車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 11月17日 (日) - 133日目

天気 : 晴時々曇

体調 : 良好

宿泊地 : 道の駅・キラメッセ室戸

本日の移動 : 宍喰町(道の駅・宍喰温泉)~室戸岬~道の駅・キラメッセ室戸

走行距離 : 60.6km

累計距離 : 4,980km
本日の出費

食費 : 323円

観光費 : 904円

宿泊費 : 0円

雑費 : 0円

費用詳細 : 観光費:お遍路費用

現在地 : 高知県室戸市  ( 全走行図 )

中岡慎太郎と再会

 6時起床。まずは自炊、そして昨日も途中で終えてしまった日記の続きを書く。そして、食事を終えた頃、まわりが騒がしくなってきた。しかし、二階堂さんはまだ寝ている。そのうち、テントまで邪魔になりだしてきたので、二階堂さんを起こし、そのことを伝えた。

 今日も気持ちいい朝だった。ちょうどここから海に昇る朝日を見ることが出来た。そんな朝日をみながら二階堂さんとコーヒーを飲む。そんな朝ののんびりした団欒を楽しんだ。

 今日の出発は8時半。快晴の中、海を眺めながらの出発。また、ちょっと追い風とあって足取りも軽い。気持ちよくどんどん進むことが出来た。そうそう、お遍路さんの白衣、最初は着ていたが最近は着なくなってしまった。理由は簡単。温度調整が面倒になるからだ。自転車を漕ぎ出せばすぐに暑くなるため、中の防寒着をどんどん脱いでいく。だが、ちょっと休憩すると寒いため、またどんどん着込む。その中で、一番上に羽織っている白衣、このが一番面倒で、また大変なのだ。でも、せっかく買ったお遍路のシンボルの一つを使わないのは勿体無い。そんな理由から写真のように自転車の後ろに括り付けてみた。これで、お遍路さんに見えるかな?!

白衣は自転車に着せる
宍喰の砂浜
光り輝く海

 まずは室戸岬を目指し、鼻歌をひたすら歌いながら気持ちよく進んでいった。そして夫婦岩で休憩。写真撮影後、ここから室戸の方面の景色を簡単にスケッチ♪だんだん絵の楽しさが分かってきて書くのが楽しくなってきた。またこの、のんびりした時間の幸せも感じることが出来る。

 こうして夫婦岩を後にして、いよいよ室戸岬を目指し走り始め、そして海岸線沿いの気持ちよい道を走り抜けると、そこはもう室戸国立公園へと入る。最初に出迎えてくれたのが、大きな青年大師像、自転車を止めて間近で見ようと思って近づいてみると、なんと有料!それも300円と高いかった。やっぱり断念して、先へと進む。そしてすぐにまた見所が、こんどは金剛大師が修行したところである洞穴で、中には石造りの祭壇が設けられていた。ロウソクの光だけで浮かび上がっていて、それが神秘的に見えた。そして、その前の遊歩道を歩くと、行水の場がある。時期的な問題なのか、今は藻でいっぱいで綺麗な水場とはいえなかったが、季節が変われば、また昔はどうだったんだろうか・・・

 さらに自転車を先へと進ませると、いよいよ岬の先端部分へ。ここには久しぶりの対面となる幕末の志士、中岡慎太郎像が!初対面は去年の夏、そのときは幕末にまったく興味がなかったので、この慎太郎もまったく知らなかった。そのため、誰だろう?それにしても立派な像だな。と思った程度だったが今回は違う。友達のように今はもうよく知っているので、そして初対面ではないこともあって、すごく親しみを感じた。たかが像だが、されど像なのだ。

夫婦岩
青年大師像
御厨人窟
洞窟内
外を振り返る
金剛大師行水場
中岡慎太郎像
室戸岬展望台にて
24番・最御崎寺へと登る

 こうして、再会をすませて、今度はちょっと登ったところにある展望台へといって見た。ここも以前に登った場所だけに懐かしい。そして今は人力で来ている。不思議な感じだ。この後は少し戻って、最御崎寺へと上がる。距離は700mほどど大したことはないが、坂がきついこと・・・ 登山体力が衰えてきているのだろうか、寺に着いたときにはもう汗が吹き出ていた。

 24番・最御崎寺でいつも通りの参拝、そして灯台へと歩いてみた。そしてその灯台を見たときに、あまりの大きさと迫力に驚いた。ちょうど灯台が目線と同じ高さということもあったであろう。あまりに印象が強かったので、ここでもちょっと丘に登ったところからスケッチしてみた。ちょっといまいちな絵になってしまったが・・・

 帰路はまたピストンで自転車まで帰る。そしてまた中岡慎太郎をみながら、室戸岬を走り抜けて、25番・ちょっと異国の雰囲気が漂う津照寺へ。ここではたくさんの団体客が詰め掛けていて、さの騒がしい中、参拝をすませる。そして次に26番・金剛頂寺へ。ここは名前からも察せられる通り、山の上にある。今回も途中で自転車を置いて徒歩で行くつもりでいたのだが、意外にその登り口は平で行けるところまでと思い進んでいった。でもやっぱりどんどんきつくなっていく、もう、自転車を置いて歩きたい!!そう思うのだが、置くところもなければ、登山口もない・・・ 仕方なく、登山口があるところまでと、もう汗ビッショリになりながら必死で登っていった。そして結局、その登山口がないまま、金剛頂寺へとついてしまった。もうヘトヘトで参拝どころではなく、そこで30分ほど休憩~ さすがに参ってしまった・・・

ようやく最御崎寺
ちょっとバテる&暑い!!
多宝塔
25番・津照寺
たくさんのお遍路さんと
26番・金剛頂寺

 ここでもたくさんの団体客と鉢合わせしてしまったが、30分もたつとすっかり静かな寺へと戻っていた。そして参拝をすませて、登ってきた同じ道を下っていく。そして今日の寝床と目星をつけている、道の駅・キラメッセ室戸へと向かった。その途中、偶然にも徳島でしりあった、あのバイオ花研究所の新居さんと出会う。こんな偶然の出会いがすごく嬉しいかった。そして、今日も美しい夕日を見ながら道の駅へと入った。

 その道の駅でまた新たな出会いが♪みな、野宿遍路している方で、またみんな単独でもある。それぞれ個性豊かで、まずは発想豊かな関根さん、次に、芸能活動中、今は映画金剛大師の撮影をしているという立花さん。そして穏やかな竹吉さん。ワインをご馳走になりながら、会話が弾み楽しい夜はふけていった。

 テントにそれぞれ戻ったのは20時ごろ、それから写真の編集、日記の作業に取り掛かった。そしてここでは久しぶりにPHSが繋がり、たまった日記の拡大写真もUP!だが、こうしているうちに力尽き、今日も日記を途中にして、23時前には寝てしまった・・・

金剛頂寺にて
寺付近から見下ろす
綺麗な夕焼け
美しい~
お世話になった人たちと
(右から、関根さん立花さん
竹吉さん、私)



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