車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 5月18日 (日) - 315日目

天気 : 晴時々曇

体調 : 良好

宿泊地 : チューリップ公園

本日の移動 : 宇奈月温泉~黒部渓谷観光後、車で滑川市経由で砺波市へ

走行距離 : 0.0km

累計距離 : 13,459km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 富山県砺波市  ( 全走行図 )

ありがとう

 2日間、久しぶりの家族と楽しく過ごした時間。打って変わって今は一人また不安な野宿の夜を迎えている。今まで、「家に帰りたい!!」そう思ったことは一度もなく、ただあっても、「ゆっくり布団で寝たい!」とか、「テレビをのんびり見たい。」とか欲求がちょっとずれていて、実家でなくてもその欲望は満たされていた。だが、今回、こうして家族と接し、改めてその家族ならではの温かさに触れ、初めてこのまま一緒に車に揺られて帰りたい!そう思い、そして、そう思った自分にビックリした。自分の意外な心の弱さに気付き、また家族と言う、どれだけ離れてていても、変わらない愛情。その大きさに改めて気付いた自分自身の発見であった。「帰りたい!」そんな衝動にも駈られてたが、でもやっぱり自分の意思は硬く、そう思っても実際に行動することはもちろんない。ただ、そう思わせてくれた、家族の愛に「ありがとう。」、来てくれて「ありがとう。」ただ、それだけだ。

 楽しい一日の今朝もやっぱり朝から日記の更新が待っていた。こうして久しぶりの家族との楽しみのときも、この作業だけは休まず続く。1日くらい休めば?と問われるかもしれないが、1日休めば翌日には2倍になって返ってくるし、また、この日記を毎日続けることを自分の”戒め”・”目標”のひとつとしてきたんで、これだけは出来るだけ早く更新したい。、また、なにより毎日日記を楽しみにして待っていてくれるというのが一番嬉しく、そして旅の今の”頑張り”に繋がっている。ちょっと長く書いてしまったが、6時半に起床して、食事、お風呂の合間に必死で日記を更新し、出発直前にようやく書きおえる事が出来た。

 さあ!家族みんなで元気に出発!今日はこの泊った宇奈月温泉から出ているトロッコ列車に乗って黒部渓谷巡りだ♪小さな小さな駆動列車2両に、旅客車両が数珠のようにひたすら続く。その様はほんと不思議で、「なんでこんな長い車両がグングン坂を・・・」、と思わされるほどであった。 四方を見渡せる専用の車両に乗り込み出発!「えっ!大丈夫?!」、そう思うほど鈍い音と共に列車は動き出したが、でも走り出せば予想以上に軽快で、またその強さが胸に常に響いていた。

 まず最初はいきなり渓谷を渡る鉄橋からのスタート!♪大の大人の兄弟3人、子供のようにさっそくはしゃいでしまった。この列車にもたくさんの人が乗っているが、こんな家族は私たちだけだろう。そう思うほど、あっちこっちにと、なにか見所がある度にドタバタと姪っ子も交えて大暴れ、ほんと楽しい黒部渓谷トロッコの旅となった。

 ただ、残念なことがひとつ。それはこのトロッコ列車、通常なら終点は”欅平”となっているのだが、昨年から崖崩れのために通行止め。悔しいことに”猫又”までのピストン。さらにはこの猫又で下車も出来ない。欅平には温泉&奇石、ビジターセンターなどなど見所が多く、また、途中の鐘釣にはちょっと変わった無料の川湯温泉があったのだが、そこまでも列車は走ることなく引き返すと言う、悔しく悲しいトロッコの旅となってしまったが、でも、それはそれで、充分満足のいくほど楽しんだ中村一家であった。

  さて、ここから先はしばらく写真でトロッコの旅を中村一家と共にお楽しみください。

出発前、ロビーにて
黒部トロッコ列車じゃ!!
いきなりの赤橋にビックリ
妹、姪も大喜び!
最初は宇奈月ダムから
列車ではしゃぐ♪
新柳河原発電所
兄もご機嫌♪
天然の仏石
列車は走る
ゴトンゴトン
水路橋の横を通過!
長い長いトロッコ列車
お次は出し平ダム
姪っ子、列車に手を振る
帰路も楽しく♪

 黒部渓谷トロッコ列車の旅お疲れ様でした。堂でしたか?一緒に楽しめました?このあとは今度は駅を下りたすぐ目の前にある黒部川電気記念館へと入館。ここでは黒部の水力発電の歴史を紹介、そしてなにより家族で楽しんだのが、黒四ダム(黒部ダム)上に設置されているカメラ映像。実際の今の映像が手に取るようにわかり、そしてなにより面白いのが、カメラのアングルを自由の動かせ遊べること。立山の山々の姿や、ダムを行き交う観光客の動作までわかり、実際にその場にいるかのような楽しさをここから楽しむことができた。でも、そんなおかげで時間を意外に食ってしまい、ちょっ慌てての宇奈月出発であった。

 やっぱり北陸といったら海産物!めざすは「海の幸定食」そんな料理を求めて向った先は滑川港脇にあるホタルイカミュージアム(道の駅)。そんなレストランではなんと名前の通りホタルイカ尽くしのメニューばかり!さすがにこれには驚いたが、でもここでしかなかなか食べられない料理だけに迷わずここは、ホタルイカ御膳!生から天ぷらまでありとあらゆるホタルイカ料理がのり、ここでイヤというほど頂いた。ほんとこれがうまいことうまいこと!あんな賑やかな一家もすばし静かな一時となった。

 でも、こうした幸せで温かい時間は長くは続かなかった。また高速を飛ばして16時ごろ、自転車を止めて置いた元の砺波のチューリップ公園へと戻り、いよいよ分かれの時となった。さすがに寂しさが込み上げるが、でも自分で突き進んでいる道。悔いはない。寂しさをかみ殺し家族を見送った。ありがとうございました♪

トロッコ列車の旅でした
黒部川電気記念館
海が好きな姪っ子
昼食はホタルイカ尽くし
お別れ前にみんなで♪

 今夜の寝床はこのままこのチューリップ公園内。夕方は家族から頂いたあったかい心のこもった差し入れの整理や、読書、そしてこの先の道程の計画。そんなことをしながらのんびり過ごし、そして夜を迎えて、こうしてまた寂しいひとりの時間を過ごしている。今までがあまりに賑やかで楽しかっただけに、さすがに孤独を感じる夜だ。今日は早く寝ようと思う。

 ~追伸~
 破損した一眼レフカメラ復活!明日からまた稼動開始!!

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : 豪華旅館の朝食
 ・昼食 : ホタルイカ尽くし
 ・夕食 : 硬パン・ラーメン




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