車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 4月14日 (月) - 281日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 公共マリーナキャンプ場

本日の移動 : 松江市~大根島~境港市

走行距離 : 41.2km

累計距離 : 11,832km
本日の出費

食費 : 0円

観光費 : 920円

宿泊費 : 0円

雑費 : 840円

費用詳細 : 観光費・松江城・小泉八雲記念館・武家屋敷、雑費・大山登山地図

現在地 : 鳥取県境港市  ( 全走行図 )

水郷の町

 今日もあったかい布団で熟睡して朝は6時半に起床。こんな贅沢でテント生活に復帰できるのか心配になってくるほどだ。今日もやっぱり朝から日記の更新だが、それでも昨夜にだいたい終わらせていたので30分も掛からずに終えて、のんびりした朝を久しぶりに過ごした。8時、お世話になっている狩野さんと今日は一緒に松江をまわってくれると言う事で共に出発した。今日も観光、この水郷の町でどんな一日になるか楽しみだ♪

 まずは松江といったらこれでしょう!っという景色、そう宍道湖と嫁ヶ島であるか、今日のこのどんよりした雲行きでは好景観見ることはできなかった。よく写真やテレビで見る夕焼けで染まった宍道湖の姿を思い浮かべるが、実際とは程遠い想像なのだろう。今回は見ることはできないがいつか必ず見てみたい。

 狩野さんに連れられてまずやってきたのが、市役所内の食堂であった。朝のトースト&コーヒーがなんと格安の250円!さらには+αパンまでご馳走になってお腹を満たして観光スタート♪県庁を過ぎるとたっぷり豊富な水量で満たされた外堀へと出た。水堀を見上げると復元された櫓が立ち並び、その姿がくっきりと水面に映るのを見て、なんだかホッとするような穏やかさを感じた。

今朝の宍道湖
夕日が見たかった・・・
狩野さんと朝食♪
(市役所食堂にて)
松江城

 自転車を置いてさっそく天守へと上がって行った。天に聳え立つような重厚な天守を見上げてまずは記念写真♪この壮重雄大な姿に今も現存する天守だということを、来るまではすっかり忘れていのをおもいだした。城内に入ると桃山初期を伝える歴史をそのまま見ることができ、一歩一歩歩くことにギシギシ云うこの感じが堪らなく、また梁の太さや作りに見せられ、この城全てが数少ない資料であった。昭和25~30年にかけて大規模な修復工事をしたそうだが、今はパッと見、その面影を見ることはなくただただ魅せられるばかりだった。展示物のほうは200年以上幕末まで続いた藩主・松平氏寄贈の数々が並び、これらも見応え充分。ただ好きな歴史関係となるとやや寂しかった。

 天守を後にして、このあとは隣の今は郷土館となっている”興雲閣”に入りたかったが、ここで今回も取材タイム♪っといっても30分ほど時間が空いたので、狩野さんに連れられて城内にある、とある茶屋へと連れていってくれた。ぼてぼて茶を食べさせてくれるそうだ。どんなお茶だろうとワクワクしながら出てきた物は、中が見えないほどの泡立ったお茶であった。そこに添えられたたくさんの具材を入れてお茶ずけのように食べるのだそうだ。今でもこの松江ではもてなしのお茶代わりに出すところもあるそうだ。お味のほうのなかなか美味しい。さらには名物・桜餅&抹茶もご馳走になって至れり尽くせりの幸せな時間だった。

松江城天守にて
松江城の説明
天守にて
歴史を感じる松江城
さくら餅&ぼてぼて茶♪
ぼてぼて茶とは

 10時半、約1時間ほどの取材タイム♪これはもう順調に終えて最後にお城をバックに記念写真。ありがとうございました♪こうして興雲閣へと向った。ここは無料という嬉しい待遇ながらも歴史は古く、明治36年に明治天皇を迎える為に立てられたものだそうだ。ただ残念ながら日露戦争の影響で天皇の行幸は実現しなかったそうだが、のち各皇太子が(大正・昭和天皇)訪れたそうだ。この迎賓館、今は郷土館として町の歴史について紹介しているのだ、今回イベント中で「松江あの人この人100人展」とい題で町の偉人達を紹介していた。この松江の町ひとつとっても、このたくさんの偉人達に驚きそして魅せられた。

地元新聞記者さんと♪
興雲閣
興雲閣の説明

 興雲閣を見学してちょうど12時、今度は定食屋へと連れて行ってくれた。庶民的で自分的にはとても居心地のよい家庭的なところで、またその料理の美味しいこと♪この雰囲気がさらに美味しくさせているかもしれない。

 お腹を満たして今度は武家屋敷へと見学した。お堀沿いに延々と続く武家屋敷と、並ぶ松林の景観は素晴らしく、そしてその中に、小泉八雲旧宅と資料館が建てられていた。日本に帰化した外国人で、明治期、多くの日本の伝統文化、社会についての作品を出版し、日本を広く世界に紹介した人で知られる。資料館ではたくさんの遺品と共に、日本を紹介した文面がまた和訳されて紹介されていた。その文の表現の面白さ、そして日本文化を外人から見た不思議や面白さが書かれ、自分とは全く違う視点だけに面白く見入ってしまい、狩野さんをかなり待たせてしまった(汗)

 さらに武家屋敷を散策。一般公開されている屋敷もあり、共通券でさっそく見学。中級武家という屋敷で、その造りの面白さが放送で紹介してくれて、隅々まで根拠と理にかなった作りに魅せられた。だが、裏へとまわると生活の場となり、天井も急に低くなり、また部屋も狭く当時の中級武士の質素でつつましい性格をしのぶことができた。

 武家屋敷観光を最後にこの松江をそろそろ時間的問題から去ることにした。まだまだ見たいところはいっぱいあったが、でも、この先にも見たいところはいっぱい。狩野さんに厚くお礼をいい、そして堀を走る屋形船を眺めながらこの松江の地を後にした。ありがとうございました。

地元定食店にて豪華に♪
塩見縄手(武家通り)
小泉八雲説明
武家屋敷にて
武家屋敷
小泉八雲像と共に

 大根島を経由し境港へと目指した。途中、工事中(全面通行止め)という看板でかなり遠回りしなければならないかも?!っということもあったが、軽車両はなんとか通らせてもらうことができ、そして大根島へと続く海の道を越えた。強風ではとても通過できそうもない道だが、でも今日は穏やかなやや向かい風といった程度で気持ちよく越えた。ただ今にも雨が降りそうなどんよりした雲行きが心配だった。予報では降水確率40%とやや高くこの先、降らなければよいのだが・・・

 大根島を気持ちよく越え、いや越えすぎてしまい観光名所”溶岩トンネル”を越えてしまった!戻ろうとも思ったが、結局断念して先へと急ぐことにしてしまった。こうして境港市街へと急ぎ入った訳は、ここに水木しげる記念館が新しく出来たときいて入ってみたかったこともあった。15時半ごろに到着した境港でまずは水木ロードを散策。この道中で、何十体という妖怪達に出会い、そしてねずみ男とは握手までして頂いた。ほんと楽しい妖怪ばかりだ♪そして商店街の外れには真新しい記念館が建てられていたのだが、心配していた料金を見てビックリ、700円・・・ 迷いに迷ったが結局諦めてまた妖怪たちと遊びながら商店街をあとにした。途中、本屋で明後日に登山予定の大山の登山地図を購入した。値上がりしていて840円と高く、これなら記念館に入ったほうが、とも一瞬考えてもしまったが、安全を買うことにした。

水郷の町
大根島へ!
おっと!こんなところ
鬼太郎が!!
ぐうぜん道でばったり!!
ねずみ男
家獣~!!
妖怪神社
大山
 こうして楽しい境港商店街を後にして、今日の寝床を予定している、ここから数キロ先の公共マリーナキャンプ場へと向った。シーズンオフということもあり、トイレ、水道が使用可能か心配したが、なにも問題なく逆に快適なキャンプ場でのびのび今日は気兼ねなく野宿が出来そうだ。16時半には到着できたので、すぐに人目を気にすることなくテント設営♪それから読書・絵画と楽しみ、そして夕食♪ただ、食事後の20時ごろ睡魔に襲われちょっと仮眠のつもりが・・・ そのまま翌朝で寝てしまった(汗) HP更新作業を翌朝にまわしてしまって・・・




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