車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 9月27日 (金) - 82日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 朝熊山麓公園

本日の移動 : 松阪市~伊勢神宮(外・内)~夫婦岩~朝熊山麓公園

走行距離 : 50.3km

累計距離 : 2,452km
本日の出費

食費 : 1803円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 1000円

費用詳細 : 雑費:温泉、コインランドリー

現在地 : 三重県伊勢市  ( 全走行図 )

人の温かさ

  今日の日記も翌朝(28日)に書くことになってしまった。昨夜は大雨の為に、また真っ暗で更新ができなかった。でも最大の原因は寝てしまった事にあるのだが・・・ そんな昨日を振り返る。

 朝は7時に起床。高架下とあって人通りもなく朝はゆっくりすることができた。そして朝食をのんびりととりながら8時半頃にようやく伊勢に向けて出発した。雨は降ったり止んだりの天気で雨具を着ての出発となった。

  今日は風が強い。それも向かい風で思うように進まない。さらに真横に近い降り方をする雨。でも、まだ小雨だけに助かっている。風のためいつもより半分近いペースで時間はかかったが、なんとか伊勢神宮のまずは外宮へ到着。小雨の中、参拝して、そして庭園を散歩してのんびりとした時間を過ごし、風と雨との戦いの中のしばしの休養となった。

伊勢神宮
(外宮)
伊勢神宮
(外宮・庭園)

 そして、今度は伊勢神宮・内宮へ。ここでものんびり散策しながら参拝。参拝者もそれほど多くなく落ち着いた雰囲気の中、参拝することが出来た。また帰路の途中、おかげ横丁を散策。趣のある店、赤福本店にて赤福をちょっと贅沢に頂いた。

伊勢神宮・おかげ横丁
赤福本店
赤福本店にて
赤福を頂く♪
伊勢神宮
宇治橋
伊勢神宮
宇治橋
伊勢神宮
(内宮)

 そのあとは、地元の方に聞いて近くの銭湯・旭湯へ。300円と格安ながら設備は予想以上にしっかりしている。のんびりと雨で冷えた身体を温めて、次に向かったのはコインランドリー。ここも地元の方に聞いて行ったのだが、ただ予想以上に高い!でも、天気予報はこの先、雨マークしかないほど悪く、とても洗濯できそうにない。しかたなくここで洗濯。そんな時に、ある、あばさんに話しかけられ、話を聞くとなんと息子さんも以前に同じように日本を周ったと言う。そして、なんと餞別を・・・ もちろんお断りしたが、でも、断りきれずに頂いた。自分も旅が終わったときには、旅人を応援していきたいと思う。ありがとうございました。

 16時近くになってようやく洗濯終了。ちょっと急ぎ足で夫婦岩に向かった。その急いだ理由とは、実はその夫婦岩を祭っている神社、二見興玉神社の方からメールを頂き、ぜひ、立ち寄ってくださいと誘っていただいた。そのため、日が暮れる前にとちょっと急ぎ足で向かったのだ。

二見興玉神社
夫婦岩
 16時半ごろ無事到着し、強風と荒波の中の夫婦岩を見学、そして神社参拝をして、その方を訪ねたのだが、なんと残念なことに今日はお休みとのことだった。だが、ビックリしたことに、今日、たずねて来るかもしれないと思って、置き土産を託してくれていた。旅のお守りだった。まだ、会ったこともない私の為にここまでの心遣いに感激した。あまりの意外な嬉しさに目頭が熱くなった。

 実は名古屋で渡辺さん宅にお世話になっているときにも、わざわざ尋ねて来てくれた方がいた。だが、行き違いで会うことが出来なかった。その方ともまともにお会いしたことがないのに、わざわざ自分の為に尋ねてきてくれたのだ。そして、さらに、先日も、白馬岳であった小嶋さんが忙しい中たずねて来てくれたのだが、これも行き違いになってしまった。そんな連日、人の温かさを感じる日々が続いていた。だが、今回も行き違い。さすがにここまでして頂いて、このまま通りすぎることはでいない。明日、もう一度神社を尋ねようと少し戻って、朝熊山麓公園で野宿場所を探して見ることにした。当初の予定では、志摩の中央公園か、さらに足を伸ばして道の駅・伊勢志摩まで行こうとも思っていたが、でも、時間的にちょっとつらく、でも戻るのもつらい。そんな心境だったこともあり、今回戻ったのはそれほど予定外というほどでもないのだが・・・

 公園では綺麗なトイレもあり、東屋もありで寝床はなんとか確保できそうだったが、風雨がさらに増してきて、雨は横雨・・・ 東屋内に雨は容赦なく振り込んでくる。しかたなく、ちょっと邪魔になるがトイレ前の軒下にテントを張って、疲れていたのか、今日もすぐに寝てしまった。だが、10時ごろあまりの暴風雨に目が覚める。テントが吹き飛ばされそうなほどの風雨。そしてもちろん雨は軒下まで降り注ぐ。さすがに耐え切れず、軒下のさらに奥、障害者トイレ入り口前を占拠するようにテントを移動。なんとかそこで風雨を凌いだ。まるで台風のような暴風雨であった。




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