車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 7月15日 (火) - 373日目

天気 :

体調 : やや風邪?

宿泊地 : 浜中モイレ公園

本日の移動 : 積丹町~余市町

走行距離 : 52.8km

累計距離 : 16,521km
本日の出費

食費 : 3035円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 600円

費用詳細 : 食費:米代含む、雑費:積丹岬の湯

現在地 : 北海道余市町  ( 全走行図 )

ライダーと一緒に?!

 今日の移動距離はちょっと少なくして休養。と、言ってもその時間はHPの更新にあてられる。今朝は5時に起床して、まだ、シェフが起きる前からHPの更新作業。こういう時間しか真剣に取り組めないのが辛い。昨日はシェフが起きるのが早かったこともあって、ほとんどHP更新が出来なかったが、でも今日は8時過ぎの起床で、それまでのんびりHPの更新をすることが出来た。ただ、電源が昨日、今日と2日間確保することが出来ず、携帯はもちろんのこと、このPCもバッテリー切れ・・・ もう書こうにも書けず、最後の日記を残して断念せざるえなかった。

 さて、シェフが起きてから楽しい朝食タイムが始まる。一人の時のあの悲惨なおかず内容から見れば、もう比にならない豪華でバランスのとれた朝食を今朝も頂く♪ほんとシェフにはお世話になりっぱなしである。ご馳走様でした。そして出発は9時半ごろ、まず、目指したのは積丹岬で、ここも昨日の神威岬と同様に最後、ググッと上るのだが、ここは自転車を下に置いて歩いて上ることにした。急な割には距離が短かったからだ。そしてそのまま岬まで観光なのかなと思いきや、岬方面の遊歩道には展望台どころか、灯台もなにもなくあるのは電波等設備くらいなものらしい。また、誰一人としてそちら方面に歩く人もいない。他とはちょっと変わった岬だ。そして岬とは逆方向に登ったところには、やや不恰好の頭でっかちにも見える灯台がある、こちらは定番コースのようで私も見学、また人道トンネルを越えて”渚100選”にも選ばれている島武意海岸も見学した。

あれ?!朝から目玉が・・・
島武意海岸
積丹灯台
シェフと岬の湯へ
 こちら側、そう積丹岬側は思ったよりも見せられるものが少なかった。他の人から聞いたように、また本で見たとおり、昨日行った神威岬の方が惹かれるところが多かった。でも、そう思うとなおさら遊歩道をさらに岬まで歩いていけなかったのが残念でならない。こうしてちょっと残念な積丹岬を観光して、また戻るように走って国道へ、そして岬の湯へと直行した。ここ連日、どこも寝床の近くに温泉があり、入れるはずであったが、でも、どういうわけか入れないでいた。思ったよりも遠かったり、閉店してしまっていたりと、うまい具合に行かなく、こうして仕方なく、今日は久しぶりの昼間に入浴すべくここにやってきたのだ。ちなみにライダーのシェフともここでまた合流し、共に温泉に浸かる。決して料金の方は安くはなかったが、沢山の湯船と休憩室などが供わり、そこで電源を借り、ここでようやく更新作業を昨日まで済ませることができた。なんだか、ようやくこうして終えて落ち着けた。もう、ここ連日、このHPが溜まってしまっていただけに頭を悩ましていただけに嬉しい。
ロウソク岩
 こうしてHPも身体もすっくりしたのだが、でも更新作業に時間がかかり出発は13時半過ぎとなってしまい、ちょっと慌てて出発。今日はこのあと余市までの予定なので、距離的にはすぐに到着できるところなのだが、でもそこでニッカウイスキー工場を見学しようということで、ちょっと時間が迫りつつあった。道中、奇石が多数並ぶ海岸道路だが、そんな景観美の観光は程々にして、距離を伸ばしていった。そして16時前には余市市街へと入ったのだが、ウイスキー工場を前にちょっと気になるところを発見し、足を止めさせられた。気になるところとは、どう見ても年代古そうな、明治期だろうか、大規模な建物郡が目の前に広がっていた。そこは”旧福原漁場”と呼ばれる明治期にから大いに発展してきた漁場で、こんな時代が好きなだけに、もうウイスキーも忘れて、足を止め、さっそく周辺を散策し写真撮影。そんなとき、受付のおばさんが困り果てた顔で遠くから走ってきた。「すいません、ここ有料施設なので・・・」、どうやら外から建物を窺うだけでもダメらしい・・・ 仕方なく後にし、でも、パンフレットぐらいは・・・ そう思い、受付で貰えるか尋ねてみると、またまた困り果てた顔で、奥の責任者らしき方に目お送り、了解を得てからようやく頂くことが出来た。「そんな嫌な顔しなくても・・・」 ちょっと辛く思い気持ちで、なんだか悪いことをしたような、そんな複雑な気分でまた急ぎ、自転車を漕ぎ始め、目的のニッカウヰスキー工場へと入った。

なんだか折れそう・・・
旧余市福原漁場
(主屋)
旧余市福原漁場
(文書庫・石倉)

 すでに到着しているはずのシェフはまだ見当たらず・・・ 先に近くのキャンプ場を物色していてくれたようで、また、そこにバイクを置いて歩いて、飲む気満々でちょっと送れてシェフは登場した。ちょうど16時、最終案内ギリギリであったが、こうしてどうにか間に合い、さっそく説明していただきながら工場をまわる。さすがに敷地は広く、また設備も驚かされるものばかりだ。その中でとくに驚いたのが、ウイスキー蒸留器の炊き出しが未だに石炭で行なわれているということに驚いた。聞けば、そのような創業当初の伝統を固く守り、そして味も守っているそうだ。ちなみに創業は1934円だそうだ。そしてもうひとつ驚いたのが、その工場見学の充実さだ。ちょっとしたビデオが各所に置かれ、また、専用博物館で、多数のウイスキーに関わる資料が展示されていた。じっくり見れば半日は掛かってしまうだろうと思われるほどの施設で、ここを私たちは閉館が迫っていることもあり、1時間弱で見学と慌ただしく通り過ぎてしまい、ちょっと残念ではあったが、でも、工場を詳しく係りの方が説明してくれたので短時間でも充分に知ることが出来た。また、このウイスキー工場、ある意味、化学工場でもあり、自分の元の会社と同じ職種でもある。そんなことから、この蒸留器や付属設備など、気になるところは多く、そんな見方でもとても面白く興味深かった。

ニッカウイスキー工場
旧事務所等
(ニッカウイスキー)

 さて、最後はお楽しみ試飲タイム♪空腹にも関わらず、ここではウイスキーをロックでガバガバと飲んでしまい、もう帰るときにクラクラ・・・ 時間ももうほとんどなく、ちょっと慌てて飲んだこともあり、余計に酔いのまわるのも早く、2人して顔を真っ赤にしながら後にした。ありがとうございました。

 このあとはスーパーで買出しをし、そして工場で買ったウイスキーを片手にキャンプ場へと戻った。ただ、キャンプ場といってもここはただの浜・・・ さすがに風も強かったこともあり、すぐ前の公園へと移動し、そこのちょっとした遊具の軒下に2人テントを張った。なにしろ雨がまた降り始めてきたのだ。実は今朝も雨がパラパラと降り、そして昼間も何度か降られる始末である。カッパを着るまででなく助かったが、それにしても北海道に入ってから雨に悩まかされっぱなしである。自転車のザックカバーをまだ一度も外したことがない有様だ。でも、こんな悪天な夜も、1人ではなく2人だから気の滅入ることなく楽しい。それにしても、こうしてもうシェフと3泊目である。チャリとライダーと大きく違うのに・・・ いやいや嬉しい限りだ。こうして今日も豪華な晩ご飯と共に、ウイスキーも進み、今日もそれほど飲めない私的には大いに飲み、そして酔っ払い、22時にはすでに就寝してしまっていた。

キャンプサイトにて
買っちゃいました♪

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん・目玉焼き・卵スープ
 ・昼食 : パン×2・菓子
 ・夕食 : カレイ・野菜炒め・スープなど




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