車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2002年 10月7日 (月) - 92日目

天気 : 晴のち曇

体調 : 良好

宿泊地 : 河川運動公園の橋下

本日の移動 : 南部町~御坊市~白崎海洋公園~有田市

走行距離 : 77.5km

累計距離 : 3,007km
本日の出費

食費 : 794円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 7939円

費用詳細 : 雑費:カメラ購入・郵送料

現在地 : 和歌山有田市  ( 全走行図 )

復活!!

 予想外に今朝はすっきりと晴れた。予報では午前中いっぱいまで雨は残るということだった。昨夜の風雨もじきにおさまり後は雨のぱらつく静かな夜となり、よく眠れた。そんな今朝は6時起床。テントをたたみ、昨日書けなかった日記をトイレの中で電源を確保しながら書いた。この道の駅・場所が小学校前ということで朝とても騒がしくなった。書き終えた頃には通学途中の生徒で一杯だ。そんな状態で自炊することができず、買ってあったパンがあったのでそれを朝食代わりにして、出発した。時間は8時をすでにまわっていた。

 今日も海沿いの道を走る。アップダウンは多いが、今日の海はとくに青く綺麗でそんな海を眺めながらの走行は気持ちがいい。そんな今日は、最近あまりに距離が進まずだらだら走っている気がしていたので、ちょっと気合を入れて一気に和歌山市まで行こうかと思っての出発だった。途中に安心して泊れる道の駅もなく、また電源も確保できそうもないので早く突破したかったという理由もあった。

 昨日とは打って変わって向かい風・・・ そしてアップダウンは相変わらずきつい。そんな状態でも順調に距離を稼ぎ、そしてちょっと変わった橋”かえる橋”を眺めながら進み、もうすぐ御坊市というところにさしかかった時であった、前方の路肩に車が止まっていて、そして、その運転手らしき方が手を振って迎えてくれていた。以前にもこんな暖かな光景はあり、通りがかりの方が私を見て止まってくれたのかと思った。だが、今回は違った。近づくとなんと「中村さんですよね?」といって名前で声をかけてくれた。私のHPを見ててくれている方だった。こんな出会いは初めてで思わず嬉しくて、はしゃいでしまった。そのかたは”やまだ”さんといって姫路にお住まいの方で、今日、ちょうど偶然にも通りかかって、「あれはっ!!」っといった感じで発見してくれたらしい。日本の中からみたら私のHPを見ていてくれている方なんて、ほんとにごく一部だろう。そんな方と偶然こうして会えたことがすごく不思議に感じた。また身近にいることにもビックリした。

 そんな、嬉しい出会いもあって、その先も順調に進み。この調子ならすぐに和歌山市かなと思うほど順調だった。そして御坊市街を通り過ぎようとしたころ、大きな電気店を発見!ちょっとデジカメを見てみることにした。だがやっぱりどれも高い・・・ 2万~3万はださいととても買えそうもない。そんなときふと目に入ったのが、もうかなりの型落ちだろうか。1台限りという在庫処分のような特価品。そしてスペックはフラッシュ付ではあったが、他に画面もズームもなく、そして時代遅れの30万画素。さらにはメモリー内臓のモデル。そんな簡易カメラみたいなモデルでも”6980”円・・・ うーん、高いような気がする・・・ だが、値段的には手ごろだった。HPに載せるだけなら画素数もこれで十分。そんな理由で購入をまよったが、ひとつ問題が・・・ 自分のパソコンにはFDドライブもCDドライブもないもない。そのためドライバをインストールできないのだ。以前と同じメーカーなら問題なくそのまま使用できるだろうが、これは違っていた。そんなことで、店先のベンチでそのドライバーをインターネットからダウンロード出来ないかと探す。そして発見!ドライバはここからインストールできそうだ。そして、ついでに値段調査。だがあまりに古すぎてか値段表に出ていない。高いのか安いのか分からず不安になっかが、早くデジカメが欲しかったということもあって思い切って購入。ちなみに購入したデジカメはCASIOの「LV-20SR」というカメラだ。

 そんなことをしているうちに1時間半はたっていた。昼食を近くのスーパーですまして、先へ急ぐことにした。そんな途中、さっそくデジカメを使ってみた。ズームも画像もないので、撮った気がまったくせず、また不便でもあった。ただ、撮影の手軽さ、そしてコンパクトさについては便利であった。そして以前のカメラ同様、単三電池2本で使えるというのも嬉しい。そんなカメラを片手に先へと進む。そして由良町に入った頃、国道をそれて岬目指して進むことにした。そんな由良町の郵便局で読み終えた本や、そして壊れたデジカメを実家にゆうパックで送ろうとしたのだが、その袋が100円と意外に高い。さすがに買えずに近くの文房具店を覘いてみたのだが、そこも同じく紙袋は意外に高かった。そして、しかたなく近くの個人商店にいってお願いして紙袋を頂いた。これで十分なのだ。 そんな浮いたお金で、そこで70円のりんごを購入。ちょっと得した気分だった。そして無事に発送。

 そして白崎岬目指して出発した。その途中の白崎港をみてビックリ!小さな港なのに大きな船が2隻も!なんだと思ってみてみると三井の造船所であった。それがまた大きな造船所で、そしてその大きな作り途中のタンカーに見とれながらの先へと進んでいった。どうやら自分は乗り物が好きらしい(笑)

由良港・三井の造船所があり
驚くほど大きな船を製造!
&初写真&手が・・・
おおぉ!真っ白な岬に
感動して思わず写真
by白崎岬
そんな前で記念撮影も♪

 大きなアップダウンもなく、海岸線沿いをひたすら進み、そして白崎岬が見えてきてまたビックリ!あまりの美しさに驚いた。真っ白な岬であった。そして白く浮かぶ岩山はまるで軍艦を思わせる雰囲気を漂わせてもいた。そしてワクワクしながら白崎公園内へ。ここでもさらにビックリ!まるでテーマパークにいるような不思議な世界だった。どこを見ても真っ白な岩山である。それも途方もない大きさ!ちなみに最初、ここへ来るつもりはあまりなかった。だが、メールで白崎公園はいいところですがらぜひ!っとお誘いがあっていってみたのだが、ほんときてよかった。情報ありがとうございました。

 そんな楽しい観光の後は、きついきついアップダウンが続く道となった。最近、自分は昔と違ってすぐに自転車のギアを落とさずに出来るだけがんばって高ギアで登ろうとしている。低いギアでだらだら登ってばかりではいけないと思ってがんばっているのだ。そんなこともあって、太ももは再び筋肉痛になっている。だが、そうして登ることでグングン登ることができる。それが楽しい。また、少しずつ体力が付いてきたから出来ることでもあるだろう。

白浜の円月島より
魅了されたお勧めです
by白崎
白崎海洋公園
どこかのテーマパークに
いるような美しさ!
白崎海洋公園
ただ、写真写りは
いまいち・・・・(T_T)

 そんな、昔と違ってがんばってがんばって幾つもの坂を越えていく。そしてようやく湯浅町、そこで元の国道42号と合流した。そして有田市へ。その頃にはすでに16時になろうとしていた。デジカメの購入もあって時間がかかり、当初和歌山までと気合を入れての出発だったが、さすがに無理そうだ。有田川の河川にある運動公園内でテントを張って野宿することにした。また橋下にうまく張れそうなところがあったので、雨や結露を警戒してそこで寝ることにした。そこでさっそくデジカメの画像取り込み。ちょっと心配ではあったが無事に完了。そしてデジカメなのにはじめて見るその画像。気分はまるで現像に出したようだ。さすがに露出があまく、暗かったり明るすぎたり・・・ 補正がまったく出来ないのは辛い。だが、デジカメがあること自体が嬉しい。以前のデジカメが修理して早く復活してくるのは楽しみに待とうと思う。

 さて、明日はいよいよ和歌山市だ!!観光してみたい箇所は一杯だ。楽しみである。

白崎海洋公園
展望台から
白崎海洋公園
展望台から
そんな公園で・・・
浮いたお金で買った
りんごを食べる




自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・自転車・