天気は下り坂・・・ と言うよりも正確にはもうすでに土砂降りの雨が降り続き、夜中、そんな雨音で何度か目覚めるほどであった。そして今朝も、勢いはやや収まったものの雨は変わらず降り続いていた。もちろん予報では一日雨・・・ そして明日も雨・・・ とくに明日は台風の接近に伴い夕方から翌日の朝に掛けて大荒れになりそうだ。考えれば考えるほど頭を抱えてしまうこの天気、一番楽で安全なのがこのRH”蜂の宿”さんに台風通過まで過ごすことなのだが、そんなにジッとしてられない私、また、あれもしたい、これもしたいで、忙しい私。この台風で走ることこそ難しいかもしれないが、でも、町をのんびり観光することぐらいは出来るだろう。そう思い、今日、この雨でも元気に旭川へ向け出発しよう!そう意気込んでいたのだが、だが、実際はすぐに出発という訳にはいかなかった。なにせまだまだ旅日記が溜まっている。残したまま出発してしまってはとてもこの先更新できないと今日は朝の7時からまた黙々とPCと向き合っていた。ちなみにもちろんこの溜まった日記は5泊6日で入った登山のせいである。
時間だけが恐ろしいほどにどんどん流れていってしまう・・・ まだほとんど進んでないのに・・・ そう愚痴さえ自然とこぼれてしまうほどで、日記は思うように進んでは行かなかった。また、こうして昨日からPCと向き合っていると、元々が嫌いな作業だけに、さすがに嫌気がさし、集中力も散漫に・・・ 今日もお昼前頃、そんな気分を紛らわせようと日記を後にし、先に荷物の片付けへと入る。そしてもうこの北海道の旅では使用することがないだろう”75Lザック”を郵パックで送り返しそうとも思ったのだが、入れる袋もダンボールもない、郵便局で買うのはバカらしく、こうして向った先はもう3度目となる富川食堂。そこで昼食をとりながら巨大なビニール袋を頂いて、その足で郵便局へ。そして発送は嬉しいことに無料♪これは郵パックを1回送ることにもらえるスタンプが前回で10個溜まったからで、この今までで最高の長距離、さらには重量でこの無料券が使えるとは!かなり得した気分で気分良く鼻歌まじりでまだ宿へと戻った。 さて、あと少しだ。そうHPである。また新たに頑張ろうと始めたものの、どうも集中力が完全に途切れたまま・・・ さらに満腹になったせいか睡魔が刻々と襲ってくる。これは堪らんと結局そのまま仮眠、Zzz・・・oO 約1時間の休息後、さすがにもうお昼をとっくに周っている時間から、日記は後にして出発だ!と飛び起きたのだが、それと同時に空はいたずらを仕掛けてきた。今まで小雨で落ち着いていた雨が、突然、「ザーザー!!」と物凄い音を立て、バケツをひっくり返したような勢いで落ちてきた。これにはさすがに唖然・・・ とても出発できるような天気ではなく、仕方なくまた改めてPCと向き合うことにしたのだが、さすが睡眠効果、集中力もグッと増し、先ほどの筆の重さが嘘のようにスラスラと書き進め、残すは後一日分だ!ここまで来るとようやく終りが見えてきたことから、やっと焦る気持ちは落ち着き、また、雨もまた落ち着いたことから、今度こそ本当に出発だ!
温かく接してくれた宿のご主人、そしてみんな、固い握手を残してこの美瑛の地を出発した。ほんと美しい丘の町だけに惹かれるところが多く、また、それ以上に、登山のベースにしただけに自分にとって思い出深く、さらに言えば、また私をひとつ成長させてくれた土地であるとも実感している。宿のみんなもそうだが、この大雪の山々、そして美瑛の街に、「ありがとう・・・」、そう言い残しての出発であった。
雨は嬉しいことにいつの間にか上がってくれていた。先ほどのまでの恐ろしい豪雨が嘘のようで、晴れ間さえ覗き、さらには追い風と気持ちよくどんどん自転車を北へと走らせる。さすがは自転車、距離を延ばすには徒歩なんかよりも数段良く、かといってバイクにはない、自分で進むと言う達成感、気持ちよさがある。やっぱりチャリダーはいいな♪こうして、ご機嫌で足を進めて、そして、それに加えてどこかの大学の自転車サークルだろうか、数台で走るチャリダーと何組かとすれ違いお互い声を交わす。そんな温かい交流からさらに気持ちよく抜けて行き、今日の目的地は旭川目指して突き進んでいった。ちなみにこの町、北海道第二の都市で見所も多そうで期待も大きい。またここで久しぶりの献血も行なおうと思っている。前回は約1ヶ月前の函館で、そのあと献血ルームのある札幌ではまだ期間的に献血できず、その後は、大きな街に入る事がなかったために、こうして時間だけが流れてしまっていた。どうせならもう今日やってしまう、そう意気込んで向った旭川、だが、ひとつ心配事が、それはこれからの天気の悪化である。市街のすぐ近くにキャンプ場もあるのだが雨風は凌げないだろう・・・ すると道の駅か?安心して泊れそうなところだろうか・・・ そんな心配をしながらまず入ったのが後者の道の駅で、また、そんなところで知り合ったのが浅野さん。同じく単独チャリダーで、大学の休暇を利用してこの北海道を周っているとのことだった。そんな佐藤さん、なんと私のことをHPで知っていて、そんなことあってか意気投合、さらにはこの時に地元のおばちゃんも声を掛けてきてくれ、なんとそこで「よかったら何もないけど家へ来るかい?」と誘ってくれた。こうして寝床も見つかり、トントン拍子で事は進み、私も安心してこの後、予定していた献血ルームへと足を運ぶことが出来た。この時、浅野さんも誘ってみると「行ったことないんですよ!時間もあるし・・・」、と言うことで初のチャリダー2人での献血♪浅野さんありがとうございました。
★今日のお食事♪
・朝食 : なし
・昼食 : 野菜ラーメン
・夕食 :
半額お寿司