明日、今年の移動が終わり、阿蘇のRH(ライダーハウス)へ入ることになっている。そんなことからこんな旅人でも「年末なんだな」っと実感しだした。ちなみに年末年始の過ごし方は、まずは久住山登山、そして阿蘇ご来光登山、阿蘇スキーなどを考えている。お正月とはいえ忙しい毎日になりそうだが、でも楽しみだ。
今朝は7時起床。展望台で寝たため、やや他の施設から離れていることもあって、邪魔にもならず静かな朝を迎えた。ただ、昨夜から風が強く、テントが飛ばされるんじゃないかという突風が何度も叩きつけられ、そしてその度に目を覚まさせられたので、安眠は出来なかった。
今朝はかなり冷え込んだようだ。風のせいもあって体感気温はもっと低く、寒くてもう動けない状態だが、でも動かなければどうしようもない。”えせかつ”と励ましあいながら寒さに耐え、テント撤収。そうそう、ちなみに”えせかつ”の起床は8時、それまで私は昨夜途中になっていた日記を書き、なんとか溜まった日記を無事に全て終わらせることが出来た。ようやくホッとした気分だ。
こうして、関崎に空荷でアタック!それでも峠はなかなかきつく息は上がりっぱなしだった。さらに、”えせかつ”の早いこと!スピードの衰えることなく、どんどん平然とした顔で上っていく。そして大きく離されてしまった。悔しくてたまらなかったが、反面、少しでもついていけた分、自分もあのガリガリの状態から、だいぶ体力が付いてきたなとも思ったりもした。
関崎の海星館に無料だと思い立ち寄ってみると、残念ながら有料・・・ それも400円と高い!せっかく温かい中で良展望を見ながら休憩できると思ったののだが残念だ。仕方なく、そこから灯台の方へと下る。灯台はなかなか立派でよかったのだが、ただ下からでも全くといっていいほど展望なかった。
帰路は半島の南側の海沿いの道を通って戻る。途中、奇石(夫婦岩?!)と”えせかつ”のプーさんと一緒に記念写真。ちなみのこのプーさん、名前はおマツだそう
こうしてバスターミナルに戻り、その休憩所でちょっと休んだ後、こんどは臼杵市へと向かって走った。道は若干のアップダウンはあるものの、ほぼ平坦で走りやすく意外に早く臼杵市へ到着。ここでちょっと観光したかったので、”えせかつ”とはここから別行動をとることにした。今夜、寝床での再会を約束して。
まず向かったのが臼杵城跡、ここからあの戦国大名の大友宗麟が号令したところと聞いて、その歴史を見てみたかった。でも、そんな城の入り口がなかなか見つからない。この城は平山城となっていて、どこも断崖絶壁に囲まれていて上り口は少ない。それでも正門はすぐに見つかったのだが、石垣工事中との事で通行止め、そして他の上り口を探したのだが、これがなかなか見つからず、城のまわりを探しながらほぼ一周したところでようやく発見!反対周りで行けばすぐだったのに・・・
こうしてようやく城へと上り、そして公園内を散策。正門方面は少し復元されていたが、でも城にまつわる説明書きが見当たらなかったのが残念だ。それでも大友宗麟の板像?と日本初上陸をした国崩という大砲(複製だが)があり、それらには魅せられた。
このあと、他の有名どころの城下町と全く劣らぬ、趣きある町を散策しながら、町の郊外にある臼杵石仏へと行って見た。ここは国宝ということで、どんな物で、どんな歴史があって国宝になったのかが楽しみで立ち寄ったのだが、心配していた入館料がここではかかった。それも530円とメチャメチャ高い!とても払えず、仕方なく遠目で楽しむだけとした。でも、無料でフォトギャラリーがあり、そこで修復の歴史や、像の写真を見ることが出来たのでよかった。そして今回もパンフレットだけを貰って後にした。
こうして臼杵市を後にて、目指す今日の寝床、道の駅・きよかわまで走るだけだ。ただ、その道がひたすらアップダウンを繰り返す、なかなかしんどい道。お昼は頂いた”みかん”しか食べてなかったので、途中で何か買おうとスーパーに立ち寄ったが、あまりの混雑に退散。結局、昼食は諦めて、道の駅をただひたすら目指すことに・・・ でも、展望はよかった。なだらかな美しい大地に魅せられながら必死で登り、そして幾つもの峠を越えて、17時半過ぎにようやく今日の寝床地、道の駅・きよかわに到着した。
すでに”えせかつ”は到着していて休憩した。ここにはちょうど良い大きな東屋もあり、寝床地には迷わなかった。そして夕食は、この物産店で買った驚くほど安い、白菜と大根。その二つを使って野菜鍋を食べ、2人で熱燗を手に今日も盛り上がった。鍋もうまいし最高だ。ただ、9時を過ぎるとさらに冷え込み、さすがに野外での食事は困難に・・・ 片付けも後にしてテントに逃げ込み、そしてHP更新を途中まで済まして11時過ぎに就寝した。
おおっと書き忘れたが、このテント内で日記を書き途中に、両足が吊ってしまい、痛いこと痛いこと!一人でのた打ち回っていた。数分後、よういやく直ったと思ったら、またも両足が吊り、悲鳴を上げる。もう痛くて痛くて(T_T) それで、もうさっさと横になり就寝することにしたのだ。