車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 2月15日 (土) - 223日目

天気 : 曇時々晴

体調 : 良好

宿泊地 : ミトレアキャンプ場

本日の移動 : 石垣島~西表島(熱帯魚と海水浴)

走行距離 : 19.7km

累計距離 : 9,094km
本日の出費

食費 : 1282円

観光費 : 2080円

宿泊費 : 600円

雑費 : 2500円

費用詳細 : 宿泊費:ミトレアキャンプ場、観光費:フェリー代(石垣~上原)、雑費:西表帽子

現在地 : 西表島  ( 全走行図 )

熱帯魚と泳ぐ

 昨夜から雨が断続的に降り続いていた。夜中に目が覚めたとき、まだ降り続く雨音にショックを受けながら、また止んでくれることを祈りながらの就寝だった。今朝は6時に起床。心配していた雨は、ほぼ止んではいてくれたが、時折小雨がパラツク嫌な天気・・・ でも、また本格的に振ってくる前にと、ヘッドライトの明かりを頼りにテント撤収を始めた。今日は西表島へと渡るためだ。

 なんとか雨に降られる前に荷物を自転車にまとめて、軒下へと移動させた。こうして7時半頃にようやく出発準備は完了。でも、すぐに 出発というわけではない。こうして頑張って早く撤収したのも、このあとに日記の更新作業が控えていたからだ。さっそくPCと向き合って、パンを摘みながら黙々と書くこと1時間。そろそろ出発時間で日記を保存して終わらせようとしたときである、なんと保存するまえにPCがフリーズ(止まる)してしまったではないか!そのため、今日書いた日記は全て消えてしまった・・・ さすがにこれにはショックを受けてしばし呆然・・・ いつもなら、定期的に保存しながら日記を書き進めているのだが、今日はとくに黙々と必死で書いていたためか、こんな日に限って保存を忘れていた。

 結局、早起きして、一生懸命書いた日記の成果は全くないまま出発の時刻となってしまった。 港までは15分ほど、悔しさもあって、いつもよりハイペースで漕ぎ進んだ。そのためか、港に着いた頃にはすっかり日記のことは忘れていた。

 船は高速船が頻繁にこの石垣から西表まで出ているのだが、今日はそれではなく、貨物船でいくことにした。週に3便だけに船でこちらの方が遅いが格安なのだ。そしてさらに途中で小さな鳩間島に寄航してから、西表に向かうためにさらに時間がかかる。だが、逆にその鳩間島に寄航してくれるからこそこの船を選んだ。小さな小さな島で人口は数十人ほどしかいない。そんな島の様子を船からでもいいから見てみたかったからこの船をあえて選んだ。

 いつもの3人(ネコ・あやっぺ・私)に今日はもう一人、大出さんも加わっての西表旅行だ!大出さんとは、あやっぺが他の離島散策中に知り合った方で、この西表を一緒に旅することになった。もちろんこの方も自転車♪こうして4人になって楽しい西表の旅がスタートした!

 貨物船はいかにも連絡船というほどの小さな船で、客室もまともにないほどの大きさだ。外洋にでるために揺れを心配したが、それほど大きく揺れることなく、快適な航海となった。曇り空に加えて強風、乗船時はみんなTシャツ姿であったが、出発後はそれぞれ、1枚、2枚と着込んでいかなければ耐えられないほどの寒さで、またいつまた雨が降り出すか分からない重い空で、みんなただ天気の回復だけを祈っていた。

 団欒、読書、昼寝としながら船の時間を過ごして鳩間島に到着!楽しみにしていたその島の様子を船から窺おうとしたが、でも、やっぱり船からでは全くと言っていいほど残念ながらわからなかった。やっぱり自分の足で歩かないとその土地は伝わってこないことを実感した。

みんなでフェリー
ほんと小さい船です
(右・大出さん)
鳩間島
素朴で小さな
鳩間島にて

 そんな鳩間島を後にして、いよいよ目的の西表島へと上陸!そしてまず向かったのが、迷わず4人、港の目の前にある定食屋「デイサー食堂」だった。まずは腹ごしらえだ。久しぶりの連ドラの「まんてん」を見て、その話に盛り上がりながら楽しく八重山そばを頂く。基本的に沖縄そばと同じような味だった。

 お腹もいっぱいになって、そして近くの雑貨屋で島の情報収集。っと言ってもほとんど何も得られなかったのだが・・・ そして今日の寝床と決めていたミトレアキャンプ場へと向かった。ちなみに大出さんはテントを持っていないため民宿で素泊まり。そのためここでちょっとお別れして、3人キャンプ場へと向かった。

 キャンプ場は数百メートルほど坂を上ったところにあり、場所的には自転車にとってはちょっと辛い。だが、その設備には驚かされた。温水シャワー、綺麗な洗面台、シャワー。さらにはテーブル、椅子、ハンモックまで付いているではないか!それでいて他には客はなく貸切状態であった!♪そんなキャンプ場へ付いた頃には、心配していた天気も雲はまだ多いが晴れ間が覗く陽気まで回復してくれた。そんな事もあって、先ほどのフェリーでの寒さが嘘のように暑いこと暑いこと!!腕まくりをして、さらに短パンに履き替えて、のんびりとキャンプ場での時間を楽しんだ。

西表・デンサー食堂にて
ミトレアキャンプ場にて
のーんびり・でも暑い!!
半袖・短パンでも暑い!

 あまりの気持ちよさにこのままいつまでもいたい気分ではあったが、でも島内散策もしなければ!14時半頃に散策へと出発した。向かった先は「星の砂海岸」名前の通り、まさにほとんどの砂が星の砂!その中に色とりどりのサンゴや貝も混ざり、それがさらに美しかった。そんな砂浜でまた大出さんと合流。海岸をのんびり散策した後は、ちょっと思い切って海水浴へ!そう、海へと入ることにしたのだ。でも、他の島でさんざん入ってきた、あやっぺと大出さんは浜の上にある原っぱでのんびり昼寝。そして、私とネコが海へと!ネコはしっかり水着&ゴーグルを持っていたが、なにも持っていない私は短パンのままで海へと泳ぎだした。もう寒さのあまり10分ほどしか遊べないかな、そう思っていたのだが、海水は意外に暖かくいつまでも遊んでいることができた。そしてそうさせたもう一つの理由が、美しいサンゴと魚たち!!この魚にはほんと驚かされた。色とりどりの熱帯の魚がウジャウジャ!数センチの魚から、30センチもあろうではないかという、巨大な熱帯魚もウジャウジャ!それも、どの魚も全くと言っていいほど逃げないのだ。そんなこともあって、海へと入ると100匹近い大小の色鮮やかな魚とサンゴが出迎えてくれる。さらには足を魚が突っついてくる有様であった。この、まさに楽園と言うべき海で時間を忘れて遊びに遊んだ。大型の魚では1m弱ほどあるのでわないかという、細長い魚にも会うことができ、ほんと楽しい時間は過ぎていった。

 1時間ほど遊んでいただろうか、時間も16時になろうとしていて、さすがに肌寒くなってくる。だが、海は暖かいので、唇が青くなるほどの寒気は全くないほどだった。このあと4人で今晩の夕食の買出し、そんな買出し中の小さなスーパーでなぜか土産用帽子も扱っていて、それがなかなか気に入り、やや高かったが帽子を購入♪こうして今まで欲しかった帽子も手に入れウキウキ気分でキャンプ場へと戻った。

 大出さんも招いて夕食は薪もあったことから、火を起こして楽しく料理を作る。そんな合間に朝、消えてしまった日記を必死で書いていた。そしてやり終えたころに楽しい夕食タイム♪話は盛り上がり楽しい夜は深けていった。最後に今日の分のHPのUPを少し済ませて23時ごろに就寝した。

海水浴した星の砂海岸
帽子新規購入!!
大出さんも交えて
楽しく宴会




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