車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 11月21日 (金) - 502日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : マーボさん宅

本日の移動 : 江戸川区~電車・徒歩にて東京観光~江戸川区

走行距離 : 0.0km

累計距離 : 22,639km
本日の出費

食費 : 760円

観光費 : 800円

宿泊費 : 0円

雑費 : 660円

費用詳細 : 観光費:歌舞伎座一幕見、雑費:電車運賃

現在地 : 東京都江戸川区  ( 全走行図 )

カントリーロード

 今日は日本のややお堅い機関を見て周った。連日同様に今朝も電車に揺られて、今日は日本橋へと降り立った。もう3日目ともなると、あれほど最初は緊張した電車の旅も慣れたものである。そして、そんな自分が嬉しく笑みこぼしながら、今日も改札口を越えた。迎えてくれたのは重層な石造りの三越本店、日本橋、そして日本銀行本店。その目の前に立てられているのが貨幣博物館で、高校生の社会科見学に紛れながら、落ち着かない見学となってしまったが、しかし、お金の歴史について詳しく述べられた内容の濃さに、充実した見学となった。そしてお次は東京証券取引所へと足を運ぶ。テレビの株価ニュースでは必ずといって言いほど出てくる取引ルーム、それをこの目で実際に見てみたく足を運んだのだ。そして併設されている資料館も同時に見学。日本経済をこうして目の当たりにし、今まで別世界だと思っていた株の世界も身近に感じることができ、実際の目で見てみることの大切さをしみじみと感じる見学であった。

重層な作りの三越本店
今日も来ました日本橋
日本銀行本店
貨幣博物館にもお邪魔♪

 この後も観光は続く。銀座の繁華街を見ながら、そして人込みに紛れながらも向かった先は歌舞伎座である。最初は一目その建物を見るだけでもと思い向かったのだが、しかし、聞いてみると一幕だけの格安チケットがあるらしい。さっそく銀座の中に一風変わった華やかでいて古風な建物である歌舞伎座へと入っていくと、あるではないか、800円と超お買い得な価格である。いや、いつもの金銭感覚からすれば高い値段であるが、しかし、一般座敷席はなんと15000円以上もする値段だけにこの値段がとても安く感じ、迷わず中へと入り歌舞伎に見入った。ただ、私にはその内容はさっぱり(汗) 三味線?を弾くたくさんの人が後方で並び奏で、その前の舞台で役者が演じる姿に、最初こそ驚くのだが、しかし、その内容が分からない。いや、内容がないのではと思ってしまうほどで、言葉数はほとんどなく、ただ演舞を披露しているかだけの様にも見えるほどである。ただ、ファンの方も多いようで、こうした高価な席にも関わらずほぼ満員のようみ見受けられ、また、掛け声を飛ばす方も多々見られたのには驚いた。しかし、私はその掛け声でさえ当惑するほどであったが、それでもずっと見てみたかった歌舞伎だけに、こういうものかと自分で納得した満足いく見学でもあった。

東京証券取引所も見学
歌舞伎座で歌舞伎も見学
そしてリベンジ!
参議院見学
&憲政記念館見学

 この後は地下鉄に揺られて昨日のリベンジである国会議事堂へと向かった。今日の午後よりまた一般公開が開始されると聞いて、こうして時間を調整して訪ねたのだが、実際はさすが国の行政機関だけあって見学時間までも厳しく決められ、13時と15時の今日は2回となっていた。到着は14時と中途半端な時間ではあったが、それでも見学できることにホッとし、しばらく休憩室で待たせてもらって、そして引率員に案内してもらいながら国会内を見学した。耐久性を考え石造りであり、また国の誇りとして国産で作られたこの国会は、今こうして改めてみると、一部を除きやはり老朽化が目だった。壁のヒビや設備の古さ、そして一番気になったのが、机の上に山の様に詰まれた事務所での資料の数々・・・ その量にも驚いたが、その一昔前のテレビドラマを思い出させるような積み方に唖然としてしまった。そんな光景も脇より伺えた国会内であったが、しかし、議会室だけはやはり神聖な雰囲気が漂い、そして空気の重さをも感じた。ここで国が動いているのか!そう肌で感じながらの国会を見学し、そしてその後は国会前に建てられている憲政記念館で、国のかたちについてさらに詳しく学び今日の見学を終えて、 マーボ宅へと帰路についた。

 18時ごろ戻ってからは、明日以降の東京見学予定を立てたり、またネットで情報収集したりしてすごし、そして夜は22時過ぎ、今夜も昨日もみんなに加え、さらに2人も来てくれて、以前、四国でマーボと会ったときに話してくれた場所へと連れて行ってくれた。そこはジブリ映画「耳をすませば」の舞台になった多摩市の桜ヶ丘で、田中さんの車に揺られてもう夜は0時ごろの出発!楽しい会話に弾ませながら、2時間以上のドライブの末に到着したそこ桜ヶ丘は、あの映画が目の前に現れたと錯覚するほどであった。ただ、実際によく見てみると、具体的にはここが、あそこで、ここがそこだよと言った場面はほとんどない。しかし、その雰囲気がまさにそのままであり、町の空気が耳をすませばの中にいるかのようであった。6人、そんな町を車から降り、2時間ほど散策しただろうか、時には町を見下ろす階段を駆け上り、そして、映画の真似をみんなでしながら、また駆け下りる。そんな触れ合いが忘れられない思い出を積み重ねていった。そして最後、丘の上へと上がりそしていつまでの街をみんなで見下ろしていた。とりわけ高い丘でもなく、また目の前の夜景も決して光華やかではないが、しかし、何の変哲もない素朴な夜景だからこそ、こうして時間を忘れているまでも眺められ、映画の懐かしさを越え、自分の目に焼きつく夜景であった。そして最後のマーボたちの演出は、なんとその映画のテーマソングとなっているカントリーロードをその夜景の前で聞かせてくれたこと。旅にあった曲だけに、また自分もよく旅の中で口ずさむ曲だけに聞き入り、そして故郷を思い出しながら、思わず目に涙を堪え、目の前に夜景にいつまでも見つめていた・・・

 帰路は車に揺られていつの間にか寝てしまい、気づいた時にはもうマーボ宅へと到着していた。空も白み始めた朝6時であった。ありがとうございました。

「耳をすませば」の里
桜ヶ丘にて♪
車に揺られて

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : 炒めごはん・スープなど
 ・昼食 : ハンバーグ定食
 ・夕食 : ごはん・茶碗蒸し・鳥唐揚げ・サラダ等♪




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