「・・・ 」 朝起きても言葉を失ってしまうほどの変わらぬ雨に呆然・・・ ザーと激しい音を立て降りしきる雨に５時に一度起床したが、しかし、もう行動する気もせず２度寝、３度寝、それでも６時にＨＰをやらなければ、そんな思いでようやく起床した。黙々とＰＣを進めていくが雨は一向に止まない。そして干していた濡れてしまった服なども変わらずビッショリだ。とくに痛いのは靴で、登山靴だけになかなか乾かなく気持ちが悪い。役立たたずな靴に愚痴を溢しながらも、今は出発することもこの大雨ではとてもできず、ただＨＰを進めていくしかなかった。最悪の場合は連泊か？この山間で３日目となるだけに食料も乏しくなってきているが、それでもあと１日は過ごせる量だけは持ってきた。雨が上がってくれることを祈りながらＨＰを進めて行き、そして今日でとうとう溜まった日記をやり終えることが出来た。ずっと悩み苦しんできた日記だけに飛び跳ねるほど嬉しいのだが、しかし、外は変わらぬ雨で喜びも掻き消されてしまった。
３０分ほど自転車を走らせると携帯も圏内になる。２日間、外との連絡を遮断させ、さらには人との出会いも山間だけにほとんどなく、唯一の外との繋がりが携帯となるのだが、それさえ切られ寂しさに耐えてきてだけに、たかが２日と言えども繋がる喜びは大きい。しかし、ワクワクしながら溜まった携帯メールの受信をしているとまた雨が・・・ それも本格的にまた落ち始め、慌てて飛び込んだところが小さな工場の軒下。そこで３０分ほど雨宿り。この後もいつ降ってくるか分からない空模様だけにちょっと漕ぎ足を早め、今日の目的地は小田原へと急いだ。ちなみに今夜は小田原でＨＰを見てくれ誘ってくれたエースさん宅でお世話になることになっていた。そこまで雨よ持ってくれ！そんな願いを天に込め、自転車を漕ぎ進めていった。
しかし、私の場合、やはり急いでいても道草してしまう。そこは”三之宮比々多神社”というところで、出産祝い客だろうか、意外と賑わう参道をのんびりと歩いていき、そして旅の安全を祈願。もちろんこの雨もどうにかして下さい！と、身近なお願いもして、小田原を目指した。幸い、その願いが通じてか、このあと雨に打たれることなく、軽快に漕ぎ進める。途中、地元である”浜松”ナンバーの車と何度か会い、また声掛けてくれる人もいて、思わず「浜北からなんですよ！」と満面な笑みで、自宅のちょっとマイナーな町名を堂々と言えることが嬉しくて溜まらず、この後、さらに漕ぎ足は快調となっていった。もう、ゴールが見えてきているために、今までのように体力を温存するような走り方はしなくてもよい。逆に最後だけに今までの体力作りの成果を発揮したく、坂道ではひたすら立ち漕ぎで力いっぱい漕いでいく。そんな進むという喜びを味わいながら小田原市へと入っていった。
先ほども紹介したエースさんと国府津駅で待ち合わせをし、すぐに会うことが出来た。自転車旅が好きな大学生で、そんな旅話でさっそく盛り上がりながら自宅へと招いてくれた。そしてそのまま旅話モード突入！たくさんの写真を見せてもらいながら、共にあそこはどうだった、こうだったよね、とかそんな話で延々と盛り上がる。夕食は家では自慢の一品、ドライカレーをご馳走になり、これがまたいくらでも入ってしまうほどの美味しさ！そして会話も引き続き途切れることなく夜は流れていった。そして、最後はＰＣの話。ＰＣに懲りだすとこれも話が長くなり、気づけば午前様、寝たのは２時近かった。ありがとうございました。
★今日のお食事♪
・朝食 ： ごはん・缶詰・味噌汁
・昼食 ： コンビニミニ弁当・パン×２
・夕食 ：
ドライカレー・チーズハム揚げ・野菜サラダなどなど
