車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 6月2日 (月) - 330日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 長手岬

本日の移動 : 寺泊町~(フェリー)~赤泊~相川町

走行距離 : 83.6km

累計距離 : 14,263km
本日の出費

食費 : 1572円

観光費 : 2480円

宿泊費 : 0円

雑費 : 7243円

費用詳細 : 観光費:フェリー代(寺泊~赤泊)、雑費:PLフィルター・潤滑油

現在地 : 新潟県相川町  ( 全走行図 )

佐渡の夕日

 「佐渡は大きいのぉ~、さすが日本一の島!」 今日、佐渡をそんなことを思いながら走っていた。天気もいい走行であったが、今朝はと言うとパンク修理で必死になっていた。6時に起床して食事を気付いたのだが、その修理にかなり手間取ってしまった。砂浜近くだけに砂紛れ・・・ 次のパンクの元になると一生懸命砂を取り除き格闘していた。また久しぶりのパンクで、リムの汚れもひどくついでに洗おうと思ったのだが、これがキリがないほどの汚れで最後は妥協しての修理&清掃であった。ちなみに前回のパンクは沖縄だろうか、もう覚えていないほど昔の話でほんと驚くほどパンクにはついていた。

 パンクと格闘していたために出発がやや遅れてしまった。実は昨日、「明日、朝は時間があるから日記はまあいっか。」と日記をまるまる残してしまっていたのだが、その時間はだんだん無くなって来てしまっていた。船の出航の9時50分まで、フェリーターミナルで必死で日記を書き始めたが、時期に出航時刻、さらに、船旅が2時間あるから、と思っていたのだが、思ったよりも船は揺れ、とてもPCと向き合っている気分にはなれずに結局、横になって2時間を過ごすことになってしまった。そのため、日記を更新できず、今こうして昨日の分の続きから書く羽目になってしまった。

 「佐渡上陸!」、久しぶりの島国。どんな旅になるだろうか期待と不安を抱きながら漕ぎ始めた。時計回りにまわろうと南下し始めたのだが、すぐに立ち止まって地図とにらめっこ後、一転、北へと改めて漕ぎ出した。それは”風”のせいであった。あまりの向かい風の為に、それに立ち向かい南下していく気がせず、ちょっと周り方を変えて逆8の字を描きながら周遊してみることにした。さて、どこまで今日は行けるだろうか、予定も立てずまま、追い風に煽られ気持ちよく漕ぎすすむ。右手は常に海なのだが、いつもは時計回りだけに左手が海、いつもと違う景色にちょっと不思議な感じであり、逆に新鮮でもあった。

さあ、フェリーで佐渡へ
上陸♪
素朴な集落

 最初の休憩場所は鴻ノ瀬鼻。そこの灯台がまた見事なのだが、それ以上にいいのがこの無料のキャンプ場!ここで泊ろうかなと思わせられもしたが、さすがにまだ出発して30分足らず・・・ 後ろ髪引かれる思いで後にし、そしてお次も灯台、姫崎で休憩した。ここは日本最古の鉄造り灯台ということで、佐渡では見たいと思っていたところのひとつだ。鉄筋ということも変わっているが、なによりその奇妙な灯台の形に驚き、ここではしばらく魅入っていた。また前方に広がる大佐渡の展望も美しく、その間に走る抜ける大型フェリーの姿が印象的だった。ちなみにここにもキャンプ場が併設されていたのだが、なんと値段は1000円・・・ とても泊りたいと思えなく、ここでは逃げるように後にし、佐渡最大の町、両津市街へと目指した。

鴻ノ瀬鼻灯台
姫崎灯台
姫崎灯台にて

 両津市街は加茂湖と海に挟まれた糸のように細長い狭い土地に形成されていた。離島とはいえかなり発展した町と想像して入ったのだが、そんな土地の為か、大型店の出店する場もなく、昔ながらの商店街と民家が所狭しと並んでいた。雰囲気的には好きなのだが、でも、「こりゃ、参ったなな・・・」と、ちょっと困り果ててしまった面もあった。それは2kgの米、そしてギア油を購入しようとこの町へきたのだが、果たして見つかるだろうか。とくにお米が全くなくなってしまっていて、このままでは夕食が食べられない・・・ 出来れば登山時などではとくに重宝する無洗米が探してまわったのだが、結局ないまま小さな市街を通り過ぎてしまった。国道350号へと入ると、もう家は疎らになってしまい、変わりに田園が広がる始末で不安が増していった。が、それが逆に、この土地のある郊外にこそ大型ショッピングセンターが軒を連ねていた。ただ、無洗米は買うことはできなかったが、とりあえずは確保することができた。

 今日は、キャンプ場があると言う長手岬まで行くことにして自転車を日暮れが迫ってきたこともあってちょっと早足で漕ぎ進んだ。でも、そんな中でもしっかり観光。道中、ちょっと寄り道して”明治記念堂”・”佐渡護国神社”・”妙照寺”と見学していった。

明治記念堂
明治記念堂
佐渡護国神社
佐渡の田園風景
妙照寺

 こうして観光を済ませて、あとは寝床へ!日が沈む前にと急いでアップダウンを越えて向った。また、いいキャンプ場でありますように!、無料でありますように!と祈りながら向ったのもいうまでもない。もう、日が暮れるというのにここでの野宿がアウトになってしまうと、身のやり場がなくなってしまう。不安いっぱいで、なんとか日暮れ前に無事到着した岬であったが、ただキャンプ場が見当たらない・・・ すでに廃墟と化してしまっているようであった。仕方なく、ちょっと目立ってしまうが岬の東屋にテントを立てる事にした。ただ嬉しかったのは綺麗なトイレがあることと、そして何より久しぶりに海へ吸い込まれていく夕日を見ることが出来たことだ。約30分のショーを楽しみ、今日という日を終えた。

 すでに19時過ぎ、この後に慌ててテント設営や自炊だからもう落ち着いたのは21時近くになってしまった。それから日記の更新だから慌ただしい。さらには昨日の日記まで少し残している有様で今夜はそれらに追われながら黙々と頑張ったが、でも、23時、ついに睡魔に襲われ頭がまわらなくなり断念して眠りについた。

長手崎からの夕日
佐渡の夕日
海へ沈む・・・

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : スーパー弁当・味噌汁
 ・昼食 : パン×4
 ・夕食 : ごはん&缶詰




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