車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 10月5日 (土) - 90日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 道の駅・志原海岸

本日の移動 : 串本町潮岬~一枚岩~童謡公園~日置川町

走行距離 : 66.4km

累計距離 : 2,872km
本日の出費

食費 : 1246円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 :

現在地 : 和歌山日置川町  ( 全走行図 )

伝えられない・・・

 デジカメ故障の為に写真撮れず・・・(T_T)

 デジカメがないだけでここまで寂しいとは思わなかった。最近は自分自身の写真を撮って、それをここに載せることで、旅の雰囲気を伝えることに楽しさを感じてきただけあって、なおさら寂しい。今日、旅をしていて、ちょっとした発見など写真で収めたいのがいっぱいあった。一眼レフも持っているためにそれでも撮れるのだが、それではすぐにここへ載せることができないし、また、デジカメのようにちょっとした発見や、出来事を気軽に撮ることはできない。そんなことから、旅を伝えられない・・・ という寂しさが生まれた。言葉でももちろん普通なら伝えられるのだが、表現力に乏しい自分にとってはありのままを伝えることはできない。また、写真ならではのよさもある。

 そんな、ちょっと寂しい一日を振り返る。今朝は6時に起床。潮岬の雄大な景色に見惚れながらの気持ちよい朝だった。のんびりと朝食をとりながら朝のこの時間を楽しんで、8時半に出発した。

 今日は日置川町までと距離はさほど長くない。のんびり行こうと思う。そんなことから、出発そうそう串本市街のすぐ西側にある砂浜の美しさに引かれてさっそく水遊び。とくに本州とは思えないほどに海が透きとおっていてビックリした。さすが南紀は南国とうたっているだけある。そんな水遊びもほどほどにして、まずは海沿いの道を離れ、内陸に向けて出発した。はじめは海沿いを行こうと思っていたのだが、”一枚岩が見所ですよ”とある方からメールを頂いて見てみたくなったために、国道42号をそれ、国道371号を登っていった。内陸だけあって、やや苦労はしたものの峠を越え古座川へ。そこからは川沿いの緩やかな登りとなるが、そこは美しい渓谷が続くだけに気持ちよく走ることができた。そしてじきに一枚岩へ。うーん・・・ やっぱりこのデカイ一枚岩を伝えるのは写真が欲しい。悔しいの一言だ。対岸にそびえるビルのような巨石。そしてそんな河原にも下りることができ、またまた水遊び。

 そんな巨石をあとにしてからも、まだまだ渓谷美は続いた。気持ちいい走行だったが、そろそろ元の国道42号に戻ることにした。海沿いの見所も見逃せないからだ。県道39号を使って戻ったが、ここもなかなか侮れない峠だった。ここも沢程度の川と平行して道が走っていた。そんなこともあって、休憩時には暑さ凌ぎにまた川遊び♪しかしこの南紀にきてから暑いこと。夜もほとんど寝袋を使わずにすごせる。真夏でさえあんなに寒い思いもしたのに・・・ 気温の差が激しい旅である。

 そんなのんびりした旅もあって、それほど苦もなく峠を越える。下りはさすがに気持ちがいい♪あっという間に駆け抜けていったが、そんな道中、ちょっと見慣れない景色が・・・ なんと昔ながらの製法で”炭”を作っているではないか!まさにあのダッシュ村での炭作りと同様だ。さすが紀州!そんな光景も写真に撮って伝えたかったが出来ないのが残念だ・・・

 坂を下り終えると、もうそこは42号線、海沿いの国道だ。とくにここらの景色はどこも素晴らしく気持ちいいのだが、アップダウンが激しいという欠点が・・・ だんだん疲労も出始めて辛くなってくる。そんなときに、今日の観光地、なんと言っても無料のいう文字に引かれてきた、”日本童謡の国”へ。ここは公園となっていて、その遊歩道に所々に石碑とモニュメントが立ち、そしてそこを通過すると、その石碑に書かれた童謡が流れ出すという面白い公園だった。またその童謡が心に響くこと・・・ 悲しい歌もあり、そして楽しい歌もある。童謡は何度聴いても飽きることはないし、そして心に響く。そんな童謡達に浸りながら、こんどは公園内に建てられている”エビとカニの水族館”へ。見た目は、閉館しているかのような寂しさと静けさを醸し出していたが、館内は予想以上に見所いっぱいだった。ビックリするような大きなカニやエビ!そして身近な物まで・・・ そしてヒトデやイソギンチャクなど手に触れて楽しむことが出来るコーナーまで設けられていて家族連れでも楽しめる内容だった。そんな楽しい水族館。なんと入館は無料。ほんとお勧めなところだった。

 童謡の国を後にしてからは、すっかりその聞いた童謡たちが耳に残って、そのあとの走行は鼻歌まじりで楽しく漕いでいけた。そして景色もいつまでも素晴らしい。そんなこともあって、思ったよりも快適に距離をかせぎ、そしてすさみ町市街のスーパーで今夜の食料を調達して、今日の寝床と決めていた、道の駅・志原海岸へ15時ちょっと過ぎに到着♪そのあとは夕暮れまでのんびり読書をしながら楽しんだ。そして長かった”飛ぶが如く”全10巻をようやく読破!!そんな」最後はかなり感動もの。ますます司馬遼太郎小説にはまっていきそうだ。

 そんな読書を終えてからは急いで夕食の準備へ。また暗くなってしまう。そして食事後は寝床探しへ・・・ 寝床として快適そうなところはすぐに見つかるが、電源が取れない・・・ だが、野外コンセントはあった。ここ数日電源が取れなかっただけに、それは助かったのだが、しかしとてもそのそばでテント設営とは行かない場所・・・ しかたなく、コンセント前で立ったまま電源充電しつつ、今、日記を書いている。ちょっと人目もあり落ち着かない。また、立っているだけに疲れる、そして常に蚊に襲われ、もう大変な日記更新となってしまった。

 さて、明日はどんな一日になるだろうか。午後から雨という予報が気になるが・・・ そして、早く新しいデジカメが欲しい・・・




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