車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 11月29日 (金) - 145日目

天気 :

体調 : 風邪気味

宿泊地 : 文化の森公園

本日の移動 : 道後公園~松山市内観光~北条市

走行距離 : 32.6km

累計距離 : 5,748km
本日の出費

食費 : 1064円

観光費 : 1150円

宿泊費 : 0円

雑費 : 610円

費用詳細 : 観光費:お遍路費用・松山城・子規堂、雑費:郵送料

現在地 : 愛媛県北条市  ( 全走行図 )

たくさんの出会い

 昨日、道後温泉を出たくらいから喉がなんとなく痛くなってきた。そして公園に帰って寝る頃にはかなり痛くなっていた。用心して風邪薬を飲んで寝たのだが、喉の痛み、そして鼻づまりで安眠することが出来ない。そしてそんな体調不良の朝を迎えた。

 喉の痛みは酷いもので、最初は声がまともに出ないほどであった。6時に起床。テントを片付けて、朝食は残っていたパンを食べた。この街中の公園で自炊するわけにもいかないからだ。そして公園では徐々に賑やかくなり、ラジオ体操が始まった。それが終わるとまた朝の静かな公園へとまた変わっていた。

 出発する前に今日はやらなければいけないことがある。それは、昨夜、全く出来なかった日記の更新だ。画像編集も含めれば少なくとも2時間はかかるために、溜めると大変なことになる。そのため、夜までにはまわしたくなく、朝、トイレの電源を拝借しながら必死になって更新作業に没頭していた。

 そんなとき、9時をまわった頃だっただろうか、松山に住む”片岡さん”から電話が入った。このかたともこのHPで知り合い、そして昨夜、差し入れをしたいからとメールをくれたのだが、私が飲みに行くために、会うことが出来なかった。それで、変更して今朝、わざわざ来てくれたのだ!

 お米などの食材を差し入れとして頂く、そして、松山の観光情報など教えていただく。また、史跡巡りの観光情報にも詳しく、秋山兄弟の銅像があることも教えてくれた。朝の楽しい時間はこうして過ぎていった。ありがとうございました。

 10時をすでにまわり、さあ、2日目の松山観光スタートだ。まずはこの公園内にある、湯築城資料館へ無料という言葉に引かれて入ってみた。資料館ではビデオ解説がメインで、それが分かりやすく面白い。そして公園内には武家屋敷を復元してあり、その中は写真のように人の様子まで資源されていて、とても無料とは思えない内容だった。

 今度は子規堂へ。そこへ行く途中、ずっと見たいと思っていた走る坊ちゃん列車に遭遇♪急いでシャッターをきったのがこの写真だ。

駆けつけてきてくれた
片岡さん
湯築城資料館にて
市内を走る坊ちゃん列車

 子規堂前には坊ちゃん列車の車両が展示してあった。中にも入れたので喜んで記念写真♪そして50円支払い子規堂の中へ。ここは復元された小さな建物で、中には少ないながらも面白い展示物がいくつもあった。子規記念館を最初に見ただけによけい面白かったのだろう。

展示されている
坊ちゃん車両
坊ちゃん車両内にて
子規堂舞前にて

 この後は、またちょっと戻ってお城の山麓にある愚陀仏庵へといってみた。大正初期に建てられた、美術館を裏に周ったところにそのれあった。この建物も復元されたものだが、無料と言うのが嬉しい。ちなみにこの建物は漱石と子規が一時一緒に住んでいた家を再現したものだ。ただ、展示物等はなく、それはちょっと寂しかった。しかし、茶会等も今もこの場所で開催されているそうなので仕方がないだろう。

歴史ある建物の県庁
愚陀仏庵
美術館別館

 そして、次に行ったのがこの松山でもメイン観光の一つ松山城だ!でも、お城に入る前に、実はあるかたと今日待ち合わせしている。その方は”快速へんろさん”だ。今日、メールでよかったら会えませんか?と送ってきてくれ、そしてこの松山城で待ち合わせをしていたのだ。待っている間、朝食もろくに食べていなかったため、コンビニ弁当を食べ、そして風邪薬を飲む。今朝ほどひどくないが、喉はあいかわらず痛い。そして身体もだるい。

 そして、快速へんろさん登場。この方はHNの通り、「快速へんろ」というHPを開いていて、自転車や徒歩用にと詳しい地図などを載せている。情報量が豊富なのでお遍路さんはぜひ!そんな快速さんも、もう8回もまわっていると言う。すごい!そんな快速さんに、この先のお遍路情報について詳しく教えてもらった。そしてまた、一緒に松山城までのぼっても頂いた。ほんとにわざわざありがとうございました。そして情報たすかりました。

 こうして快速さんと別れて、私は楽しみにしていた松山城へと入ることに。料金は500円とやや高めだが、それ以上の楽しみがあるのだろうと期待して入城したのだ・・・ たしかにこの現存するお城には見せられるが、歴史等を語った展示物がまったくない。せっかく、この松山の歴史、そして幕末の動乱をどのように乗り越え、そして明治をどう歩んだかを知りたかったのに、歴代に藩主の年表すらない展示物にはショックを受けた。そして鎧や巻物など幾つか展示物はあるのだが、どれも説明不十分で、どんなものかもよく分からない。そしてそのまま見学終了・・・ よくある城の模型すらなかったために城の構造、城郭の様子もまったくわからないまま終わってしまった。私にとってはガッカリ観光地となってしまった。唯一、歴史を語っていたのは、城外にある”松山城の概要”という看板だけであった。

松山城まで駆けつけてくれた
快速へんろさん
名城・松山城!
城内見学中・・・

 こうして寂しい松山城観光を終えて、こ松山最後の観光として、梅津寺公園へといった。ここは今朝あった片岡さんに教えてもらったところなのだが、ここには、今読んでいる小説”坂の上の雲”で出てくる主人公、秋山兄弟の像があると言う。そこへ向かう道中には、快速さんに教えてもらった、美味しいうどん屋さん「踊るうどん」で遅い昼食。美味しかった~♪そして、梅津寺公園へと入り、秋山兄弟の像と対面。私の中では小説の中でそれぞれが今、生きて、そして頑張っているので、とてもこの銅像に親しみがもてた。会いたかったよ~っとまさにそんな感じがした。

城山腹の東雲神社
踊るうどん店にて昼食
陸軍大将・秋山好古(兄)
今日の夕日
こうして松山の観光を終えて、またお遍路さんへと戻っていった。風邪気味で辛い中、坂を越えて、52番・太山寺をまわり、そして53番・円明寺を参拝。こうして今日の寝床予定地、北条市にある、文化の森公園へと向かった。行ってみるとここは普通の公園と言うより、運動公園であった。が、広い東屋やトイレもあり、寝るには最適♪だが、電源がないのがいたかったが・・・ ちなみにここに着いたのはちょうど17時とあってすぐに暗くなり始めた。まずは自炊をして食事をとってから、テントを設営して、HPの更新。昨日の分がまだ途中になっていたので、それを書いて、そし今日の分の写真までをUPしたところで力尽きる。風邪気味ということもあり、今日は早く寝ようと21時ちょっと過ぎには就寝した。

海軍中将・秋山真之(弟)
52番・太山寺
53番・円明寺




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