昨夜から雨が降ったり止んだりを繰り返して、そんな雨音の元、夜明けを迎えた。気の重い朝ではあったが、じきに止むことを期待して今日も6時半に起床。昨日同様に五目御飯とスープを食べて出発準備へと入った。そんな雨は出発準備を済ませたころには止んでくれ、また意気揚々と9時過ぎに出発した。
だが、この後も雨(みぞれ)が降ったり止んだりを繰り返し、ちょっと気の重たい行程なってしまったが、でも、雪がだいぶ融けてくれたお蔭で歩きやすくなったという利点もあった。高塚小屋で休憩を挟みながら歩くこと1時間ちょっと、そこに現れたのは今回の登山での目的の一つでもある縄文杉だ!みぞれが降る中、やっぱりみんなで写真撮影をした!
今回で2度目の縄文杉となるが、以前とはまったく違う姿をまた見せてくれていた。そんな不思議さに、以前はもう最初で最後かなっと思ったが、今回改めて再会して、その魅力を知り、再度また訪れたいな、っと心から思えた。そんな不思議な縄文杉に魅了され、そして太古を歴史をまじまじと感じさせてくれた。ほんと不思議な木である。
縄文杉を後にしてからは、今まで降り続いていた雨(みぞれ)は止み、気持ちよく整備された木道を下っていった。次第に雪はなくなり、雪道からも開放されたせいか、足取りは軽く、どんどん下っていった。この縄文杉ルートに入ると日帰りでの登山者何人かとすれ違った。今まで誰ともすれ違うことなく歩んできただけに、それがまた嬉しく、あいさつを交わすたびに、ウキウキしてくるような気分になった。そんな上機嫌で夫婦杉、大王杉と楽しく杉巡りをしていき、そして巨大なウェルソン株で昼食タイム~♪もうこれで下山ということでちょっと豪華に持っている食材をふんだんに食べて、次のトロッコ道を乗り切る力を付けた。
この後も、みんなで元気良く歌をうたったりバカ騒ぎしながら気持ちよく下って行った。楽しく鉄橋で写真を撮ったり、三代杉を見学したり、そして小杉谷学校跡地の散策など、長い長いトロッコ道ではあるが、それを楽しみながら下っていった。
当初の予定では”えせかつ”&”あやっぺ”は白谷雲水峡へ抜ける予定だったが、時間や帰路のヒッチハイクの関係で同じ荒川登山口へと下山することになった。ほんとうなら一人黙々と歩くはずのトロッコ道のはずか、3人で楽しいトロッコ道となった。
そんな楽しいトロッコ道だが、鉄橋では強風のために吹き飛ばされそうに・・・ 恐怖を感じながらの通過となった。こうして楽しさ、恐怖といろいろな体験をしながらトロッコ道を歩きとおして、最後には今も現役バリバリのトロッコ車にもすれ違い、無事に荒川登山口へと14時50分に到着した。
黙々と一人歩くこと1時間、ようやく自転車と再会。一緒に旅をしてきた共だけに、この自転車をみるとホッと安心感が生まれる。そんな自転車にまたがり、いき良いよく下りへと激走していった。
気持ちよく下って、そして島のアップダウンのきつい外周の道をまた進み、16時半ごろに無事にRHへと戻ってきた。すがすがしい最高の気持ちで下って、そして到着したRHであったが、でもそこで出迎えてくれた我がテントは無残にも風に飛ばされ、そしてあまりの強風のあまり畳まれていた状態であった。そんなテントを必死で直そうと努力してくれた同じチャリダー旅野さん、ありがとうございました。
帰ってきた早々、そんなテントの復旧作業から・・・ でも以外のその被害は深刻だった。フライシートは傷つき、そしてなんとポールに何箇所もヒビが入ってしまっていた。仕方なくアロンアルファーで応急修理をして、なんとか使用できるようにし、そして、場所を変えて今度は風で飛ばされないよう、しっかりとテントを張った。ちなみにこのポール代金、問い合わせてみたところ1万円とのこと・・・ 仕方なく着払いで業者から送ってもらうことにした。
そんな復旧作業中、えせかつ達も無事にRHへ帰宅。そして片付け後、みんなで今夜の夕食の買出しに行った。買出しといってもカップラーメンなのだが、コレが意外に嬉しいのだ。贅沢に2つかって一気に食べる。そんな小さな幸せを味わって、楽しくお酒を飲みながら夜を過ごし、22時半頃、日記をかけずままに寝てしまった・・・