こうして旅を続け、いろんなところを観光し、そして山に登ってきたのだが、その中でやっぱり一番印象に残っているのが人との出会いだ。そしてそんな出会いが一番の自分のこの旅での宝だと思う。今朝もそんな嬉しい出会いのひとり、原さん宅の布団で気持ちいい朝を迎えた。6時半起床。やっぱり今朝もHP更新作業からはじまり、失礼ながらも朝食をご馳走になりながら作業を必死で進め、そして8時半にようやく終えることができ、それから出発準備。今日の天気予報では生憎の午後から雨の予報・・・ いつ降られてもいいようにザックに雨具を先に付け、9時ごろ原さん宅を後にした。ありがとうございました!♪
今日の予定では石見銀山辺りまで行く予定で、その道のりは約100km、その道中に観光したい所もなく、そこまでただ黙々と走り続けることになりそうだ。また天気は下り坂で、雨の降られる前に距離を延ばしておきたい、そんな気持ちで休むことなくただひたすら漕ぎ始めた。
峠という峠はないのだが、アップダウンは休むことなく続く。また風が強く走りにくいが基本的に追い風が多く、気持ちよく走り抜けることができた。益田市を出て、次の大きな町、浜田市には11時半頃到着し、そこのお魚センターで物色しながら休憩。ただどれもこれも高くちょっと買えないまま、試食だけを少し頂いて先へと急いだ。
実は今日、ある方が追いかけてきてくれている。以前の四国のお遍路が終わり、南下へと進み始めた広島は安浦町の地で、知り合った”新宅”さんだ!それもこの時の出会いがまた嬉しい出会いで、自分が風邪で苦しんでいるとき、遍路旅で知り合った快速さんが、心配してくれ知人である新宅さんに連絡してくれ、そして新宅さんが迎えに来てくれた。そんな今までにない所から生れた出会いで、その新宅さんが今日わざわざ広島の地より着てくれるというのだ。
再会を楽しみながら国道9号を北へ北へと進んだ。メール情報ではもうすぐ近くまで来ているという。楽しみにして漕ぎ進んみ、そして江津の町へと入っていった。そんな時、次のメールがいつの間にか追い抜かれて温泉津までいってしまったという内容だった。またUターンして戻ってきてくれそして江津市郊外で約4ヶ月ぶりの再会をはたした。こうした再会ほんと嬉しい!の一言だ!久しぶりの会話を楽しみ、さらにはお寿司のお土産2パックをご馳走になりながらしばし再会を楽しんだ。
このあと今日一日行動を一緒にしてくれるということで、とりあえずこの先の仁摩町で待ち合わせ。そこまでは約1時間の距離を、この辺りでは強風と戦いながら漕ぎ進んだ。向かい風が徐々に多くなり、橋の上などでは横風となり煽られること煽られること!自転車を傾けるがそれでもついていけないほどで、自転車が強風が吹く度に大きくあおられてしまう。歩道もない道路だけに時には車道へ大きくはみ出してしまい、あまりの不安定な走行に怖く押し歩こうとも思ったが、なんとかカーブを曲がると風向きが変わり突破することができた。そのあとは一気に追い風にあおられながら進み、待ち合わせの仁摩町・サンドミュージアムへと入った。
ここには砂の博物館があり、新宅さんが誘ってくれて中へと入館した。やや高い入館料でとても自分ひとりでは入館できないところで、かなり贅沢気分での入館♪ありがとうございました!館内には”世界一の砂時計”が展示の目玉となっていた。その大きさは高さ5.2m、幅1m、そして1tの砂が入れられているという、1年計であった。最初はいくら大きくても変哲のない砂時計に見えたが、その製作にあたって、大きいだけに問題点も多くその苦労や試行錯誤の様子をしり、そして改めて砂時計を見たとき、そのがとても大きなものに見えた。ちなみにそんな過程で作られた試作品、失敗品も数多く並べられていた。また砂の展示場もあり、この近くの琴ヶ浜のことを中心に展示されていた。汚染により数少なくなってきている鳴き砂のひとつがこの砂浜なのだ。一歩、歩くことにキュッキュッっと音を不思議と立てる。これは石英砂などが擦れて出る音だそうで、汚染され汚れた砂浜ではならなくなってしまうという。昔は綺麗な音を立てた砂浜が今はどんどんなくなってきてしまっているそうだ。この琴ヶ浜でも昔と比べて音が小さくなってきているという話だった。
見学を終えて今度はすぐ近くの温泉”湯迫”へと連れて行ってくれた。ここでのんびり温泉に浸かって汗を流し、それからこんどは夕食へ!大田市の方へと走り、自分がまだ入ったことがなかったということで、「得々うどん」へと入った。そこでもう動けないくらい満腹にさせてもらった後は、今度は新宅さんの車内で宴会♪市場で買ってきてくれた新鮮なボタンエビなどなどたくさんのつまみに囲まれ、そしてお酒♪そして話にも盛り上がり、楽しい事もあってどんどんお酒が進む。時間はあっという間に過ぎて、そして23時ごろ、寝る前にHP更新しなきゃと始めるが、画像のUP中に睡魔に襲われそのまま寝てしまった・・・ 気付いた時にはすでに1時間以上経過しているときで、再度始めようとするが、5分も経たない内に電源が落ちてしまった。もう諦めてそのまま就寝した。ちなみに寝床は新宅さんの広い車内で就寝♪風が物凄いだけにほんと助かりました。そしてなにより楽しかったです。ありがといございました。