車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 4月23日 (水) - 290日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 古橋さん宅

本日の移動 : 京都市観光

走行距離 : 0.0km

累計距離 : 12,338km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 京都府京都市  ( 全走行図 )

人との出会い

 うぅ~ 眠い・・・ そんな辛い朝であった。それでも日記を早く書かなければ・・・ そんな思いから始まった今朝は6時半に頑張って起床。でも気合を入れてまずは昨日もたくさん撮った膨大な写真から編集、そしてHP上へUPそんな作業から始まった。朝食を頂きながら必死ではじめたのだが、睡魔の為が日記のほうは頭がまわらずに、なかなか進まなく、ただ悩み苦しんでいるだけで時間だけが過ぎていった。そしてそのままあまり進まないまま古橋さんの奥さんの今日の出社時刻、11時が来てしまい、結局、途中にして慌ただしく会社まで送っていただいた。

 今日も自転車で観光したかったが、でもまた今日も雨・・・ そのため距離自体は大したことないことから今日は傘を片手に歩いて京都の町を観光することにした。自転車をそのまま会社に置かせてもらい、最初に向ったところはまずは「八坂神社」。ここは厄除け、疫病退散の神様で「祇園さん」と京では呼び親しまれているそうだ。

八坂神社
八坂神社の説明

 八坂神社で参拝した後は、日本最大の三門があるという「知恩寺」へといってみた。さすが最大を誇っているだけに見上げるのが大変なほどの巨大な三門にさっそく圧倒されてしまった。写真ではなかなか収まりきれず、これでもか!っというほど離れてようやく収める事ができたほどの山門が知恩寺では迎えてくれた。さらに石段を上り進むと、またまた驚くほど巨大な本堂が迎えてくれた。さすが浄土宗の総本山!そんあ本堂内では法要中なのかたくさんのお坊さんで埋まっていた。そんな儀式をしばし眺めて、後にし、今度はさらに上って行き、日本三大・梵鐘の一つ、これまた巨大な鐘を見学。聞けば、銅鐘の厚さは30cmもあり、さらにその重さは70t!!それだけの重さ&大きさだけに、この場所の、この高さで鋳造され作られて、そのままこの鐘楼に掛けられたそうだ。そして後世、大戦時にはこの銅が軍事物資の対象にもなり、取り壊しの対象にもされたそうだが、あまりの重さに断念した、そんな話もあるそうだ。そう人力車を走らす方が話してくれた。

巨大な三門が迎える
知恩院
知恩院・本堂
日本三大梵鐘のひとつ

 このあと竜馬像を見ながら円山公園を散策し、そして高台寺へと向った。秀吉の正室・北政所ねねが家康の援助によって建立した寺で、ここは拝観は諦めたが、外からその雰囲気を楽しんだ。こうして散策している頃、メールが入った。今日は嬉しいことに、以前よりHPを見ててくれている方が、大阪より会いに来てくれことになっていた。「近くまで来ました!」と入り、そのままこの高台寺で待ち合わせをすることになり、そして「こんにちは!!」と気持ちいい笑顔で登場してくれたのは”福田”さん。前々からHPを見てくれていたこともあって、自分を知っているだけに話しやすくすぐに話に盛り上がった。

 そんな福田さんに嬉しいことに食事に誘ってくれてご馳走になった。とうふ定食セットでこれがまた美味しいこと!♪ありがとうございました。

円山公園にて
高台寺への登り
高台寺
高台寺の説明
大阪から来てくれた
福田さんがと♪
(とうふの豪華昼食!)
霊山歴史館を一緒に見学

 この後は先日入館しそびれてしまった霊山歴史資料館へと福田さんと一緒に入館。福田さんも歴史や寺院が好きで、ここでは一緒に長々と見学♪幕末の動乱期の展示館で、各地で見てきた内容と重なる部分が多いのだが、でも、何度もてもやっぱり面白く勉強や刺激になることばかりであった。

 ややのんびりしすぎて時間が詰まってきたが、このあと比叡山(延暦寺)へと連れて行ってもらえることに!本当なら自転車か歩いて登ろうと思っていたところだけに、これはほんと嬉しく助かった。また実際に行ってみてはじめて知ったのだが、延暦寺は大小200あまりの建物が点在する大きな集合体で、それらは主に3箇所に分かれていた。東塔、西塔、そして横川で全てをまわるとなると、自転車は徒歩では1日ではやや無理があるほど離れていた。離れていたというよりも山を登ってまた下り、そして帰りも同ルートをとらなければならないので、かなりきついのだ。比叡山に着いたのはやや遅れてしまい、17時ごろとなってしまった。すでに拝観は終了していて、改札口は閉まっていたが、でも普通に寺院を見学するには問題ないようで、本堂の扉はどこも閉まってしまっていたが、無料では入れる分、ちょっと得した気分での見学であった。誰もいない寺院を2人でのんびりまわる。悪天のために濃い霧がかかり、はっきりと寺院を望むことはできなかったが、でもそれが幻想的な雰囲気を作り出していて、それがまた楽しかった。日本の景色には霧や雨も似合う。日本らしくてある意味、貴重な体験をした気分であった。

比叡山・根本中堂
国宝・根本中堂の説明
東塔にて
西塔にて
西塔の釈迦堂
釈迦堂の説明

 東塔から周り、西塔、そして横川と見学。最後は薄暗くなってきてしまっていたが、でも、普段見れないそんな寺院の姿も新鮮であった。ちなみに最後に撮影した写真、まるで心霊写真のように光が走っているが、これは実は木の枝がフラッシュに反射しただけのこと。はじめこの写真を確認したとき、「わあぁ!!心霊だ~!!」っとビックリしたが、実際に写真を撮った場所を確認してみると、薄暗くて気付かなかったのだが、そこに木の枝が飛び出していた。これが後から気付いていたら、ほんと心霊だと思って、載せずに消していたかもしれない。実際が分かっているだけに面白い写真となって、こうして載せることが出来た。

 こうして延暦寺の観光を終えて、帰路は山頂展望台へと立ち寄ってくれたのだが、ものすごい霧で、前がまったく見えない!福田さんの安全運転のおかげで恐怖はまったくないが、ゆっくりゆっくり進んでいく。このあと、山頂で「すげー!(霧)」というときに、パトロール隊が近づいてきて、「霧がひどい為に閉鎖するので出てもらいますか?」とのことだった。この霧では仕方がないか・・・ すぐ、納得するほどの霧の中、今晩もお世話になる”古橋”さんの会社まで送っていただいて、お世話になった福田さんと固い握手を交わしてお別れした。またの再会を約束して・・・ ありがとうございました。

チーズケーキをご馳走に♪
心霊写真のような横川中堂
(実は木の枝の反射です)

 ほんと、いろんな人にこうして出会い、そして分かれていくのが旅であるが、いつも嬉しく、そして分かれは辛い反面、こうしてたくさんの方に出会えた事をほんと感謝している。いろんな資料館に入ったり、見たりと各地観光しているが、でも一番の最後に残る財産はこうした人との出会いだろう。そしてこうしてたくさんの方と出会うと自分も生き生きしてくる。ただ、この京都、日本の中心地だけに、今まで知り会った方、そしてHPを見ていてくれた方などから、「会えませんか?」っと何人かから頂いたのだが、時間やお互いの日程の都合であえなかったりと、うまくいかないのが辛く最近の悩みだ。

今日も楽しく夕食♪
 古橋さんの会社に戻って、そして今日もそのまま自転車を置かせてもらい、古橋さんの車で自宅まで送っていただいた。ほんとこれには感謝するばかり。家では今日も古橋さんファミリーに温かく迎えてもらって、そして楽しい夕食♪でも、そんな楽しすぎる時間だけに、こうして日記がなかなか進まず、溜まりつつあり、常に追われてしまっているのが、ほんと辛いところである。こうしてお世話になり、もっともっと、いろんな話をしたいところなのだが・・・ 今夜も最後はPCと向き合って、そして23時半ごろ倒れるように就寝した。




自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・