車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 10月18日 (金) - 103日目

天気 : 晴のち曇

体調 : 良好

宿泊地 : 道の駅・杉の湯川上

本日の移動 : 上北山村~大台ケ原~川上村

走行距離 : 74.7km

累計距離 : 3,557km
本日の出費

食費 : 1366円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 奈良県川上村  ( 全走行図 )

紀伊半島の旅

 今日のこの大台ケ原の旅で紀伊半島の長い旅を終えた。この紀伊半島でも多くの方に助けてもらい、そして応援され、自分一人の旅ではないことを何度も実感した。どれも忘れることはできない。そんな思い出を振り返ると熱いものがこみ上げてくる。そんな感謝の気持ちでいっぱいの今日の大台ケ原の下りだった。

 今日の当初の予定では大台ケ原で一泊してのんびりするつもりだったが、急遽予定変更。その日のうちに下山して、今は麓の町、川上村の道の駅でこの日記を書いている。そんなちょっと慌ただしかった一日を振り返る。

 今朝は6時に起床。今朝の予定ではまだ大台ケ原で一泊するつもりで、山頂まで約34kmの道のりを、一日がかりでのんびり行こうと朝からのんびりとしていた。ちょっと豪華な自炊をして栄養をしっかりとってからの出発だった。7時40分に道の駅を出た。まずは国道169号線沿いに上っていくのだが、ここだけでも15km近くある。時折、大きなアップダウンを挟みながら徐々に上っていく。今日は長い長い上り坂を行く・・・ そのため無理をしないで体力を温存しながらの上りだった。この国道の途中でも休憩を挟む。朝日に照らされ気持ちがいい♪でも、すぐに大汗をかいていた事もあって寒くなり出発!そして、9時ちょっと過ぎに、ようやく大台ケ原への分岐へ。ここからが本格的な上りだ。気合を入れて上り始めるが、すぐに汗だく・・・ 休憩を定期的に挟みながらの上りだった。休憩中は結構暇なのだ。だいたい地図を眺めながら休憩するのだが、さすがに見飽きてくる。そんな時は爪を切ったりと身体のお手入れ。そんな風に休憩を挟みながら徐々に上っていった。

大台ケ原の分岐はまだか
国道169号上にて・・・
ようやく大台ケ原の登り
さすがに疲れが・・・
休憩中も暇だな~
爪でも切ろう♪

 伯母峰峠を越えた辺りから傾斜はやや緩やかになり上りがすこし楽になった。そしてこのあたりから紅葉も広がりだす。そんな紅葉を眺めながら気持ちよく走れたところもあったが、やっぱり所々急登もある。そんな道を必死で上っていった。そんな時、車を止めて私が上ってくるのを待っていてくれた方が・・・ 竹谷さんご家族で、私が必死で登っているのをみて声を掛けずにはいられなくなったらしい。そんな嬉しい出会いに記念撮影♪そしてみかんを御馳走になった。苦しいのぼりの中、こんな楽しい事もありながら、また上っていった。

登り途中にて竹谷さん御家族と
だんだんと紅葉が広がってくる
もう一息だ!最後の休憩タイム

 残り5kmほどになると、上りはさらに楽になってきた。また何度か小さなアップダウンも繰り返した。このアップダウン帰りは辛いだろうが、それはまだ明日の話。明日にはまた体力も回復し、これくらいの坂ならがんばれるだろうと思いながら、このときは坂を下っていった。そして残り1km!一気に行きたかったが、疲労も溜まってきたこともあって、最後の休憩をとる。のこりあとわずか!喜びがだんだん込み上げてくる中、最後の力を振り絞り、そして12時20分、山頂駐車場へ無事到着♪そして大きく”大台ケ原”と書かれた石碑に誘われるように、その前に駐車、そして嬉しさのあまり休む間もなく、すぐに記念撮影♪そして、それから平日にも関わらず混雑する駐車場を抜けて、ビジターセンターへと向かった。

とうとう山頂駐車場
さっそく記念写真♪
平日というのに
駐車場はいっぱい!
お世話になった
ビジターセンター

 実は先日、天川村でお世話になった樋口さんから、このビジターセンターの岩本さんを紹介してくれた。こんな人との繋がりがほんと嬉しい。ありがとうございます。そこで今夜の寝床等について相談したのだが、やはりキャンプ・自炊禁止!ということで難しいらしい。でも、考えてみるということでその場を後にした。最後にハイキング地図を無料で頂いた。ありがとうございました。

 その後、思ったよりも安い山の食堂で昼食をとり、そして頂いた地図を手に、最高峰、日出ヶ岳に向かった。その途中、いろいろ今夜のことについて考えながらの登山であった。もし寝床がなんとかなっても、自分の今もっている食料はすべて自炊しなければならないものばかり・・・ やはりこの大台ケ原泊は無理そうだ。幸い、今日は早くこの場にくることができたので、今日中の下山も可能な時間だ。そのため無理言って御迷惑をかけるよりも下山することにした。そのためやや登頂を急ぐ。登るにつれて霧があたりに漂いだして展望はなくなってくる。だが、これも神秘的な雰囲気を漂わせていた。そんな山頂で恒例の記念撮影を済ませて、ほどなく下山へと向かう。ほんとは大蛇岩の方まで行ってもっとのんびり散策したかったが、時間が許してはくれなかった。ちょっと悔しい思いもしながら14時に下山。そのあとはビジターセンターへ行ってその旨を伝えて、そして厚くお礼を言って後にした。もちろんビジターセンター内も最後に見学♪

山頂までの遊歩道
紅葉に囲まれた綺麗な道
最高峰日出ヶ岳!
もう一息
すばらしい紅葉♪
でも曇り空・・・
山頂♪
雲の上?!
気持ちがいい♪

 15時過ぎ、帰路に向かった。目指すは川上村の道の駅、そんな帰路は山は登りの時とは違う景色を見せてくれた。霧が立ち込めとても幻想的だった。登頂したときよりも、この下りのほうが今日の登頂の喜びを実感する。登頂時はまだ気が高まっているが、今はしみじみと体感でき、また、ホッとする一時だからかもしれない。

だんだん霧が・・・
でも幻想的
このカメラ発色がいまいち
悔しい~
幻想的だ~

 目的の道の駅までの道のりは下りばかりだと、あまく望んだのだが、後半はアップダウンが激しくなり疲労濃い身体にはさすがに堪えた。思ったよりも時間が掛かったが、それでも17時前には到着することができた。そこの出店で自分への御褒美と今日は夕食もそこで外食をとった。でもこれが安く大盛りにしても同料金にしてくれて500円!嬉しい値段に大満足♪

 ただ、その後がちょっと辛かった。ここの道の駅は小さく軒下にテントを張ろうと思ったらその出店が閉まるのを待たなければいけない。でもその出店なんと10時まで営業!それまでどうしようか・・・ 他の場所にテントを張ろうかとも思ったが、結露の悲惨さも考えるとやっぱり軒下の方が楽である。さらにこの軒下、電源も取れる最高の場所なのだ。そんなこともあって、ちょっと外れのベンチで10時まで横になって待つことにした。疲れていたこともあり、早く横になりたかった。

今夜の寝床、電源確保♪
 21時に寒くて目覚めた。ここで寝袋に包るわけにもいかない。だが寒い・・・ コーヒーを沸かして温まりながら出店の閉店を待った。そして10時にすんなりと閉店。さっそくそこに行ってテントを張った。やっぱりテントの中は温かい。そしてそんな小さな幸せの中、遅い日記を書いた。そして12時頃に就寝・・・ 明日から天気が崩れてくるらしい・・・ 心配だ・・・




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