この四国を再び今日離れたのだが、以前の時と違い、ほんとうにこの四国の旅が終わり、もうこの旅で訪れる事もない。遠ざかる四国を眺めながら、あらゆる四国の思い出が頭をよぎり、そしてこの2日間だけでも出会いいっぱいの思い深い日となっただけに、目に涙を浮かべての出航となった。みんなの思いを胸に・・・
そんな最後の四国の朝は、温かい布団の中で目覚めた。起床はやや遅い8時。これには理由があった、初めは7時前くらいに起きようかなと思っていたのだが、なぜか頭がズキズキ重い。そしてのども痛い。風邪か?!身体がだるくまた寝てしまったのだ。それでも日記も溜まっている事から、起きて書かなければ・・・!っと思いかんばって起きたのだ8時。朝食をご馳走になり、そして溜まった1日半分の日記書きをはじめた。だが、頭が重いこともあってなかなか日記が進まない。もともと文章を書くのが苦手で進まないのに、それに拍車がかかるから、もう大変だ。ようやく終えたことには12時になろうとしている時だった。
今日は最高の快晴で気持ちいい、そして12月とは思えないポカポカ陽気♪こんな天気ならすぐに風も吹き飛ぶだろうと、気合を入れる。ほんとは10時ごろには出発するつもりだったが、予想外に遅くなってしまい、結局、昼食までご馳走になって、それからの出発となった。
運動不足解消も兼ねて、なんと藤倉さんが出航先の港まで一緒に走ってくれることに!それを聞いたときほんと嬉しかった。やっぱり別れは辛く出来るだけ長く一緒にいたいと思うし、そして一緒に走れるという時間が嬉しかった。なかなかそういう機会はすくないだけに・・・ ありがとうございました♪
っと、いうことで13時ごろ、藤倉さん宅を出発して波方港を目指す。途中、アンパンマン柄の電車を見ながら楽しく併走。ただ、未だに頭が重かったのだ悩みどころだったが・・・ まぁ、病は気からというしあまり考えないようにした。途中、巨大な今治造船所で休憩。巨船を目の前にワクワクしてしまった。ほんと私は乗り物好きなようだ。それから、しばらく走ると波方港。地図でみるとやや遠いようにも思ったが、意外に近い。いや、こうして楽しく2人で走ったからだろう。逆にあまりに早すぎて寂しく思うほどだった。
14時半の便に乗って出航。藤倉さんに温かく見送られての出航で、嬉しい反面、逆にさらに寂しくもあった。こうして、この愛媛再上陸の2日間だけだが、その中でのたくさんの出会い、そして今までの長い四国の旅での思い、それらが込み上げてくる。どうしても熱いものを堪えることができなかった・・・ ほんとうにありがとうございました!
こうして四国を見送ったのだが、そのあとは倒れるようにして、フェリーの休憩室で横になった。景色も見たい!最近進んでいない小説も読みたい・・・ やりたいこといっぱいであったが、それどころではなかった。そのまま仮眠・・・ そして到着のアナウンスで目が覚める。あまりの短さに驚くほどの1時間10分の航海だった。
でも、おかげで身体が少し楽になった、また気合を入れ直して、再上陸したこの広島を新たな気持ちで出発! でも、今日の寝床がまったく決まっていなかっただけに不安いっぱいの出発でもあった。道の駅はもちろんなこと、公園すら地図には書かれていなかった。どこかよい公園があればいいがっと思いながらとりあえず呉方面に向けて走った。でも、やっぱり身体はだるい。すでに16時をまわろうとしているだけに、寝床になりそうなところがあれば即決定、そんな気持ちで走ったが、なかなか見つからない。日はどんどん傾くばかりで、不安だけが溜まっていった。暗くなればさらに見つけにくくなる。そんなもう暗くなる直前の17時、小さいが寝れそうな公園を発見!もう迷わず即決!小さいがトイレもあり、東屋もある、なかなか快適な場所であった。電源が取れないことを覗いては・・・
そうそうこの電源、こうして寒くなるにつれてどんどんバッテリーの持ちが悪くなってくる。夏場は1本で2時間以上使用できたのに、今、寒いときでは1時間も持たないほど・・・そのため、電源の確保がさらにきつくなった。もう2日間電源が取れなければアウトになってしまうからだ。そのため、少しでも持たせようと、バッテリーをカイロで温めながらこうして日記を書いている・・・