昨夜、0時頃より朝までずっと雷の鳴りっぱなしであった。そして時折大雨!!そのため落ち着いて寝れなかった。それでも4時半には起床。外は相変わらず雷鳴が轟く。それでも雨はやんでいたので朝食の準備に取り掛かるが、すぐにまた雨が降り出して中断。ラジオを聴きながらテントでボーっとすごし雨がやむのをまち30分ほどでやんでくれた。なんとか朝食をすまして出発準備へ。テントをたたんで青苔荘を後にして、白駒池駐車場へと戻った。
また、いつ雨が降り出すかもわからない雲行き。カバンにはそのままカバーを付けておいて8時半に出発。再度、峠を越えて蓼科温泉に向かう。下りは何度下っても気持ちがいい。下っているときは必ず登りの時の苦労・つらさを思い出しがんばった自分をほめてしまう。そして峠を越えた喜びも実感して涙を浮かべてしまう。
くだりの途中からビーナスラインに抜けて蓼科方面に再度登るのだが、その分岐を注意深く探しながら下っていく。見逃して下りすぎては大変だ。無事にその分岐を発見してビーナスラインへと向かう。ただ、ビーナスラインへ入ったあとに少し下って蓼科温泉に入浴してから登ろうと思っていた。さして無事にビーナスラインに入ったつもりで下っていったのだが、ちょっとおかしい・・・ 下っても下っても温泉街がない。さらに看板も表示も少し変だ。この森の中では道を聞くこともできずに不安になりながら下っていった。そしてようやくお土産街に出た。そして不安になりながらも聞いてみるとやっぱり道を間違えていた・・・ そこも元の国道を下った、横谷温泉入り口だった。くだりすぎてしまった・・・ あまりのショックに呆然。下ってきた道をまた上るのはかなり気が重い。なんとか打開策はないかと聞いてみると、ここからビーナスラインに抜けるサイクリングロードがあるという。もちろん地図にはのっていない道だ。これなら同じ道を登らなくてもよい。さっそくそのサイクリングロードをつかって蓼科湖へ抜けた。この道はそれほどアップダウンもなく快適に走ることができたのが嬉しかった。だが、蓼科湖ではやはりちょっと下りすぎだ。しかたなく登り返して蓼科温泉に向かった。
1kmほど登っただろうか、ようやく蓼科温泉卿に到着。格安な共同浴場に行こうと思っていたが、おじさんに進められて、ちょっとわき道に入って登ったところの新湯へ向かった。なんでもここも信玄の隠し湯という。これはここに入浴しなくては!と意気込んで向かったが料金が1000円と高かった。さすがにあきらめて重い足でちょっと下った、共同浴場にした。
こじんまりとした感じの小さな温泉場だがそこがまたよくて落ち着いて入浴することができた。また電源も拝借することができて、1時間半ほど施設を利用して12時頃に温泉を後にした。そのあと、すぐ前のお土産店で食料を少し調達。少し高いが味噌パンを購入して後にした。ここらではこれが名物なのかよく売っている。素朴な味で美味しく食べ応えもあるためにこれにしている。また価格も他のお土産系のパンに比べて割高感も少ないためだ。
さあ、いよいよスズラン峠までの登りだ。傾斜はそれほどきつくなく順調に登ることができた。風も少しあって暑さもなんとか凌げた。途中、大学サイクリング部だろうか・・・ 自転車集団にらくらく抜けれてしまったのは悔しかったが、あちらには荷物はほとんどないに等しいからしかたがない。でも、もし私の荷物がなくなってもついていける自信はないのだが・・・ それでも少しずつ体力がついてきているのを実感できて嬉しい。
登り後半になって思わぬ湧き水場を発見。多くの人が冷水を味わっていた。なんでも”女の神の氷水”と言われているところで、たしかに氷のように冷たく美味しかったのだが、ちょっと怖いイメージもする名前の水場だなと思った。
冷水でさらに元気をつけて、最後の坂を上ってスズラン峠ちょっと手前の蓼科山登山口駐車場に到着♪晴れ間もでていて気持ちがいい。テントも張れそうな公共の駐車場で安心してゆっくり休む。ただ、誤算だったのだ水場がちょっと遠く10分ほど歩かなくてはいけない。到着したのは2時ごろとかなり早かった。時間もあるので読書をしようか、絵画でもしてみようか迷ったが、この度初の絵画に挑戦してみようと思った。被写体は小さな高山植物にしてまずはスケッチ♪だが、3時を過ぎた頃から急に雲行きが怪しくなる。心配で先にテントをはり荷物を入れておく。案の定、時期に雷雨が・・・
スケッチを中断しテントの中に逃げ込む。時期にやむだろうと思っていたのだが、4時・5時・6時を過ぎてもやまない。現在はさらに激しくなってバケツをひっくり返したような大雨だ!!この雨では夕食も作れない。もう暗くなってしまうため、夕食の自炊はあきらめて寂しいがパンにすることにした。今日は早く寝よう・・・ 明日の朝も雷雨に悩まされなければよいのだが。最近、雷雨ばかりにあっている。この高所だから仕方ないかもしれないが、それでもこう連日だとちと辛い・・・