今日でこのメンバーとの旅は最後となる、そして自分の道をそれぞれ歩んでいく。私も自分の旅へと戻ろうと思う。みんなでしか出来ない旅や経験もあるが、でも一人だからこそ出来ることもある。自分らしい旅を頑張っていきたいと思う。
今朝もやっぱり6時半起床にて日記の更新から始まった。テント内で黙々とひたすら書くこと1時間ちょっと・・・ 8時ごろにようやく終えて、それから楽しくみんなで団欒♪今日は久しぶりに天気も良くてポカポカ陽気の気持ちいい朝だった。昨夜の残りの団子汁(だごじる)に八重山そばをたした今日の朝食もまた美味しいこと!でも、これが最後だ。今夜からはまた一人の性格に戻り、そして質素な食事になるだろう。でもそうなるおかげで、最近太ったこの身体が痩せるかもという期待もちょっとあるのだが・・・
食事後はみんなのんびりテントの撤収。昨夜は夜露が激しく、そのせいもあって撤収に手間取り、終えたときにはもう10時過ぎであった。さあ、いい加減に出発だ!気合を入れて向かった先は、先日もいった”星の砂海岸”だ。あのとき入った海の美しさが忘れられずに、もう一度見たいという思いから向かった。今回はちょっと本格的に入ろうと、途中でレンタル店に立ち寄ってシュノーケルを借りてまでの今回の意気込みであった。
そんな期待の星の砂海岸に到着して、もう早々に短パンになって海へと入っていった、が、前回よりも水温は低いようで冷たい!さらに日もいつの間にか隠れてしまっている。それでも、あの海が忘れられずに、気合で肩まで入っていき、そして始めてのシュノーケルで快適に海の様子を眺めてみると、前と変わらぬ美しい魚たちが群れ泳いでいた。そしてその綺麗さに今日も子供のようにはしゃいでいた。
頂いたウインナーハムを餌にすると、熱帯魚達は警戒心をさらに失くして、何処からともなくものすごい魚が寄って来た。大小さまざま、色とりどりの熱帯の魚たちと遊びながら時間はあっという間に過ぎていった。それにしても、日が隠れてしまい、だんだん寒くて入ってられない状態になってきた。小学生の時のプールの時間を思い出すそんな寒さだった。1時間ほどの海水浴を終えて12時過ぎに浜へと上がった。すぐに着替えて体温を暖める。そしてじきに日も出てきてポカポカに日向ぼっこしながら、のんびりと過ごした。
今日の13時半の便で石垣島に戻るつもりで、船は来るときと違って高速船を選んだ。理由は簡単、貨物船は時間がかかり、また週に3日しか運航しないからだ。港は泳いだ浜から10分ほどで大した距離ではなくすぐに到着。途中のスーパーでパンを買ってそれで昼食とした。
実はこの高速船、自転車は基本的には乗せられないのだが、でも船長判断で船首の部分に空きがあれば載せてもらえるとの事で、それを期待して港へいってみたのだが、切符売り場では、自転車台数が他の客もいた為に計3台と多く、「載せられるかは船長判断ですね 。」っという受付の対応だった。切符を買わずに船長さんと相談。そして結果は問題ないよという事♪荷物満載の自転車を載せてもらって、そして切符は時間もなく、そのままそこで切符を買ったのだが、自転車料金は取られずに2000円と貨物よりも安く帰路は帰れてしまった。これにはさすがに嬉しかった。 貨物では2時間以上もかかる距離を、高速船は約40分ほどで突っ走る。初めてこうした高速船に乗ったのだが、そのスピードに驚かされた。まるで水面を飛んでいるかのようなスピード!これではちょっとでも波が高ければ欠航になってしまうことを実感した。昨日もちょっとした風なのに全便欠航したそうなのだ。
この出航で大出さんとはお別れ、船の窓越から手を振りながら船は港をどんどん後にしていった。大出さんは港で、身体いっぱいに使って手を振ってくれたのが印象に強く残り、また嬉しかった。西表ではありがとうございました!♪
海に入った疲れもあり、また高速船の程よい揺れが睡魔を誘い、しばしの就寝・・・ でもあっという間の航海なので、逆に睡魔だけが残り港に到着した。眠い目を擦って、また石垣へと上陸!この後が忙しかった。まずはネコの見送り、この後すぐに飛行機で宮古へと渡る為に空港まで大急ぎ!それを見送る為に、空港まで3人で走る。そして空港でもやっぱり大慌て、折りたたみ自転車を畳み、そして荷物チェックではガソリンバーナーが引っ掛り、結局、飛行機に載せられないとのことで、仕方なく”あやっぺ”が変わりにお持ち帰りと、そんな慌ただしく飛行機へと乗り込んだ。ネコとも阿蘇からの付き合いで、今回この沖縄の旅で長く一緒だったで、やっぱり別れるときは辛いが、でも次にまた必ず会えると言う確信があるだけに、それほど辛くはなかった。まあ、慌ただしく去って行ったせいもあるだろうが・・・ 沖縄の旅、ありがとう♪
別れは続く、このあとは”あやっぺ”とお別れだ。ただ”あやっぺ”泊るところは違うが、まだあと2日この石垣島に滞在する為に会えない事はない。だが、お互いの予定がある為に絶対に会えるとは言えない為に、悔いのないようにお別れをして、それぞれのまた旅へとお互いに戻っていった。次に会える日を楽しみにして・・・ 九州・沖縄の旅、ありがとう♪
こうしてまた一人旅へと戻って、まず向かったところは石垣市街のちょっと外れにある「平和祈念館」というところで主にこの地で起こった戦争マラリアの実態について展示されていた。大戦の悲劇はこんな小さなところまで及んでいた。小さな資料館ではあるが、その実態をまじまじと知ることができた。
キャンプ場へ到着後、テント設営前にあまりの空腹からまずは食事。ほんとは自炊しようかとも思ったのだが、実は半額弁当に誘われて2つも買ってきてしまった。そんな弁当をたらふく食べてから設営!そしてようやく落ち着くことができた。すでに19時をまわっている時間だった。このあとは団欒所でのんびり、あやっぺに貰ったココアの元を使って、ココアを飲みながらのんびりとHP更新作業へと入った。でも、そんな団欒の場では、同じキャンプ場の方々と会話が弾んで、なかなか日記は進まず、結局、会話は途切れることなく、いつの間にか23時をまわっていた。HPは進まなかったが、楽しい時間を過ごして、23時半過ぎに就寝した。