼科山だ。登山道は最初からクマザサの生い茂る林を歩く。ササの道も気持ちよいのだが、昨夜の雨の残りか、それとも夜露なのか、ササが濡れていてズボンがビッショリりなってしまう。まだ先を見るとササ道が続きそうなために、しかたなくカッパの下だけを着た。ササが登山道を埋め尽くして生い茂り歩きにくい道だった。さらには昨夜の雨の影響で、登山道はぬかるみ、そして水が溜まっていたりと、とても歩きにくかった。

 ふと前方をみると、こんな早朝から登山者が見える。すぐにいつもの通り追いつくだろうと進んだが追いつかない。私と同じくかなり速いペースで登っていた。追いつけないのが悔しくてさらにペースを上げるも相手との距離は一向に変わらなかった。

 ササヤブが終わって樹林帯の中の岩場の登山道に変わった頃にようやく追いついた。追いついたといっても、その方が休憩していたためだ。その方は木島さんといい、やはり登山のプロであった。登山ガイドの仕事をしているかたで、ここから自宅が近く、よくこの山にトレーニングのために登っているという。いろいろ山のことを教えてもらいながらこの先は一緒に登ることになった。話をしながら登っていると疲れも時間も忘れて山頂まではあっという間だった。

 8時半山頂♪蓼科山からの展望は最高だった。山頂は思ったよりも広く火口もある。お鉢周りもできるほどの広さだ。展望も360度見渡すことができ、まさに小富士という感じであった。今日も北・中央・南アルプスと山々を望むことができた。そして噴煙を上げる浅間山も望めた。また朝早いせいか静かな山頂でのんびりと楽しむことができた。一家族だけ山頂でお会いして共に展望を楽しんだ。

 1時間ほど山頂を満喫して9時半に木島さんと共に下山へ向かう。下山はいままで苦手で嫌いだった。いろいろ下山の歩き方について教えていただいた。そして知れば知るほど下山は奥が深く高度な技術を必要とすることをしった。木島さんの下山の早いこと・・・ とても追いつけないスピードで降りていくが、それでも安定していて足を踏み外すことはない。そして下山を楽しんでいた。私もいろいろアドバイスして頂くにつれて下山が楽しくなってきた。下山もスポーツだ。スキーのコブ斜面を攻めるようにスポーツをしながら歩くと楽しかった。新しい発見だった。そして10時50分とかなり早いペースで下山することができた。今後下山が楽しくなりそうだ。たくさん山のことについて教えていただきありがとうございました。山がさ楽しくなりました。

 下山後、久しぶりに天気も良いので昨夜濡れた荷物を広げて乾かしてから出発した。気持ちよく峠を越えてくだりを下っていく。そしてすぐに白樺湖へ到着。ここで久しぶりにコンビニに出会う。さっそく昼食はコンビニ弁当を食べる。いろいろなおかずが入っていて美味しい。自炊ではとても食べられないものばかりだ。弁当を二つ平らげて、すぐ近くのすずらんの湯(温泉)に向かった。料金は700円と高めで入り口でかなり迷った。700円あれば美味しいものが食べられる・・・ でも、この先いつ入れるか分からないので思い切って入浴。運動の後の入浴は気持ちがいい♪そして休憩室もあり、そこで電源が拝借できたためにのんびりHPの更新作業等を行った。

 今朝の予定では今日は八島湿原の駐車場かキャンプ場まで行こうと思っていたのだが、あまりの気持ちよさと電源も取れたこともあり長居してしまう。また、この温泉場の前が公園となっていて東屋もあった。ちょうどよい寝床もみつかりさらにゆっくり長居することにした。4時過ぎにようやく温泉を後にして夕食をコンビにで調達して先ほどの公園へ。時間もあるので読書を楽しんだ。

 18時頃に「こんいちは~」と声が。車で一人旅中の男性で自然や田舎の風景が好きな方だった。また自然についての社会問題にも関心を強く持っており、そんな話で盛り上がった。そして話に夢中になって9時過ぎまで話していた。さすがにこの時間になると寒い。彼もすぐ近くの駐車場に戻った。私もあまりの寒さに寝袋にくるまり、そのまま就寝した。

蓼科山山頂
山頂より八ヶ岳(赤岳)
山頂の祠
山頂より白樺湖と車山
山頂より雲海
白樺湖




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