車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 8月29日 (木) - 53日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : ほりがね道の駅

本日の移動 : 白馬道の駅~大町市~堀金村

走行距離 : 60.9km

累計距離 : 1,707km
本日の出費

食費 : 2167円

観光費 : 400円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 観光費:山岳博物館

現在地 : 堀金村  ( 全走行図 )

久しぶりの観光

 6時に起床。今日も雲が多いはっきりしない天気だ。実は昨夕も雨に降られている。今日も雨にならなければよいが・・・ 心配だ。顔を洗いテントをさっさとたたんで撤収。6時半に道の駅を後にした。

 昨日、歩いた道を自転車で進む。何時間もかかって苦労して歩いた道を、風の様にあっという間に進んでいった。肩に重く圧し掛かった荷物はどこにいったのだろうか。荷物を積んでないかのように進む。なんて素晴らしい乗り物なんだろうと、改めて自転車の良さを実感。 ただ、坂になると、昨日は登りでもそれほど辛くなかったのに・・・ と思ってしまうのだが、それでも坂でも徒歩より早い!

 青木湖、中綱湖、木崎湖と越えて大町市街へと入る。そのころになると通勤ラッシュの時間帯となった。慌ただしい朝の道を進む。こんなとき、自分が仕事をしてないことに苦痛を感じたりもする。遊んでばかりいて社会人として失格だ。そんな後ろめたさを感じながら混雑する市街を進んだ。

 まずの目的地は昨日歩いた”塩の道”その博物館だ。名前もそのまま”塩の道博物館”というのだが、その歴史を知りたくて行ってみることにしたのだ。着いたのは8時前。開館は8時半からということで、しばし、併設されている公園で一休み。山を下ってきたせいか、朝の重い雲は見当たらず、一面の青空が広がっていた。やはり白馬は山間の村だけに雲が出やすいようだ。今日は久しぶりに見る気持ちのよい天気で最高だ。ただ、欠点は白馬のときのような涼しさがこんどはなくなってしまった。初氷を観測するような真冬を体験したかと思えば、また真夏に逆戻りだ。

 静かな公園で会館を待っている間、あまりによい天気なので、トイレの洗面台を借りて洗濯をし、自転車に干す。この陽気ならすぐ乾くだろう。そして読書しながら開館を待った。

開館時間になり受付にいって料金を確認。500円・・・ じつに微妙な料金だ。このあと山岳博物館にも行こうと思っているのでダブルの出費はかなり痛い。ちなみのそちらの料金を聞いてみると400円だった。両方はやはりきついので、より興味ある山岳博物館を見学することにして、ここの塩の道はあきらめることにした。ただ、博物館のパンフレットは頂いて、塩の道の歴史についてはそれで勉強できた。

入館しなかった
塩の道博物館
山岳博物館より
大町市街と蓮華岳
山岳博物館より
大町市街と爺ヶ岳

 そんな感じでいろいろ迷っているころ、実はメールが入っていた。それも今朝の交通ラッシュ時に、自転車の日本一周看板を見てHPにアクセスしてくれたようだ。このように「見ましたよ!」とメールを頂くのは少ないので嬉しい。それも、地元ケーブルテレビの方だった。いろいろ地元の観光情報を教えて頂いたのだが、残念ながらそれらに行くことは体力的・金銭的にできなかった。すいません。でも、ありがとうございました。嬉しかったです。

 そんな情報をメールでやりとりしながら、こんどはすぐ近くの山岳博物館へ向かった。すぐ近くと言っても、ちょっと登ったところにあるため、この暑さもあり苦労しての到着だった。  

ここは日本で最初に立てられた山岳博物館だそうで、日本の山岳の歴史を細かに展示・解説されていて、自分としてはかなり楽しめた博物館だった。また、山に棲む動物達の、今にも動き出しそうな剥製も多数展示されていてそれも見ごたえ十分だった。またここからの景色も最高で、大町の町並みを見下ろしながら北アルプスの山々を望むことができた。ちょっと山には雲が出ていたが快晴の日には言葉にならないほどの展望だろう。さらに、ここの見所は続く。なんと小さな動植物園も隣設されているのだ。そこには雷鳥やカモシカ、猿、鷲などなど、いろんな動物が飼育されていた。多くは怪我などで自然に帰れなくなった動物を保護・飼育しているようだ。今日は残念ながらこの猛暑のせいで、雷鳥が奥に隠れてしまっていたのか見ることは出来なかった。

山岳博物館
カモシカ

 そんな見所一杯の博物館を見学し終わった頃にはすでに12時になろうとしていた。さすがに暑さはさらに増していた。今日の宿予定地は松本の手前までなのでかなり余裕のコースだ。なのでちょっとここでのんびりすることにした。木陰のベンチで読書、昼寝を楽しんだ。そして2時過ぎに再出発。一番暑い時間だが、すぐに涼しくなってくるだろうと期待を込めての出発だ。

 川沿いの堤防の道を松本方面に走る。信号も少なく快適な道路だ。とくに展望が素晴らしい。堤防なので小高いところの走る。見渡す限りの田園風景が広がり、その先には北アルプスの山々。そして、東に目をやると、こちらは美ヶ原・霧が峰等の山々。そして道はやや下りの快適道路。

 あっという間に次の観光地、大王わさび農園に到着。地図に載っていてちょっと気になってきたのだ。ここの湧き水は名水百選にも選ばれているらしい。なかなかの観光地で平日にもかかわらず多くの方で賑わっていた。園内は無料で散策できるのがまた嬉しい。さっそく、名水汲みようにペットボトルを持って散策へ。すぐに広大なわさび畑に驚かさせられた。奥へ行っても奥に行ってもわさび畑は続く。そんな大規模な農園に見せられながら名水汲み場所へ行ったのだが、なんと水を汲めるようになっていないではないか。岩からポコポコ湧き出ているだけでとても汲めない。あきらめて空のペットボトル片手に帰ることになった。さすがに寂しい・・・

大王わさび農園
日よけシートの下は
一面のわさび畑
農園内にある小さな祠に
一匹の蝙蝠が、さすがに驚いた!

 この後は、今日の宿泊地として目をつけている”道の駅ひりがね”に向かった。途中のJAスパーでお買い得値引き商品の弁当を大量に購入して、道の駅に入った。電源も確保できそうで、また屋根がある下でテントを張ることが出来そうなよいところだった。今日はそこでのんびりと日記を書いている。さて今夜もよく眠れるかな?ちなみに今のテント内の気温は29度・・・ 暑い・・・ 数日前は一桁の気温が続いたのに。あれは何だったのだろうか・・・

 最後に心配していた左足首の捻挫だが、ほぼ日常生活ではあまり痛みを感じないまでに回復した。腫れもシップを張っていたところはてき面に引いてきた。だが、まだ紫色に変色して腫れている箇所もある。それでも予想以上の回復の早さに一安心といったところだ♪




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