車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 11月23日 (日) - 504日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 緑地公園

本日の移動 : 江戸川区~新宿区~大田区

走行距離 : 49.5km

累計距離 : 22,697km
本日の出費

食費 : 1100円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 東京都大田区  ( 全走行図 )

自分の道

 今日は観光は一休み。東京へと入ったらお会いしたい人が何人かいたのだが、そんな人たちにお願いして会いにへと出かけた。それもこの都心へと入り始めての自転車での移動である。電車の旅にはもう慣れたが、この自転車での都心はどうだろうか、不安の中、伊達さんに別れを告げ自転車を漕ぎ始めた。ちなみに今朝は8時頃起きてやっぱりHPの更新やら行いながら朝を過ごしての出発で、時間は9時半であった。ありがとうございました。

 今日、初めて都心へと向かって自転車を漕ぎ出す。都市への新鮮さよりも不安が常に頭をよぎる中の走行であったが、そんな中で緊張した心を和ませてくれたのが、励ましの声であった。「がんばってください!」、また、時にはバイクを路肩に止めてわざわざ私を待って声を掛けてくれた方もいた。それも東京のど真ん中、中央区での出来事で、やっぱり人はどこに住んでも変わらないんだな!と改めて実感し、さらには、不安があっただけに、そうした実感がほんと嬉しく、都心へと入った早々から不安は解け、楽しさへと変わっていった。そうした中で、目の前に現れたのは皇居。ここ連日、毎日みているその姿なのだが、しかし、今日ばかりは皇居がいつもと全く違って見えた。ようやく東京へと漕ぎ着けたんだ・・・ そんな実感が自分でも信じられないほど急に胸の奥より湧き上がり、大勢の人込みの中にも関わらず涙が溢れそうになるほどであった。今まで電車に揺られ、ここまで何度か来たが、自転車と共にこうして来ることとは、こうした旅だけに大きな違いがあることを知り、そしてもうひとつ驚いたことが、この旅にとってこれほど自転車が自分にとって大事な存在であることに内心ビックリした。そして自転車と共に旅をしていることをこの時初めて知ったような気がし、そして大事な相棒であったことを感じた。

お世話になった
伊達さんと
自転車と共に皇居へ
やってきました

 そんな相棒、自転車と共に皇居を越え向かった先は”ICI石井スポーツ”さんでアウトドア用品、とくに登山用品を専門に扱うお店だ。しかし、そこへ何かを買いに向かった訳ではなく、人に会うために向かっていた。以前知り合った”三治”さんが紹介してくれた方ではあるが、しかし、今日行くとは連絡していないだけに居てくれるか心配の中、いや、それ以上にどんな話をしたらいいのか、どんな人なのか、そんな緊張のなか石井スポーツさんへと入っていった。そして、中沢さん、部長である越谷さんが、忙しい中にも関わらずいろいろお話を聞いてくれた。そして登山の楽しさ、悔しさをシミジミと味わいもした。世界の登山家、冒険家の話、そんな話を身近に聞くと、自分も負けてられるか!そう思ってしまい本格的に登山も勉強しようと強く思ってしまうのだが、しかし、そうした自分が怖くもある。やはり山は怖く、本格的に始めればなおさらだ。そんな道へと歩み始めてよいものかと不安を感じながらも、闘志に燃えている自分がいた。そして、いつまでもその刺激が残り、石井スポーツ店を後にしてからも、この先、自分が歩むべく道を考えていた。ありがとうございました。

ICI石井スポーツ本店
石井スポーツ越谷さんに
いろいろお話をして頂く
日比谷公園
江戸400年祭真最中!
 今日はこのあと、もう1人、登山関係の方と会う事になっていた。場所は浜松町というまた皇居を越えた反対側にあり、自転車をのんびりと走らせる。不思議と人込みへの不快感はなく、この東京の雰囲気に慣れてしまったのか、走ることが快適にさえ感じながら皇居を越え、そしてまずは日比谷公園へと入っていった。ここで”江戸開府400年祭”が行われているとのことで、さっそく公園内を覗くと目の前に現れたのは華やかな山車の数々!しかし、江戸らしいのはそれくらいで、後は日本各地からの直売店や大学の催し物、さらにはライブと、江戸400年祭?と首を傾げてしまう内容ではあったが、それでも祭りという雰囲気を楽しみ、そしてお次は芝公園にある東京タワー。これを見ずして東京に来たという感じがしない。展望台料金が高いため、中には入らなかったが、外からでもそのタワーの華麗な曲線美に見惚れ、また小学生の修学旅行時に来たことを懐かしく思い出していた。

山車の展示
民族芸能の紹介も
懐かしの東京タワー

 そんな観光を楽しみながら、次にお邪魔したところは”山と渓谷社”という出版社で、主にアウトドア関係の本を出しているところである。そしてその本のなかでも自分がとくに好きな月間誌”山と渓谷”がある。もちろん山の本なのだが、その本に旅のことをニュースとして紹介してくれると先日連絡が入り、こうしてお邪魔することになった。山雑誌に取り上げてもらえるのが、ひとつの夢であったため、こうして出版社側から話を持ちかけてくれたのが、ほんと嬉しく足弾ませながら、会社ないへとお邪魔し取材をしていただいた。ちなみに今日は休日の為に社内にはほとんど人が居ない。私に為に時間を作って来てくれた記者”吉野”さんと、そして編集長である”萩原”さんだけであったが、しかし、そのお陰で編集長ともお話でき、より山が近くなってく自分の道に感激しながら、いろんな話を聞かせてもらった。ありがとうございました。最後に次に登る丹沢山の紹介本を頂いた。

山と渓谷社
山と渓谷社にて
萩原さんと吉野さん
暗くなる不安の中での
レインボーブリッジ
 こうして今日の予定を空が薄暗くなり始める頃終え、寝床へと向けて自転車を走らせ始める。その寝床とはこの近くの海浜公園にあるキャンプ場なのだが、これから数日はそこをベースにして東京、神奈川観光をしようと思っている。しかし、先ほど萩原さんが、「あそこは入るの厳しいよ!」そんな話を聞いて、念のため行く前に連絡を入れてみると、「受付は16時までです。」と厳しい言葉で帰ってきた。10分ほどすでに過ぎている。どうにかならないかと尋ねても、もちろんよい返事は返ってこず、最後は諦めて明日からでもとお願いすると、「明日はいっぱいです。明後日も同様です。3ヶ月前から予約受け付けてますから・・・」、と何とも厳しい返事で、こうして寝床を失ってしまった。さすが都心部では野宿する気がせず、ただただ寝床を求めて、すっかり日の落ちてしまった東京を行く当てもなく自転車を走らせて行った。どこまで行っても、寝れそうなところはなく、時たま「おっ?!」と思うようなところがあったとしても、そこは見事にホームレスで埋まっていた。暗闇の不安の中、自転車を南下させていき、そして行き着いた緑地公園でここが最後だと寝床場所を探し、そして見つけたところが3連の東屋。2つはすでにホームレスで埋まっていたが、その1つは空いているようであり、ホームレスに伺うと、「どうぞ、空いてますよ。」と、なんとなく変な話にも聞こえるが、そのひとつの東屋にお邪魔し、そこでテントを設営し18時頃ようやく身を落ち着かせた。そしてそんな神経の疲れからか、溜まったHPを進めることなく19時には眠りについていた。

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : レトルトピザ
 ・昼食 : パン×1
 ・夕食 : 半額弁当・パン




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