車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 10月15日 (水) - 465日目

天気 : 曇時々雨

体調 : 良好

宿泊地 : 千葉さん宅

本日の移動 : 磐梯町~(車)~喜多方~(車)~磐梯町~猪苗代町~(車)~塩川町~(車)~三春町

走行距離 : 26.6km

累計距離 : 21,153km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 450円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 観光費:野口英世記念館

現在地 : 福島県三春町  ( 全走行図 )

行ったり来たりの車旅

 予定変更。当初の予定では今日の午前中はこの会津の藩校”日新館”を観光し、午後からはちょっと気になる人物、”野口英世”の記念館へと足を運ぼうと思っていたのだが、その午前中の観光を諦めて、今日はまた先日観光した喜多方へと舞い戻る。しかし、自転車ではない。今日は車旅なのだ。山で知り合った方を頼りにFM喜多方さんへと私の旅の話が伝わり、先週の水曜日に電話出演させてもらったこのFM喜多方さん。今回は是非、生で出演してくださいと誘われ、一度は日程的に断ったのだが、それでも迎えに来てくれるという意気込みに誘われて、こうして今朝8時、昨夜お世話になった”おおるり公園”へと向かいに来て頂き、そして久しぶりの車に揺られて喜多方市街へと送ってもらっていた。

お世話になった
FM喜多方の皆さんと♪
 そんな今朝は5時半起きで、最後残りの日記を書き終えてしまおうと意気込んで始めたのだが、しかし時間ばかりが過ぎるばかりで、なかなか進まず結局、冒頭に書いたお迎えの8時。慌てて撤収を済ませて、迎えに来ていただいた”ほし”さんの車に揺られて、ちょっとお洒落な佇まいのFM喜多方放送局へと案内され、緊張の中、久しぶりのラジオ局内へと入っていった。しかし、迎えてくれた局内はとても温かくすぐにその雰囲気になじむ事ができ、来て良かったと心から思う出会いに溢れていた。しかし、実際の生出演の時にはガチガチに・・・ こういう場は苦手なだけに身体はもちろんのこと言葉までもガチガチになってしまうのだが、しかし、さすがは話上手のパーソナルティーほしさん、こんな自分でも上手くホロしてくれ、何度も救って頂きながらフリートークを続けていく。10時から12時までに間に3、4度、各5分程度ほどの出演をさせてもらったのだが、ようやく後半になって徐々に和み、普通にトークに参加できるようになり、また、最後はパーソナルティー多聞さんも乱入し登山好きな方だけに話しに盛り上がってしまい、逆に放送の方が混乱するほどに・・・ あっという間に時間は流れ、緊張のスタートであったが、無事に終えることが出来た。そして苦手のこうしたラジオ出演であったが、しかし、出てよかった!と心から思わせてくれたのが、放送を聞いていてくれた方からのメッセージ。それぞれ私の旅に対する感じ方は違うだろうが、でも何かを感じてもらったことは確かであり、だからこそ、こうして言葉をくれた。そのことが緊張の中の自分では似合わないラジオ出演であっただけに嬉しさも大きく、感動の中での放送終了でもあった。ありがとうございました。

 こうして放送を終えたあとは、みんなで喜多方ラーメン店へと連れて行ってくれた。食べれなかったラーメンだけに嬉しく、私がミソが好きだという言葉に反応して連れて行ってくれたところは”はせ川”で、そこでは局の英語のレッスンにも出ているブライアンさんに温かく迎えられ、そして頼んだラーメンはお勧めの”ネギミソラーメン”♪丁度昼時とあって込んでいる時だけに家の居間もこの時ばかりは食堂へと変わり、そんな中だからこそ、まるで家で団欒しているかのように感じ、話も自然と弾ませながら箸もドンドン進み、また、私好みのラーメンだけに大盛りもあっという間に平らげてご馳走様。笑顔耐えない美味しく楽しいみんなとの昼食であった。

喜多方ラーメンへ♪
ブライアンも一緒に♪
うまいね~♪

 こうして時間も押し迫り、帰路は小室さん、小春さんが自転車の置いてある”おおるり公園”へと送って頂けることになった。でも、ただ送っていただけるだけでなく、ちょっとした観光までも案内しながらまわってくれ、蔵の街中抜けていく観光馬車を横目に、ラーメン有名店はもちろん、蔵通りや、スナック街、路地の町を縦横無尽に案内してくれ、そして最後は美味しい和菓子屋さん、今、案内してくれている小室さんのお母さんが営む”小室菓舗”へ案内してくれ、そしてお土産をどっさりと包んでくれた。その重みには和菓子以外にも温かさがいっぱい詰まった重みであることがすぐに分かり、大事に膝の上に抱え、車は思い出いっぱい溢れた地、喜多方を後にしていった。ありがとうございました。

喜多方の観光馬車
お世話になった
小室菓舗ににて

 14時、自転車にまたがり”おおるり公園”をみんなから頂いた元気を胸に、また登り坂へと向っていった。ただ、そんな気持ちとは裏腹に真っ黒な空からは生憎の雨がポツリポツリとまた降り始めていた。「なんだよ~  午後から回復するんじゃ・・・」と愚痴りながらも、しかし、それでも気分は晴々としていた。人の力、それがエネルギーの源であると実感しながら、また、ひとりの旅ではないとも実感しながら、登りに登って雨降る峠を越えていくと、その先にはほとんど下りはなく、そのまま目の前に広がったのは海のように広く、それでいて波ひとつたたない静けさをも持つ猪苗代湖であった。そしてその湖畔に建つのが、もう前々から楽しみにしていた”野口英世”の記念館。さあ、っと、どんな偉人だろうかとワクワクしながら記念館へと入っていこうとしたそのとき、1台に見覚えのあるバイクが通り過ぎていき、行ったと思ったら、思った通りすぐにUターンして駆けつけてきてくれた。それは作家だ。もう再会は何度目だだろうか、こうした偶然な再会も何度目だろうか、不思議な出会いに積もる話もお互い山ほどあったが、しかし、今回は軽く再会を喜びあって、お互いの予定もあり寂しくもあったが、でも、また会えそんな気がする。いや、会うだろう、そんな期待胸にお互いを見送った。そして私は記念館へと入っていった。

 さすが新千円札の顔!と言いたくなるほど私の好きなタイプの偉人♪こうした亡き人ではあるが偉人との出会いも嬉しくてたまらなず、閉館いっぱいまで、その野口英世の人生感に魅入り、また感動し、心躍らされた。ひとりの力、エネルギーは無限であることを実感し、そして自分のエネルギーとも返還して溢れるその身体を震わせながら記念館を後にしたその時、見覚えのある方が、それは6月9日、飯豊山の山頂は本山小屋で出会った物江さんだった。実はこの資料館へと入る前、電話を頂いていて、「是非、家に!」と誘っていただいたのだが、実は今日、FM喜多方繋がりでお世話になる家がすでに決まっていて、もう悔しくて溜まらなかったがお礼の言葉だけで終えてしまっていた。しかし、まだ資料館にいるのではないか?と物江さんがわざわざ塩川町から車を走らせてこの記念館まで来てくれ、こうしたちょっと驚きの約4ヶ月振りの再会となり喜び合うと共に、行けない事を悔しがった。でも、今日、この後、お世話になることになっている方とは20時に待ち合わせ。ちょっとここで詳しく書こうと思うのだが、その方とは以前、早池峰山登山時にお会いした千葉さんで、その千葉さんの話をFM喜多方の”ほし”さんが聞いてこうしてラジオ出演となったのだ。そして今日、「よかったら是非!」と誘って頂き、お世話になることになった。ただ、千葉さんの住む三春町までは遠く、三春から喜多方へと通う”ほし”さんに今朝と同じく拾ってもらい自転車を置いて三春へと招いていただけることになっていた。その”ほし”さんのお迎え時間が20時なのだ。その時間まではという事で夕食を誘われ物江さんと共にすることになった。しかし、明日の磐梯登山を考えると今日中にどうしてもその登山口まで行かなければならなく、そこまで約30分、車と共に併走して磐梯山の登山口のひとつ渋谷口(国際スキー場)へと向った。

またまた偶然再会!
野口英世と作家
野口英世の生家
(記念館にて)
会いに来てくれた物江さん

 さすがに日が暮れるのは早い!まだ18時前というのにもう辺りは真っ暗・・・ その中を翔け走るのだから怖くて溜まらなく、また夜は走るものではないと改めて後悔しながらも30分走りぬけ、無事に到着。そして先ほどにも書いた通り食事へと誘われ今日3度目の車に揺られて塩川にある自宅へと招かれ、そしてここでも温かく迎えてくれ鍋をご馳走に♪そして迎えの時間まで、山の話、そして、さらに共通の趣味である写真の話でもう尽きることなく盛り上がり、まだまだ積もる話を残したままとうとう迎えの時間となり、やや仕事で遅れた今度は”ほし”さん、そして、共にラジオ出演した多聞さんの車に揺られて、高速に乗って三春町の千葉さんのお宅へとお邪魔し、そこでも、千葉さん夫婦、ほしさん、多聞さん交えて鍋を突っつきながら夜は深けていった。2人が帰宅後も久しぶりに再会した千葉さんとの会話に花が咲き、就寝したのは0時半をまわっていた時刻であった。

夜道を必死で走る
物江さん宅にてご馳走に
さらに千葉さん宅にて
ご馳走に♪

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん・クリームコロッケ・味噌汁(もやし入り)
 ・昼食 : 喜多方ラーメン
 ・夕食 : 鍋料理などなど×2




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