昨日の日記にも書いたが昨日はいつもよりも早くにHPを更新した。そのため、その後の出来事は今日の日記で書くことになる。18時半、休憩室の閉館間際になってようやくHPの更新が終わり、道の駅のベンチで休憩していると、「自転車の方ですか?」と声をかけられた。荷物満載のライダーの方で、すぐに旅の話で盛り上がった。ほんとうにこういう出会いは楽しいものだ。これが旅の楽しさである。そして、軽い自炊をして夕食をとっていると、今度は同じように隣のベンチで宴会を開きながら食事している方々から、焼き鳥を頂いたり、そして旅の話で盛り上がったりと、いろいろ楽しい出会いがあった夜だった。
10時過ぎになって就寝へ。ちょうど屋根もあるベンチがあったのでテントを張らずに寝袋に包って寝ることにした。ただ、難点は騒がしかったことだが・・・
今朝は6時に起床。今日もどんよりとした厚い雲が張り出していた。ただ、たまに雲が晴れて妙高の山々が顔を出してくれたのは嬉しかった。今朝は具なしラーメンだけ食べて朝食とした。そして、休んでいるところに、今度は自転車好きの若夫婦からお声が・・・ ここでもいろいろお話して朝の団欒となった。そしてお互いの自転車を並べて記念撮影♪
そのあとも昨夜のライダーさんと記念撮影♪共に名前を伺わなかったのは失敗した・・・ 起きたのは早かったのだが、出発は一番遅く、お世話になった方々を見送って7時40分に出発した。高原の朝は涼しく快適なスタートだ。
まずは関川の関所跡に建てられている”道の歴史館”に行ってみることにした。距離はそれほどないのですぐに到着。会館は9時とまだ1時間以上も時間が空いたために読書・仮眠を駐車場で取りながら会館をまった。料金は500円と微妙な値段で迷ったが、今日は日程にかなりの余裕があるために寄ってみることにした。また、関所跡だけでなく道の歴史館も併設されていることも決め手となった。
開館少し前、駐車場で寝ていると関所の方に「車が入ってくるから危ないですよ」と起こされた。そして、親切に自転車だったら歴史館前まで行けることを教えてもらって、歴史館前に移動。そして開館を待っていると、どうぞ中に入ってくださいと声がかかり、そして、「朝ごはんはまだ?なにか食べる?」と声をかけていただき、パン・珈琲・ヨーグルトそして果物までご馳走になった。あまりの待遇に申し訳ないと思いつつも、お言葉に甘えてしまい頂いていると、さらに、通行手形のお守りと関所のハンカチまでくれるというではないか。とくのそのお守りが嬉しかった。旅の安全を心配してくれての、交通安全のお守りなのだ。さっそく、それをカバンに縛り付けた。なんだが、関所の方(山崎さん)がいつも応援してくれているようで、それを見るたびに力が沸く。ほんとうにありがとうございました。改めて”一人で旅をしているのではない”ということを実感した。
さらに館内を無料で見させてまで頂いた。道の歴史館の展示物は充実していて見ごたえ十分で、500円払ったとしても十分にその価値ある内容だった。江戸・幕末好きな自分なので興味あることが多い分さらに楽しめた。 また、大型テレビでの解説ビデオも3本立てで楽しめた。とくに町民出演の解説ビデオもあり、面白さも増した。関所の跡の方も、見事に復元されていて充実した観光となった。2時間あまり観光して11時過ぎに歴史館を後にした。”道の歴史館”のみなさん、ありがとうございました!また、お守り、強い見方になりました!!
道の歴史館を後にして妙高山の登山口でもある燕温泉を今日の目的地とした。その前にコンビニで登山用食料を買出し。なんでも観光課へ問い合わせて聞いたところ、登山口(燕温泉)には駐車場はあるが、他はトイレも水場もないのうなのだ。温泉街なのに・・・ それなので自炊ももちろんできない。そのため、夕食用のコンビニ弁当も調達した。さて、いよいよ燕温泉までの登りだ。
最初はなだらかな登りの広い道路を登っていく。快調に登って行き、ほぼ中間点に位置する赤倉温泉へ。ここの公衆トイレで水をたっぷりペットボトルに補給してさらに燕温泉へと登っていく。この温泉街にもたくさんの日帰り可能な入浴施設があるのだが、どこも当たり前だが有料。だが、燕温泉には2箇所も無料露天風呂があるのだ!実はそれもあって、幾つかある妙高山登山口の中からここを選んだのだ。
赤倉温泉街を抜けるとスキー場内を走る狭い道路となる。景色はよいのだが斜度が急に増し、つらくなってくる。さすがに何度も休憩してしまった。登っている最中もお盆休みとあってか、たくさんの車が登っていき、そして多くの方に応援して頂いた。また、会話も楽しんだりもした。
そして2時ごろだったが、無事に燕温泉へ。思っていたよりも小さな温泉街であったが、人は多くて賑わっていた。とくに先ほど書いた無料露天風呂×2、目当ての日帰り客が多いようだった。私もさっそく露天風呂へ!と行きたいところだったが、雲行きがかなり怪しい為に先にテントを張ることにした。駐車場の隅の空いたところを見つけてさっそく設営に取り掛かる。案の定、設営し終わった頃、パラパラと雨が降り出した。予感的中だ!
そしてようやく温泉へ。その頃には先ほどの雨も止んでいた。露天風呂は2箇所あるのだが、どちらも温泉街から少し登ったところにある秘境の温泉と行ったところなのだ。果たしてどこまで設備が整っているのだろうか。もしかしたら混浴かもしれない。そんなことを思いながら温泉街を抜ける。最初、手前にある”黄金の湯”に入浴しようとおもったのだが、観光バスも入ってきたために人がいっぱいそうだった。そのため12分ほど歩いていく”河原の湯”に入ってみることにした。
ここで、ふと荷物満載の自転車を発見。私以外にもこんな登山口まで自転車を漕いで登ってくる方がいたとは・・・ まだ抜けられる峠ならまだしも・・・ ちょうどその方が戻られてきたので、さっそく声をかけた。名前は久本さん。無料温泉を求めて登ってきたという。すごい!!私ではとても温泉だけの目的でここまで登ってくる力はないだろう。登山したい!と思うから仕方なく登っている感じなだけに・・・ 久本さんとは同じチャリダーなだけに話が盛り上がる♪同じ苦労を共にしているだけに嬉しいものだ。
別れを惜しみながらもお互い今後の予定があるだけに別れ、再び温泉へと向かった。秘境の温泉のはずだが、たくさんの方が温泉へと歩いて向かっていた。それも男女問わずにだ。予想しているよりも設備が整った温泉なのだろうか。
10分ほど歩いて到着。見てビックリ!!やはり秘境の温泉だった。男女別の簡単な脱衣所があるだけの混浴露天風呂。それでも、かなり混んでいて女性の方も入っていた。水着は厳禁なのだが、それを犯して水着を着て入っていたり、バスタオルをしっかり全身に巻いて入っていたりとそんな感じだ。温泉は乳白色で入ってしまえば、なにも見えない。一応、脱衣所もあるので、女性の方もなんとか入浴できるといった感じの温泉だ。逆に私の方が混浴な分、恥ずかしかった。入ってしまえば何も見えなくなるので落ち着くのでまだよかったが。湯温はかなりのぬる湯でよほど長い間入っていないと湯冷めしてしまう。
そんびりと入浴して再び、駐車場に設営したテント内へと戻って、日記の更新に入っている。この間にも大型バスが入ってくる。やはりその露天風呂が目的のようで1時間もすると帰っていく。秘境とはいっても結構有名な温泉のようだ。明日は登山後、もう一つの露天風呂”黄金の湯”に入ってみようと思う。楽しみだ♪